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小さな夏祭り④
「…花火楽しかったね」
「そうだな」
「悠仁くんの浴衣も見れたし」
「俺は夢の浴衣見れて嬉しかった あ…誰か来る 夢、ちょっとしっ」
悠仁が倉庫の壁の影に入ると、夢の手を引き胸に抱え込むように夢を抱き寄せた。
「花火上げたやついるのか!まったく…どこに行ったんだ…」
探しに来た人物の気配がなくなると悠仁が顔を出して確認する。
「バレなかったな…」
悠仁が気づくと夢を思い切り抱きしめて夢の顔が自分の胸板に密着していることに気付いて慌て始める。
「あ、夢ゴメン!苦しかったよな」
夢が抱えられたまま胸の中で顔を上げた。
「う、ううん、ビックリした…悠仁くんありがとう」
悠仁がそっと夢を抱え込んでいた腕を解いた。
「おう、見つからなくてよかった」
「野薔薇ちゃんと恵くん…いないね」
「アイツら先に部屋に帰ったのかな なんか言ってくれてもいいのにな」
2人が何も言わずにしばらく時間がたつ。
「「夢 悠仁くん」」
同時に名前を呼んで笑う。
「これやろっか」
「線香花火?さっきみんなでやればよかった」
「夢と二人っきりでやりたかった」
悠仁が一つ夢に手渡すと小さくなったロウソクを取り出し、二人でしゃがみ込む。
「夢、せっかくだから勝負しようぜ」
「勝負?勝ったらどうなるの?」
「んーそうだな 一番長くもった方の願いを1つ叶えるってどうだ?」
「うん、いいよ! 面白そう」
2人が同時に線香花火に火を点けると小さい明かりが二人を包み込む。小さな光に集中する夢を悠仁は横目でじっとみる。
アップにした髪で夢の耳と首筋が見える。
集中している夢の口はキラキラとリップが輝く。
さっき抱き寄せた時の感触を悠仁は思い出すと顔がゆるんできた。
「あっ」
夢が声を出すと線香花火が終わっていた。その直後に悠仁のも落ちた。
「俺の勝ち!」
「えー少しの差だったのにー」
「夢、俺の願い事聞いてくれる?」
夢はうなずくと、しゃがんだまま悠仁のことを見つめる。
「俺とずっと仲良くしてくれる?…ずーっと」
「うんもちろん! え、そんなお願い事でいいの?」
夢は笑顔で即答すると悠仁は言いたいことが伝わってなかったかなと困った顔をする。
「結構大変な願い事だと思うぞ?」
「そうかな…?ハンバーグ作ってとかそういうお願い事かと思ったから」
「夢の作ったハンバーグも捨てがたいな…いや、こういうのは特別な願い事だから」
「ずーっと仲良くする以外だったら?」
勝負に勝った願い事で付き合って彼氏にほしい、というのも変な話だしなと悠仁は腕を組んで考える。
「じゃあさ、次のオフ俺とデートして」
「…デート?」
「二人っきり 俺のデートプランに一日付き合ってくれるってのはどう?」
「…うん、悠仁くんがそう言うなら」
悠仁が小指を差し出すので夢が自分の小指を絡ませる。
「約束な」
「うん、悠仁くんと次のオフにデートね 約束」
→
「…花火楽しかったね」
「そうだな」
「悠仁くんの浴衣も見れたし」
「俺は夢の浴衣見れて嬉しかった あ…誰か来る 夢、ちょっとしっ」
悠仁が倉庫の壁の影に入ると、夢の手を引き胸に抱え込むように夢を抱き寄せた。
「花火上げたやついるのか!まったく…どこに行ったんだ…」
探しに来た人物の気配がなくなると悠仁が顔を出して確認する。
「バレなかったな…」
悠仁が気づくと夢を思い切り抱きしめて夢の顔が自分の胸板に密着していることに気付いて慌て始める。
「あ、夢ゴメン!苦しかったよな」
夢が抱えられたまま胸の中で顔を上げた。
「う、ううん、ビックリした…悠仁くんありがとう」
悠仁がそっと夢を抱え込んでいた腕を解いた。
「おう、見つからなくてよかった」
「野薔薇ちゃんと恵くん…いないね」
「アイツら先に部屋に帰ったのかな なんか言ってくれてもいいのにな」
2人が何も言わずにしばらく時間がたつ。
「「夢 悠仁くん」」
同時に名前を呼んで笑う。
「これやろっか」
「線香花火?さっきみんなでやればよかった」
「夢と二人っきりでやりたかった」
悠仁が一つ夢に手渡すと小さくなったロウソクを取り出し、二人でしゃがみ込む。
「夢、せっかくだから勝負しようぜ」
「勝負?勝ったらどうなるの?」
「んーそうだな 一番長くもった方の願いを1つ叶えるってどうだ?」
「うん、いいよ! 面白そう」
2人が同時に線香花火に火を点けると小さい明かりが二人を包み込む。小さな光に集中する夢を悠仁は横目でじっとみる。
アップにした髪で夢の耳と首筋が見える。
集中している夢の口はキラキラとリップが輝く。
さっき抱き寄せた時の感触を悠仁は思い出すと顔がゆるんできた。
「あっ」
夢が声を出すと線香花火が終わっていた。その直後に悠仁のも落ちた。
「俺の勝ち!」
「えー少しの差だったのにー」
「夢、俺の願い事聞いてくれる?」
夢はうなずくと、しゃがんだまま悠仁のことを見つめる。
「俺とずっと仲良くしてくれる?…ずーっと」
「うんもちろん! え、そんなお願い事でいいの?」
夢は笑顔で即答すると悠仁は言いたいことが伝わってなかったかなと困った顔をする。
「結構大変な願い事だと思うぞ?」
「そうかな…?ハンバーグ作ってとかそういうお願い事かと思ったから」
「夢の作ったハンバーグも捨てがたいな…いや、こういうのは特別な願い事だから」
「ずーっと仲良くする以外だったら?」
勝負に勝った願い事で付き合って彼氏にほしい、というのも変な話だしなと悠仁は腕を組んで考える。
「じゃあさ、次のオフ俺とデートして」
「…デート?」
「二人っきり 俺のデートプランに一日付き合ってくれるってのはどう?」
「…うん、悠仁くんがそう言うなら」
悠仁が小指を差し出すので夢が自分の小指を絡ませる。
「約束な」
「うん、悠仁くんと次のオフにデートね 約束」
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