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ポップ
「伏黒、釘崎ーおつー」
食堂で話していた恵と野薔薇の前に悠仁が現れた。
「おつかれ 虎杖、どうだった夢ちゃんとのおデートは?」
「あ、うん、いや、これやる 二人で食べて」
悠仁はバケットに入った手つかずのポップコーンを手渡した。
「なにそれ?映画館のポップコーン?」
「オマエが食い物残すとかめずらしいな」
恵がバケットを受け取る。
「夢ちゃんは?」
「部屋…戻った」
恵と野薔薇が顔を見合わせる。
「虎杖…夢ちゃんになにした」
「な!なんもしてねぇよ! 今から夢が作ってくれた飯食うの!じゃな!」
「伏黒、あれはどういうこと?」
「さっぱりわからん ポップコーンって腹膨れるよな」
恵は早速ポップコーンをつまんでいる。
「後で夢ちゃんにきいてみよ~どんな話がきけるやら楽しみ~」
数時間前――
「夢、ポップコーン一緒に食う?飲み物いる?」
「うん食べたいな、じゃ…アイスティー飲もうかな」
悠仁と夢は映画館のカウンターでポップコーンと飲み物を買うとスクリーンまで移動する。
「悠仁くん飲み物自分で払うのに…」
「いいのいいの おごらせて」
「ありがとう」
悠仁は大きなポップコーンバケットと飲み物二つトレーに乗せ移動する。
指定の席を探し、二人並んで座るとまだはじまるまで時間があるからか人がまばらだ。
画面もまだ真っ暗だった。
「悠仁くんこの映画館すごくコンパクトだね」
「うん、マイナーな映画ここぐらいでしかやってないから」
「悠仁くんとくると普段観れない映画観れるからうれしいな」
夢が優しく微笑んだ。
付き合い始めたばかりの二人でマイナー映画もどうなんだろうと思っていた悠仁は微笑む夢を見て少しホッとする。
映画を観にきただけなのに、暗い空間で隣同士と考えると悠仁は緊張し始める。
「悠仁くん? どうかした?」
「なんでもないなんでない」
他のお客がまばらに入ってくると劇場の明かりが消え、映画が始まった。
互いにポップコーンへ手を伸ばそうとすると手が当たった。
二人とも固まってしまう。
悠仁はそっと夢の手をたどり、指を絡めて優しく繋いだ。
普通に手を繋ぐことはあっても指を絡めて恋人繋ぎしたことのなかった二人。
夢は悠仁の行動に静まり返った劇場内に心臓の音が聞こえてしまうのではないかと繋がれた手にドキドキする。
悠仁の手は大きく、指はごつごつとして夢の小さなやわらかい指に絡んでいる。
悠仁も夢のやわらかい指に緊張しながらも強く握らないようにと優しく包み込む。
映画が終わり明かりが点くとお互い顔を見合わせる。
手がまだ同じ状態でつながれている。
「ポップコーン…食べれなかったな」
「う、うん」
「帰って伏黒達と食べようか」
「悠仁くん!あの…夕飯…私の部屋で準備してあるから…一緒に食べない?」
「マジで!? このポップコーンは伏黒達にあげよう」
ポップ ― END
「伏黒、釘崎ーおつー」
食堂で話していた恵と野薔薇の前に悠仁が現れた。
「おつかれ 虎杖、どうだった夢ちゃんとのおデートは?」
「あ、うん、いや、これやる 二人で食べて」
悠仁はバケットに入った手つかずのポップコーンを手渡した。
「なにそれ?映画館のポップコーン?」
「オマエが食い物残すとかめずらしいな」
恵がバケットを受け取る。
「夢ちゃんは?」
「部屋…戻った」
恵と野薔薇が顔を見合わせる。
「虎杖…夢ちゃんになにした」
「な!なんもしてねぇよ! 今から夢が作ってくれた飯食うの!じゃな!」
「伏黒、あれはどういうこと?」
「さっぱりわからん ポップコーンって腹膨れるよな」
恵は早速ポップコーンをつまんでいる。
「後で夢ちゃんにきいてみよ~どんな話がきけるやら楽しみ~」
数時間前――
「夢、ポップコーン一緒に食う?飲み物いる?」
「うん食べたいな、じゃ…アイスティー飲もうかな」
悠仁と夢は映画館のカウンターでポップコーンと飲み物を買うとスクリーンまで移動する。
「悠仁くん飲み物自分で払うのに…」
「いいのいいの おごらせて」
「ありがとう」
悠仁は大きなポップコーンバケットと飲み物二つトレーに乗せ移動する。
指定の席を探し、二人並んで座るとまだはじまるまで時間があるからか人がまばらだ。
画面もまだ真っ暗だった。
「悠仁くんこの映画館すごくコンパクトだね」
「うん、マイナーな映画ここぐらいでしかやってないから」
「悠仁くんとくると普段観れない映画観れるからうれしいな」
夢が優しく微笑んだ。
付き合い始めたばかりの二人でマイナー映画もどうなんだろうと思っていた悠仁は微笑む夢を見て少しホッとする。
映画を観にきただけなのに、暗い空間で隣同士と考えると悠仁は緊張し始める。
「悠仁くん? どうかした?」
「なんでもないなんでない」
他のお客がまばらに入ってくると劇場の明かりが消え、映画が始まった。
互いにポップコーンへ手を伸ばそうとすると手が当たった。
二人とも固まってしまう。
悠仁はそっと夢の手をたどり、指を絡めて優しく繋いだ。
普通に手を繋ぐことはあっても指を絡めて恋人繋ぎしたことのなかった二人。
夢は悠仁の行動に静まり返った劇場内に心臓の音が聞こえてしまうのではないかと繋がれた手にドキドキする。
悠仁の手は大きく、指はごつごつとして夢の小さなやわらかい指に絡んでいる。
悠仁も夢のやわらかい指に緊張しながらも強く握らないようにと優しく包み込む。
映画が終わり明かりが点くとお互い顔を見合わせる。
手がまだ同じ状態でつながれている。
「ポップコーン…食べれなかったな」
「う、うん」
「帰って伏黒達と食べようか」
「悠仁くん!あの…夕飯…私の部屋で準備してあるから…一緒に食べない?」
「マジで!? このポップコーンは伏黒達にあげよう」
ポップ ― END