「暑い…。なんだこのありえねー暑さは…」

「ただいま」

「お、お帰りー…ってか、お前!!何ちゃっかりアイスキャンディー食ってんだよ!!」

「暑かったから今コンビニで買ってきた」

「俺の分は？」

「ないよ」

「はァ!?なんでだよ!!」

「だってこの暑さじゃ家に着く前に溶けちゃうって」

「ちぇっ…。ところでお前」

「なに？」

「コンビニからアイス食いながら帰ってきたのか」

「そうだよ」

「馬鹿野郎っ!!」

「えぇ!?なんで怒んの!?」

「棒状のものを美味そうにしゃぶるなんてエロすぎんだろ!!そんな姿、近所の男どもに簡単に晒してんじゃねーよ!!」

「はああぁ!?馬鹿じゃないの!?そんなアホなこと考えんのお前くらいだよ!!暑さで頭やられただろ!?」

「あぁーもう、この無自覚がっ!!お前、いつか襲われちまうぞ!!」

「そんな変態お前以外にいるわけねーだろ!!」

「男は皆変態に決まってんだよ!!少しは気をつけて行動しろよ!!」

「もう意味分かんね……あああぁ!!」

「おわっ!!なんだよ急に…」


「お前が馬鹿なことばっか言ってるからアイス溶けちゃったじゃねーか!!」

「あ、悪ぃ」

「責任取れよ!!一番好きなアイス、最後の一個だったんだからな!!」

「あー…分かった分かった。ちゃんと責任取るから、ちょっとこっち来い」

「なんだよ」

「代わりにこれしゃぶれって」

「……」

「いやーお前があんまりにもエロくて可愛いからさ。俺のアイスキャンディが勃っ…」

「くたばれ変態!!」






END