FRIENDS
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おつかい
朝、遠出の任務から帰って来た悠仁が医務室を覗きにくると夢が家入にお使いを頼まれていた。
ちょうどよかったと、虎杖に荷物持ちしてもらえと家入に二人は追い出され、駅へと向かうことにした。
朝も早く出勤、通学に向かう人でごった返していた。
夢はお互い制服を着ていると同級生と通学するのはこんな感じなんだろうかと考える。
「夢、どうした?」
「悠仁くんと電車通学してたらこんな感じなのかな…て思って」
「たしかに…寮にいると電車も乗らないもんな 夢と電車通学ってなんかいいな」
いつものようにニコッと笑う悠仁に夢はドキドキする。
付き合ってたら手を繋いで仲良く電車に乗ったのだろうかと夢は想像し顔を赤くする。
「夢顔赤いぞ?もしかして熱!?」
悠仁がさっと夢のおでこに手をあてる。悠仁の大きな手を当てられて耳まで赤くなる。
「だ、大丈夫だよ!」
「ほんと?辛かったらちゃんと言ってくれよ?」
夢はうなずくと二人はホームへとやってきた。
ラッシュの時間帯ともあってどの車両も満員だった。仕方なく二人は電車に乗り込んだ。
夢をドアの前に立たせると人の流れに乗せられ悠仁が後ろから抱え込む形になる。
「夢大丈夫?」
後ろから悠仁の心配する声を聴いて夢は答えながら振り向いた。
「なんとか…」
狭い空間で振り替えると目の前に悠仁の顔があった。
夢が押し潰されないようにとドアに手を押し付けいて、左右悠仁の腕に囲われている。
壁ドン?ドアドン??顔あげたら鼻と鼻がぶつかりそうな距離だと夢がパニックになりながらも慌てて下を向いた。
悠仁もキスできてしまいそうな距離に喉を鳴らす。
電車が大きく揺れると悠仁がドアに付いていた手に力が入る。
「夢、倒れそうだったら俺に捕まっていいから」
夢は捕まると言ってもどこに?と考えながらそっと腕を回し悠仁の背中の制服を両手でつかんだ。
腕に捕まるだろうと思ったいた悠仁は回された夢の腕に心臓が跳ね上がる。
天井を見上げ自分を落ち着かせようとしている。
夢は交流会のとき再開した際はあんなに無意識に抱き着いたのに意識するとこんなにも緊張するのかと手に力が入ってしまう。
次の駅に停車すると反対側のドアが開き、さらに人が乗り込んでくる。夢の目の前に悠仁の胸板がさらに顔に近づいてくる。
「ごめん夢、頭借りる」
夢はどういうことかと考えた瞬間悠仁の顎が夢の頭の上に乗っている。決して体重をかけるわけではなくちょこんと乗せる程度だったがそうすることによってさらに悠仁と密着する。
夢は悠仁の胸から鼓動が聞こえる。心なしか早いようにも思えた。
いつものおつかい、いつもの目的地、なのに永遠に駅に着かないような、着いてほしくないような、特別なおつかいの時間。
おつかい ― END
朝、遠出の任務から帰って来た悠仁が医務室を覗きにくると夢が家入にお使いを頼まれていた。
ちょうどよかったと、虎杖に荷物持ちしてもらえと家入に二人は追い出され、駅へと向かうことにした。
朝も早く出勤、通学に向かう人でごった返していた。
夢はお互い制服を着ていると同級生と通学するのはこんな感じなんだろうかと考える。
「夢、どうした?」
「悠仁くんと電車通学してたらこんな感じなのかな…て思って」
「たしかに…寮にいると電車も乗らないもんな 夢と電車通学ってなんかいいな」
いつものようにニコッと笑う悠仁に夢はドキドキする。
付き合ってたら手を繋いで仲良く電車に乗ったのだろうかと夢は想像し顔を赤くする。
「夢顔赤いぞ?もしかして熱!?」
悠仁がさっと夢のおでこに手をあてる。悠仁の大きな手を当てられて耳まで赤くなる。
「だ、大丈夫だよ!」
「ほんと?辛かったらちゃんと言ってくれよ?」
夢はうなずくと二人はホームへとやってきた。
ラッシュの時間帯ともあってどの車両も満員だった。仕方なく二人は電車に乗り込んだ。
夢をドアの前に立たせると人の流れに乗せられ悠仁が後ろから抱え込む形になる。
「夢大丈夫?」
後ろから悠仁の心配する声を聴いて夢は答えながら振り向いた。
「なんとか…」
狭い空間で振り替えると目の前に悠仁の顔があった。
夢が押し潰されないようにとドアに手を押し付けいて、左右悠仁の腕に囲われている。
壁ドン?ドアドン??顔あげたら鼻と鼻がぶつかりそうな距離だと夢がパニックになりながらも慌てて下を向いた。
悠仁もキスできてしまいそうな距離に喉を鳴らす。
電車が大きく揺れると悠仁がドアに付いていた手に力が入る。
「夢、倒れそうだったら俺に捕まっていいから」
夢は捕まると言ってもどこに?と考えながらそっと腕を回し悠仁の背中の制服を両手でつかんだ。
腕に捕まるだろうと思ったいた悠仁は回された夢の腕に心臓が跳ね上がる。
天井を見上げ自分を落ち着かせようとしている。
夢は交流会のとき再開した際はあんなに無意識に抱き着いたのに意識するとこんなにも緊張するのかと手に力が入ってしまう。
次の駅に停車すると反対側のドアが開き、さらに人が乗り込んでくる。夢の目の前に悠仁の胸板がさらに顔に近づいてくる。
「ごめん夢、頭借りる」
夢はどういうことかと考えた瞬間悠仁の顎が夢の頭の上に乗っている。決して体重をかけるわけではなくちょこんと乗せる程度だったがそうすることによってさらに悠仁と密着する。
夢は悠仁の胸から鼓動が聞こえる。心なしか早いようにも思えた。
いつものおつかい、いつもの目的地、なのに永遠に駅に着かないような、着いてほしくないような、特別なおつかいの時間。
おつかい ― END