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日記

シロナガスたぬきとパーフェクトブルー

2020/03/18 23:47
日常考察感想
映像研の作者、大童澄瞳先生の過去のツイキャスがユーチューブで観れるんですけど、長いし話面白いので作業用BGMに最適なんですね。先生の名前もしくはシロナガスたぬきで検索すればすぐ出てくるので良かったらぜひ。

で、その配信の中で、大童先生にとっての「好きな映画」の定義をお話ししてたんですね。それはラストシーンを憶えているかどうか、らしいんですが、『衝撃的なラストが好きで、バシッと決まってるやつが良い』みたいなことを言ってたんすよ。だけどラストを憶えてる映画ってあんまり無いな~って。
で、視聴者コメで「『パプリカ』はどうですか?」って質問が来て、そしたら先生は「ラストは憶えてない。でも、パプリカっていわれて思い出した。『パーフェクトブルー』だな。パーフェクトブルーのラストは憶えてる」って。今敏監督の映画は好きだって語ってくれて「僕は将来、今監督と仕事したいと思ってた。でも死んじゃったんですよね」なんて締めくくるから泣きそうになっちまったじゃないか。

ところで、『パーフェクトブルー』のラストシーンってどんなだったかな。何度か観たはずで、私もミマちゃんのラストのひとことに鳥肌立った記憶があるのにそのひとことが何だったか思い出せない。と、いうことで、ズルではありますが パーフェクトブルー ラストシーン で検索してみました。

あああああこれは!
バシィッ!!! だな。

一応ネタバレ配慮してここには書かないけど!
カッッッコイイイイ!!
いや違うんだよ、一般的な意味の格好良いじゃないんだよ。
台詞の選び方がさあ!
オチの付け方がさああああ!
事件が終わったあとの清々しさとなんかまだちょっと病んでるような、不穏な感じも残しつつのラストシーン。秀逸です。

これ公開が98年なんですね。97年にTV版ウテナが終わってすぐの作品なんだけど、内容おさらいしてみたらウテナとほとんど同じこと描いてんじゃね?ってなったからあとでちゃんと観直してみよう。いやこれマジで観ないとダメなヤツかもしれん。虚構と現実と劇中劇。「あなた、誰なの?」。

今監督が雑誌のインタビューで語ったというこの一文やばいな。

“本当の私などどこにもいない。周囲の人間によって規定されるのであって、自分の主張によって成り立つものではない”

やばいな。
人類総薔薇の花嫁説だな。

とにかくもっかいちゃんと観ないと。

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