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プールフォーツー
※ストップザシーズンの続き的な…
「な・ん・で 伏黒と釘崎がいるんだ」
夢と悠仁が温水プールがある施設にやってくると入口で恵と野薔薇がバッグを抱えて待っていた。
「んー?寮で一緒に行くって言ったらまかれると思ったから伏黒と先回りしてきた」
「たまには4人で出かけるのも悪くないだろ」
「よりによってプールに行く日にくることないだろ!」
「いいじゃん、ねぇ夢ちゃん」
「野薔薇ちゃんと泳げるのうれしいな 恵くんとも前は全然遊べなかったし」
ね?と夢が悠仁に微笑むと悠仁は仕方なく四人で行くことに同意した。
男子更衣室――
「伏黒」
「なんだよその怖い顔は」
「俺より先に 夢の水着 みないでくれ」
「まだそんなことにこだわってるのかよ…」
悠仁が恵の前で手を合わせて 「マジで頼む」 とお願いしてくる。
「はぁ、じゃあ先にサウナに行ってしばらくしたら合流してやるよ…」
「伏黒ぉ~~ありがとう」
「泣くことじゃないだろ あ、虎杖 釘崎は自分でどうにかするだろうけど、夢が声かけられないように注意しといたほうがいいぞ」
悠仁の顔が凍り付く。
「俺女子の更衣室の前さき行ってる!」
「走るな!」
恵は逆方向のサウナへと向かった。
女子更衣室――
「野薔薇ちゃん…」
「な、なんで泣きそうなのよ!?どうした?」
「野薔薇ちゃんみたいに…胸ないから…やっぱり水着姿悠仁くんに見せるの恥ずかしい…」
「あのね 虎杖は夢ちゃんが巨乳だろうが、そうでなかろうが、だぁっっっい好きだから ウザイぐらいに」
「そ、そうかな…でも…パレオでお尻かくせても上どうしようもないよー」
「ん?まって」
「どうしたの?」
「虎杖、夢ちゃんの全部 見てるでしょ 水着で恥ずかしがることなくない?」
「ぜ、ぜんぶ……?……え!?の、野薔薇ちゃんなに言ってるの!!」
「…え、マジで…」
野薔薇は悠仁がある意味すごいな、と考えていると目の前の夢は全身真っ赤だ。
その様子を見て、どおりでアイツ夢の水着に大騒ぎするわけだ、と野薔薇は夢の持っていたパーカーを着させた。
「ゴメン、これ着てでよう」
夢の手を繋いで更衣室を出た。
「なあ、あの茶髪の子かわいくね?」
「後ろの子おとなしそうで俺好み♪」
ナンパ男子に早速目をつけられた野薔薇と夢は目印にしていた売店前で悠仁達を待っていた。
「ねえねえ、二人とも一緒に泳がない?」
「泳がないんだったら一緒にお茶でもどう?」
野薔薇は夢を背後に隠すと声をかけてきた男子をじろじろを見る。
季節外れの温水プールなんてこんなレベルか、とため息をつく。
ナンパ男子二人の間から見えた人物に野薔薇は よっ と手をあげる。
男二人が振り向くとアスリート並みの筋肉と、きっちり割れた腹筋、ところどころ傷がついた体の悠仁が鬼の顔をして立っていた。
「 二人になんか用っスか 」
野薔薇は怖ぇーと思いながら心の中で笑っている。
ナンパ男子は大声ですみません!と謝るとどこかに消えていった。
「夢ちゃん、ダーが来たぞ」
「…悠仁くん」
「夢、大丈夫だった? 女子の更衣室前で待ってようと思ったら迷子に……」
野薔薇の後ろから出てきた夢は開いたパーカーの間から白い水着とパレオから透けてみえる脚に悠仁は口がふさがらなくなる。
「虎杖、口開いてる」
「んが!? ああ…夢水着…かわいいよ」
「あ、ありがと…」
「でもあれだ、パーカージッパー上げててくれ 目のやり場に困る」
二人が手を繋いで歩くのを野薔薇は後ろからついていく。
4人掛けのテーブルに荷物を置くと、恵がサウナから帰ってきた。
「伏黒ーどこ行ってたの?」
「虎杖に…いや、サウナに行きたかったから寄ってきた」
「みんな集まったし、悠仁くんみんなであれ乗ろうよ」
「あーあのでっかい浮き輪乗るやつか」
「大きな浮き輪に乗って巨大ウォータースライダーを駆け巡ろう…夢ちゃんこれ乗れるの?大丈夫?」
野薔薇はパンフレットの写真を恵と眺めている。
「うん、みんないるし」
3人が席を立つと、夢はパーカーとパレオを椅子にかけた。
「ま、まって夢、それ着てかないの!?」
「虎杖、この乗り物上着類NGって書いてあるから我慢しろ」
野薔薇が夢の肩に手を置いて二人は先を歩き始めると伏黒が夢の後ろ姿を確認する。
「夢って水着になると細さが際立つな」
「伏黒さん?今なんて言いました?」
「なんでもない ほら、ついてかないとおいてかれるぞ」
大きな浮き輪で4人で乗ると大きく揺られ、ゆっくりとスライダーを降りていく。
相変わらず任務での飛んで跳ねている3人は平然としているが、夢は水をかぶり楽しそうにしている。
「楽しかった!次はね…」
「夢ちゃん、私伏黒と高層スライダー行くから虎杖と流れるプールでも行ってきなさい」
「え、高層スライダーってなんだよ釘崎」
野薔薇は伏黒を連れて人混みへ消えていった。
悠仁が隣の夢をみるとさっきの水をかぶったままの姿で立っているのみて喉が鳴らすと夢が見上げてきた。
「んぐっ!えーあー夢、流れるプールいこか?」
「うん」
悠仁が浮き輪を抱えると円の中に夢を座らせる。
「悠仁くんは?」
「俺は乗ってる夢の後ろつかまってる」
二人無言のままゆっくりと流れるプールが進んでいく。
浮き輪に乗った夢の背中を見上げながら悠仁はゆっくり押していく。
「悠仁くん 私降りたい」
「え!?」
ザブンッと浮き輪から降りるので悠仁が慌ててプールサイドに浮き輪を寄せると夢がどんどん先を流れていくので、人の間をぬって手を取った。
「夢!いきなり降りたらビックリするじゃん」
「悠仁くんと手つないで回りたかったから…浮き輪だと顔みえないし」
また悠仁の口が かわいい と、ぱくぱく開く。
「な、なんだ…そう言ってくれればいいのに」
悠仁が夢の手を取ると仲良く回っていく。
しばらくして、テーブルに戻ると野薔薇と恵がぐったりとして座っていた。
「あんたらいつまで流されてんのよ…お昼食べるの待ってたんだからね」
「ごめん野薔薇ちゃん」
「なんかおんぶとか抱っことかして流れてたら時間の感覚がなくなってた」
「うわバカップル… 私カレー!」
「俺ラーメン」
「え!俺のおごり!?」
当たり前でしょという顔を野薔薇にされると悠仁は買い出しへと向かうところを伏黒も席を立った。
「伏黒、ダメだ、そこに残っててくれ」
「一人じゃ全部持てないだろ?」
いいから、と言って悠仁は売り場まで急いだ。
「さっき私たちがナンパされたの多分気にしてるんだよ」
「やっぱりそうか」
4人は最後にプールで泳いでから、高専へ戻るバスに乗り込んだ。
一番後ろの席に恵、野薔薇、悠仁、夢と一列に座った。
他の乗客はいない。
恵は窓に寄りかかり眠ってしまっている。夢も悠仁にもたれかかりバスの心地よい揺れに眠ってしまった。
しばらくして野薔薇が眠った二人をちらっと確認するとスマホをいじっていた悠仁に小声で話しかけた。
「虎杖」
悠仁が顔をあげると野薔薇は腕を組んで真剣な顔している。
「どっした?」
「…前夢ちゃんのこと大事にしろって偉そうに言ってごめん」
「え?なにいきなり…」
「虎杖アンタ偉いよ いや…夢ちゃんと隣同士で過ごしてるのに…偉いなと思った」
「よくわかんねぇけど…ありがと、でいいのか? てかなんの話?」
「んー、偉そうにしてごめん、って話」
こそこそ話を続けていた二人だったが夢がガクッと倒れかかるのを悠仁は慌てて支える。
「ん…ごめん悠仁くん…」
「大丈夫、バスって眠くなるよな」
悠仁が夢の手を優しく繋ぐのをみて野薔薇は微笑む。
恵も目を覚ますと4人で夕飯はどうするかと話し始めた。
4人の乗ったバスにオレンジの夕日が差し込む。
プールフォーツー ─ END
※ストップザシーズンの続き的な…
「な・ん・で 伏黒と釘崎がいるんだ」
夢と悠仁が温水プールがある施設にやってくると入口で恵と野薔薇がバッグを抱えて待っていた。
「んー?寮で一緒に行くって言ったらまかれると思ったから伏黒と先回りしてきた」
「たまには4人で出かけるのも悪くないだろ」
「よりによってプールに行く日にくることないだろ!」
「いいじゃん、ねぇ夢ちゃん」
「野薔薇ちゃんと泳げるのうれしいな 恵くんとも前は全然遊べなかったし」
ね?と夢が悠仁に微笑むと悠仁は仕方なく四人で行くことに同意した。
男子更衣室――
「伏黒」
「なんだよその怖い顔は」
「俺より先に 夢の水着 みないでくれ」
「まだそんなことにこだわってるのかよ…」
悠仁が恵の前で手を合わせて 「マジで頼む」 とお願いしてくる。
「はぁ、じゃあ先にサウナに行ってしばらくしたら合流してやるよ…」
「伏黒ぉ~~ありがとう」
「泣くことじゃないだろ あ、虎杖 釘崎は自分でどうにかするだろうけど、夢が声かけられないように注意しといたほうがいいぞ」
悠仁の顔が凍り付く。
「俺女子の更衣室の前さき行ってる!」
「走るな!」
恵は逆方向のサウナへと向かった。
女子更衣室――
「野薔薇ちゃん…」
「な、なんで泣きそうなのよ!?どうした?」
「野薔薇ちゃんみたいに…胸ないから…やっぱり水着姿悠仁くんに見せるの恥ずかしい…」
「あのね 虎杖は夢ちゃんが巨乳だろうが、そうでなかろうが、だぁっっっい好きだから ウザイぐらいに」
「そ、そうかな…でも…パレオでお尻かくせても上どうしようもないよー」
「ん?まって」
「どうしたの?」
「虎杖、夢ちゃんの
「ぜ、ぜんぶ……?……え!?の、野薔薇ちゃんなに言ってるの!!」
「…え、マジで…」
野薔薇は悠仁がある意味すごいな、と考えていると目の前の夢は全身真っ赤だ。
その様子を見て、どおりでアイツ夢の水着に大騒ぎするわけだ、と野薔薇は夢の持っていたパーカーを着させた。
「ゴメン、これ着てでよう」
夢の手を繋いで更衣室を出た。
「なあ、あの茶髪の子かわいくね?」
「後ろの子おとなしそうで俺好み♪」
ナンパ男子に早速目をつけられた野薔薇と夢は目印にしていた売店前で悠仁達を待っていた。
「ねえねえ、二人とも一緒に泳がない?」
「泳がないんだったら一緒にお茶でもどう?」
野薔薇は夢を背後に隠すと声をかけてきた男子をじろじろを見る。
季節外れの温水プールなんてこんなレベルか、とため息をつく。
ナンパ男子二人の間から見えた人物に野薔薇は よっ と手をあげる。
男二人が振り向くとアスリート並みの筋肉と、きっちり割れた腹筋、ところどころ傷がついた体の悠仁が鬼の顔をして立っていた。
「 二人になんか用っスか 」
野薔薇は怖ぇーと思いながら心の中で笑っている。
ナンパ男子は大声ですみません!と謝るとどこかに消えていった。
「夢ちゃん、ダーが来たぞ」
「…悠仁くん」
「夢、大丈夫だった? 女子の更衣室前で待ってようと思ったら迷子に……」
野薔薇の後ろから出てきた夢は開いたパーカーの間から白い水着とパレオから透けてみえる脚に悠仁は口がふさがらなくなる。
「虎杖、口開いてる」
「んが!? ああ…夢水着…かわいいよ」
「あ、ありがと…」
「でもあれだ、パーカージッパー上げててくれ 目のやり場に困る」
二人が手を繋いで歩くのを野薔薇は後ろからついていく。
4人掛けのテーブルに荷物を置くと、恵がサウナから帰ってきた。
「伏黒ーどこ行ってたの?」
「虎杖に…いや、サウナに行きたかったから寄ってきた」
「みんな集まったし、悠仁くんみんなであれ乗ろうよ」
「あーあのでっかい浮き輪乗るやつか」
「大きな浮き輪に乗って巨大ウォータースライダーを駆け巡ろう…夢ちゃんこれ乗れるの?大丈夫?」
野薔薇はパンフレットの写真を恵と眺めている。
「うん、みんないるし」
3人が席を立つと、夢はパーカーとパレオを椅子にかけた。
「ま、まって夢、それ着てかないの!?」
「虎杖、この乗り物上着類NGって書いてあるから我慢しろ」
野薔薇が夢の肩に手を置いて二人は先を歩き始めると伏黒が夢の後ろ姿を確認する。
「夢って水着になると細さが際立つな」
「伏黒さん?今なんて言いました?」
「なんでもない ほら、ついてかないとおいてかれるぞ」
大きな浮き輪で4人で乗ると大きく揺られ、ゆっくりとスライダーを降りていく。
相変わらず任務での飛んで跳ねている3人は平然としているが、夢は水をかぶり楽しそうにしている。
「楽しかった!次はね…」
「夢ちゃん、私伏黒と高層スライダー行くから虎杖と流れるプールでも行ってきなさい」
「え、高層スライダーってなんだよ釘崎」
野薔薇は伏黒を連れて人混みへ消えていった。
悠仁が隣の夢をみるとさっきの水をかぶったままの姿で立っているのみて喉が鳴らすと夢が見上げてきた。
「んぐっ!えーあー夢、流れるプールいこか?」
「うん」
悠仁が浮き輪を抱えると円の中に夢を座らせる。
「悠仁くんは?」
「俺は乗ってる夢の後ろつかまってる」
二人無言のままゆっくりと流れるプールが進んでいく。
浮き輪に乗った夢の背中を見上げながら悠仁はゆっくり押していく。
「悠仁くん 私降りたい」
「え!?」
ザブンッと浮き輪から降りるので悠仁が慌ててプールサイドに浮き輪を寄せると夢がどんどん先を流れていくので、人の間をぬって手を取った。
「夢!いきなり降りたらビックリするじゃん」
「悠仁くんと手つないで回りたかったから…浮き輪だと顔みえないし」
また悠仁の口が かわいい と、ぱくぱく開く。
「な、なんだ…そう言ってくれればいいのに」
悠仁が夢の手を取ると仲良く回っていく。
しばらくして、テーブルに戻ると野薔薇と恵がぐったりとして座っていた。
「あんたらいつまで流されてんのよ…お昼食べるの待ってたんだからね」
「ごめん野薔薇ちゃん」
「なんかおんぶとか抱っことかして流れてたら時間の感覚がなくなってた」
「うわバカップル… 私カレー!」
「俺ラーメン」
「え!俺のおごり!?」
当たり前でしょという顔を野薔薇にされると悠仁は買い出しへと向かうところを伏黒も席を立った。
「伏黒、ダメだ、そこに残っててくれ」
「一人じゃ全部持てないだろ?」
いいから、と言って悠仁は売り場まで急いだ。
「さっき私たちがナンパされたの多分気にしてるんだよ」
「やっぱりそうか」
4人は最後にプールで泳いでから、高専へ戻るバスに乗り込んだ。
一番後ろの席に恵、野薔薇、悠仁、夢と一列に座った。
他の乗客はいない。
恵は窓に寄りかかり眠ってしまっている。夢も悠仁にもたれかかりバスの心地よい揺れに眠ってしまった。
しばらくして野薔薇が眠った二人をちらっと確認するとスマホをいじっていた悠仁に小声で話しかけた。
「虎杖」
悠仁が顔をあげると野薔薇は腕を組んで真剣な顔している。
「どっした?」
「…前夢ちゃんのこと大事にしろって偉そうに言ってごめん」
「え?なにいきなり…」
「虎杖アンタ偉いよ いや…夢ちゃんと隣同士で過ごしてるのに…偉いなと思った」
「よくわかんねぇけど…ありがと、でいいのか? てかなんの話?」
「んー、偉そうにしてごめん、って話」
こそこそ話を続けていた二人だったが夢がガクッと倒れかかるのを悠仁は慌てて支える。
「ん…ごめん悠仁くん…」
「大丈夫、バスって眠くなるよな」
悠仁が夢の手を優しく繋ぐのをみて野薔薇は微笑む。
恵も目を覚ますと4人で夕飯はどうするかと話し始めた。
4人の乗ったバスにオレンジの夕日が差し込む。
プールフォーツー ─ END