SIDE STORY
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真夏の太陽④
夢はバスタオルでぐるぐる巻きなると、乾燥機のある脱衣場に入れられた。
「夢ー乾燥機終わるまででできたらダメだぞ」
「バ、バスタオル一枚で出たりしないよ!」
それもそうだなと悠仁がリビングに戻ってきた。
「ナナミン、夢助けてくれてありがとう」
「どういたしまして それよりここまでのタクシーで大分怪しまれました」
「あ、なんて説明したの?」
「恋人が倒れたと」
「え!?…状況が状況だからしょうがないけど…俺複雑…ナナミンと夢…」
悠仁が落ち込んでいく姿を見て七海が続けた。
「冗談です 親戚の子だということにしました」
「…なんだ親戚ね…」
「私と夢さんでは不釣り合いですか?」
「ダメダメダメ!!」
「いや…ダメとかではなくて…例え話ですよ」
「俺は夢が他の人といるの…考えたくない…」
夢が乾燥を終えたワンピースを着てリビングへやってきた。
「七海さん、乾燥機ありがとうございました よかったー乾いてくれて…悠仁くん?どうしたの?」
「ん?なんでもなーい 帰ろうぜ夢」
「うん 七海さん今日はありがとうございました」
「どういたしまして 荷物重いですけど二人とも送っていきましょうか?」
「サンキュー、でも大丈夫 これくらいなら余裕で持てるから」
「…虎杖くん、さっきのは例え話ですから でも気にされたなら謝ります」
夢は何の話だろうと首をかしげる。
「ん、気にしてないよ ナナミン」
「なんの話ですか?」
「…虎杖くんが夢さんに一途だという話ですよ 家入さん待ってるんじゃないですか?早く高専に戻った方がいいですよ」
そう言うと七海は玄関で二人を見送りドアを閉めた。
「ふう…あの落ち込み具合…後でまた虎杖くんに謝らないとだめですね…」
高専方面へ向かうバスはいつも通り乗客が二人以外いない。悠仁と夢は一番後ろのシートに座った。悠仁は窓の外の景色を眺めている。
「悠仁くん七海さんに何か言われたの?」
「…夢俺と付き合ってて満足?幸せ?」
悠仁は足元を見ながらぽつりと言った。
「え?なんでそんなこと聞くの?」
「女子ってか夢はナナミンみたいな大人の方が好きなんじゃないかなって 俺、ガサツだしさ…ナナミンみたいに紳士的な感じ全くないしそれに」
「悠仁くん」
悠仁が夢に顔を向けると怒ってるようにも見える。
「私は悠仁くんの、そのままが好きなの 七海さんは尊敬してるけどそれは一人の大人として、先輩として 悠仁くんは誰にも代えられないし私はそのままの悠仁くんが大好きなの そんな悲しいこと言わないで」
「夢…」
夢が悠仁の手を強く握った。
「悠仁くん今日だって任務終わってすぐかけつけてくれたんでしょ?普段から悠仁くんとっても優しいし、私を笑顔にしてくれるし、そういうとこ大す…」
途中まで言いかけると目をつぶる間もなくそっと唇を重ねられていた。
「ゆ、悠仁くん…!いくら人いないからって!」
「ごめん、我慢できなかった」
「やっぱりそういうとこは直してほしいかな…」
「え!やっぱり…」
夢が悠仁に耳打ちする。
「 帰ってからいっぱいぎゅーってしよ? 」
悠仁が隣で真っ赤になっている。
「俺は…夢のそういう不意打ちに可愛いこと言うの直してほしい…いや…そのままがいい…」
真夏の太陽 ―END―
夢はバスタオルでぐるぐる巻きなると、乾燥機のある脱衣場に入れられた。
「夢ー乾燥機終わるまででできたらダメだぞ」
「バ、バスタオル一枚で出たりしないよ!」
それもそうだなと悠仁がリビングに戻ってきた。
「ナナミン、夢助けてくれてありがとう」
「どういたしまして それよりここまでのタクシーで大分怪しまれました」
「あ、なんて説明したの?」
「恋人が倒れたと」
「え!?…状況が状況だからしょうがないけど…俺複雑…ナナミンと夢…」
悠仁が落ち込んでいく姿を見て七海が続けた。
「冗談です 親戚の子だということにしました」
「…なんだ親戚ね…」
「私と夢さんでは不釣り合いですか?」
「ダメダメダメ!!」
「いや…ダメとかではなくて…例え話ですよ」
「俺は夢が他の人といるの…考えたくない…」
夢が乾燥を終えたワンピースを着てリビングへやってきた。
「七海さん、乾燥機ありがとうございました よかったー乾いてくれて…悠仁くん?どうしたの?」
「ん?なんでもなーい 帰ろうぜ夢」
「うん 七海さん今日はありがとうございました」
「どういたしまして 荷物重いですけど二人とも送っていきましょうか?」
「サンキュー、でも大丈夫 これくらいなら余裕で持てるから」
「…虎杖くん、さっきのは例え話ですから でも気にされたなら謝ります」
夢は何の話だろうと首をかしげる。
「ん、気にしてないよ ナナミン」
「なんの話ですか?」
「…虎杖くんが夢さんに一途だという話ですよ 家入さん待ってるんじゃないですか?早く高専に戻った方がいいですよ」
そう言うと七海は玄関で二人を見送りドアを閉めた。
「ふう…あの落ち込み具合…後でまた虎杖くんに謝らないとだめですね…」
高専方面へ向かうバスはいつも通り乗客が二人以外いない。悠仁と夢は一番後ろのシートに座った。悠仁は窓の外の景色を眺めている。
「悠仁くん七海さんに何か言われたの?」
「…夢俺と付き合ってて満足?幸せ?」
悠仁は足元を見ながらぽつりと言った。
「え?なんでそんなこと聞くの?」
「女子ってか夢はナナミンみたいな大人の方が好きなんじゃないかなって 俺、ガサツだしさ…ナナミンみたいに紳士的な感じ全くないしそれに」
「悠仁くん」
悠仁が夢に顔を向けると怒ってるようにも見える。
「私は悠仁くんの、そのままが好きなの 七海さんは尊敬してるけどそれは一人の大人として、先輩として 悠仁くんは誰にも代えられないし私はそのままの悠仁くんが大好きなの そんな悲しいこと言わないで」
「夢…」
夢が悠仁の手を強く握った。
「悠仁くん今日だって任務終わってすぐかけつけてくれたんでしょ?普段から悠仁くんとっても優しいし、私を笑顔にしてくれるし、そういうとこ大す…」
途中まで言いかけると目をつぶる間もなくそっと唇を重ねられていた。
「ゆ、悠仁くん…!いくら人いないからって!」
「ごめん、我慢できなかった」
「やっぱりそういうとこは直してほしいかな…」
「え!やっぱり…」
夢が悠仁に耳打ちする。
「 帰ってからいっぱいぎゅーってしよ? 」
悠仁が隣で真っ赤になっている。
「俺は…夢のそういう不意打ちに可愛いこと言うの直してほしい…いや…そのままがいい…」
真夏の太陽 ―END―
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