◇第三十一話◇壁外調査初日の洗礼
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アレはなんだろう?
巨人?
凄く大きな何かが、猛スピードで走ってやってくる。
あぁ、やっぱり巨人だ。
戦わなくちゃ。
あれ、超硬質スチールがない。
それじゃ、戦えない。
逃げなきゃ。
え、うそ…。
立体起動装置が壊れてる。
このままじゃ逃げられない。
どうしよう、どうしよう。
大きな手がそこまで迫ってる。
気持ちの悪い口が大きく開いて―。
「なまえ!!起きて!!」
「ん~?」
身体を左右に大きく揺さぶられて、目が覚めた。
よかった。
あれは夢だったらしい。
怖かった。
「いつまで寝ぼけてるの!?早く準備しないと遅刻しちゃうよ!?」
「え!?今何時!?」
焦っているルルの顔を見て、私はようやく事態を把握する。
飛び起きた私は、ルルが教えてくれた時間を聞いて、夢であれと願った。