FRIENDS
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ジェントルマン
夢は家入に頼まれた古い資料を保管室へ台車を使って運んでいた。
「うーん、やっぱり2回にわけるべきだったかな…」
箱自体は重くないものの、台車に積み上げた段ボールは夢の背の高さを超えていてまともに前が見えない。
エレベーターまで到着すると下行きのボタンを押す。
しばらくするとエレベーターが到着し、ドアが開いた。
エレベーターは小さく、台車を乗せると大人二人乗るのがやっとなサイズのものだった。
夢は前が見えない分ゆっくりと、台車を押して乗り込んだ。台車を壁ギリギリまでつけると夢のぴたっとつくように背後でドアが閉まった。
乗れたーと一息ついたところで横を見ると背の高い男性が立っていたのに気づき夢は思わず声を上げる。
「叫びたいのは私の方です」
「あ!七海さん…」
夢が体の向きを変えると目の前に七海の胸がくる距離感になってしまった。
「あ、ごめんなさい見えてなくて」
「夢さん、大きな荷物で乗るときは一声かけた方が良いと思いますよ」
「はい、以後そうします…度々ごめんなさい…身動きとれないんです」
夢は七海のほんの数センチの距離にいて動くに動けない。
チーンとドアが開き停止した反動で乗っていた段ボールが落ちてくるのを七海は夢をかばい、箱をよけた。
夢は段ボールどころか、七海さんに肩抱かれてる!とパニックになる。
「大丈夫ですか?台車にはものを乗せるリミットがあると思いますよ」
「ごめんなさい…」
「ここの階でいいんですか?」
外をみると下ではなく、上に行っていたことに気づく。
「あ…違います…下のボタンを押したつもりが…」
「私が上を押していたとこ夢さんが乗ってきたんですよ」
そう言えば行先見ていなかったというか見えなかったと気まずそうにする。
「あれ?ナナミーン!夢じゃん、どうしたの」
七海はそっと夢を離した。
「虎杖くん、その呼び方止めてください」
「悠仁くん、私が間違えてこの階来ちゃったの。七海さんありがとうございました」
悠仁が手を振り、ドアが閉まりかけたとこで、七海がボタンを押して、再度開いたドアに悠仁を押し込んだ。
「虎杖くん、こういう時は見送りじゃなく、手伝う方がベターですよ」
そういうとドアが閉まり夢と悠仁は倉庫へと向かった。
ジェントルマン ー END
夢は家入に頼まれた古い資料を保管室へ台車を使って運んでいた。
「うーん、やっぱり2回にわけるべきだったかな…」
箱自体は重くないものの、台車に積み上げた段ボールは夢の背の高さを超えていてまともに前が見えない。
エレベーターまで到着すると下行きのボタンを押す。
しばらくするとエレベーターが到着し、ドアが開いた。
エレベーターは小さく、台車を乗せると大人二人乗るのがやっとなサイズのものだった。
夢は前が見えない分ゆっくりと、台車を押して乗り込んだ。台車を壁ギリギリまでつけると夢のぴたっとつくように背後でドアが閉まった。
乗れたーと一息ついたところで横を見ると背の高い男性が立っていたのに気づき夢は思わず声を上げる。
「叫びたいのは私の方です」
「あ!七海さん…」
夢が体の向きを変えると目の前に七海の胸がくる距離感になってしまった。
「あ、ごめんなさい見えてなくて」
「夢さん、大きな荷物で乗るときは一声かけた方が良いと思いますよ」
「はい、以後そうします…度々ごめんなさい…身動きとれないんです」
夢は七海のほんの数センチの距離にいて動くに動けない。
チーンとドアが開き停止した反動で乗っていた段ボールが落ちてくるのを七海は夢をかばい、箱をよけた。
夢は段ボールどころか、七海さんに肩抱かれてる!とパニックになる。
「大丈夫ですか?台車にはものを乗せるリミットがあると思いますよ」
「ごめんなさい…」
「ここの階でいいんですか?」
外をみると下ではなく、上に行っていたことに気づく。
「あ…違います…下のボタンを押したつもりが…」
「私が上を押していたとこ夢さんが乗ってきたんですよ」
そう言えば行先見ていなかったというか見えなかったと気まずそうにする。
「あれ?ナナミーン!夢じゃん、どうしたの」
七海はそっと夢を離した。
「虎杖くん、その呼び方止めてください」
「悠仁くん、私が間違えてこの階来ちゃったの。七海さんありがとうございました」
悠仁が手を振り、ドアが閉まりかけたとこで、七海がボタンを押して、再度開いたドアに悠仁を押し込んだ。
「虎杖くん、こういう時は見送りじゃなく、手伝う方がベターですよ」
そういうとドアが閉まり夢と悠仁は倉庫へと向かった。
ジェントルマン ー END