再放送してるドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る』の５話観て号泣してしまった。

タイトルがあまりにもイケてなくてずっと食わず嫌いしてたんだけど、何気なくチャンネルまわしたら主役っぽい男の子が綺麗な顔してて、おやおや😋と思って観てたら同級生の男子にゲイであることを教室中にアウティングされるシーンがあってな、おやおや😓と思ってそのまま続き観てたらそのゲイの男の子が教室の窓から飛び降りるっていう衝撃展開が来てうっかり泣いてしまった。
これ、同性愛者であることをバラされて自殺考えたことある人なら確実に刺さるし致命傷になるやつやん。

苦しい。
しかし深い共感がある。

昔と違って今は性的少数者への理解や認知が広まってる印象があるけど、ドラマ内で言われていた通り、そんな世間様の風潮とかはどうでもよくて、当事者の周りにいる人間にとっては、自分がその当事者を気持ち悪いと「思う」か「思わない」かでしか、その人を判断することができないんだよな。
あいつは好きで同性愛者として産まれてきたわけじゃない、同性愛者を差別するのはよくない。そんなこと分かってる。でも体が受け付けない。
しかも『自分はゲイの友だちを気持ち悪いと思わない』って言ってくれた主人公の親友、『もしかしてお前もゲイなのかよ』ってハッパかけられたら即座に自分は違う！って否定するんだもんな。気持ち悪いと思ってる証拠じゃんそれ。

主人公の男の子が「普通がよかった」って思いながら飛び降りるとこマジで切ない。何が普通で何が普通じゃないのかなんてそもそも定義できるものではないんだけど高校生の彼らにとっては教室内の『多数派』が絶対的な「普通」であり「正義」であるわけだから、少数派の居場所なんてどこにもないんですよね。しんどい。そりゃ飛び降りるわ。どこにも誰にも助けを求めることができない。なら自分で自分を救うしかない。

６話まだ観てないんだけど、このあと女の子と普通に付き合うようになりました、めでたしめでたし。みたいな展開になったらやだな。でもどうやってあの苦しみを抱えて生きていくんだろう？転校？