鳳ちょっと落ち着け、な?
あなたの名前を教えてください
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「藍野さん!」
ハキハキとした声が、私の後ろから聞こえてきた。
まただ…またアイツが来た。
「…おはよう。長太郎。」
鳳長太郎、デカいけどこれでもわたしより年下な訳で……。
「藍野さん!朝から会えて嬉しいです!」
毎朝会ってるじゃない…部活の朝練に行ってるんだから。
喉まで出かかったこの言葉をぐっと飲み込んだ。
1言い返すと10返ってくるのがこの男だから。
「亮ちゃんならもうとっくに教室に行ったけど?」
わたしは3年の校舎へ向かって指を指す。
こいつはわたしの幼なじみの宍戸亮の後輩でもある。
「宍戸さんには さっき部室で挨拶をしましたので。」
そう言って長太郎は肩からかけているテニスバックから可愛らしい包み(なんか大きいんだけど…)を取り出した。
「藍野さん!こないだのお礼です!」
一瞬頭の上に はてなマークがよぎった。
あぁ、そういえばこないだサーブの練習をしていた時にスピードメーターを持ってあげたような気がする。
「スピードメーターのこと?別にいいのに。」
「藍野さんには!いっっっつも!お世話になってますから!俺の気持ちです!」
そう言って、長太郎はわたしに包みを(無理やり)手渡した。
「まぁ…もらっとく……ありがと。」
「大事にしてくださいね!あと着てみたら感想聞かせてください!」
それだけ言って、長太郎は走り去ってしまった。
「……?」
わたしは思わず首を傾げる。触れた感じだとなにか布のような感触がしている。
何気なく包みを開き、中身を取り出すと…
「なんじゃこりゃ?!」
中には服やスカート、ショートパンツ、挙句に靴下やらタオルまで入っている。
何故か全てサイズはぴったり…って
「キモ!!?なに?!なんであいつサイズ知ってんの?!こわ?!」
わたしは思わず場所もわきまえず叫んでしまった。
言った覚えもないし、てゆか言っててもこんなん渡すやつがいるか!!?
わたしは朝からとても憂鬱な気持ちになった。
「清々しい朝を返して欲しい…。」
この願いはいつか届くのだろうか…。
ハキハキとした声が、私の後ろから聞こえてきた。
まただ…またアイツが来た。
「…おはよう。長太郎。」
鳳長太郎、デカいけどこれでもわたしより年下な訳で……。
「藍野さん!朝から会えて嬉しいです!」
毎朝会ってるじゃない…部活の朝練に行ってるんだから。
喉まで出かかったこの言葉をぐっと飲み込んだ。
1言い返すと10返ってくるのがこの男だから。
「亮ちゃんならもうとっくに教室に行ったけど?」
わたしは3年の校舎へ向かって指を指す。
こいつはわたしの幼なじみの宍戸亮の後輩でもある。
「宍戸さんには さっき部室で挨拶をしましたので。」
そう言って長太郎は肩からかけているテニスバックから可愛らしい包み(なんか大きいんだけど…)を取り出した。
「藍野さん!こないだのお礼です!」
一瞬頭の上に はてなマークがよぎった。
あぁ、そういえばこないだサーブの練習をしていた時にスピードメーターを持ってあげたような気がする。
「スピードメーターのこと?別にいいのに。」
「藍野さんには!いっっっつも!お世話になってますから!俺の気持ちです!」
そう言って、長太郎はわたしに包みを(無理やり)手渡した。
「まぁ…もらっとく……ありがと。」
「大事にしてくださいね!あと着てみたら感想聞かせてください!」
それだけ言って、長太郎は走り去ってしまった。
「……?」
わたしは思わず首を傾げる。触れた感じだとなにか布のような感触がしている。
何気なく包みを開き、中身を取り出すと…
「なんじゃこりゃ?!」
中には服やスカート、ショートパンツ、挙句に靴下やらタオルまで入っている。
何故か全てサイズはぴったり…って
「キモ!!?なに?!なんであいつサイズ知ってんの?!こわ?!」
わたしは思わず場所もわきまえず叫んでしまった。
言った覚えもないし、てゆか言っててもこんなん渡すやつがいるか!!?
わたしは朝からとても憂鬱な気持ちになった。
「清々しい朝を返して欲しい…。」
この願いはいつか届くのだろうか…。
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