1.純白のココロ
「ユダ、今更こんなことを尋ねるのもどうかと思ったのですが……」
唐突な切り出しに、ユダはどうかしたのかと怪訝な顔でシンを見つめた。
「シン?」
名を呼べば、シンは意を決したかのように口を開く。その口から紡がれたのは、彼にしては奇妙な問いかけだった。
「どうして、白なのですか?」
「?」
問いかけの意味が分からず目を瞬かせれば、シンは言い訳するように言葉を続ける。
「実は今日、その……レイから聞かれまして」
「リボンの色を、か?」
尋ねると、案の定シンは首を縦に振った。
唐突な切り出しに、ユダはどうかしたのかと怪訝な顔でシンを見つめた。
「シン?」
名を呼べば、シンは意を決したかのように口を開く。その口から紡がれたのは、彼にしては奇妙な問いかけだった。
「どうして、白なのですか?」
「?」
問いかけの意味が分からず目を瞬かせれば、シンは言い訳するように言葉を続ける。
「実は今日、その……レイから聞かれまして」
「リボンの色を、か?」
尋ねると、案の定シンは首を縦に振った。
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