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フイルム
夢は悠仁の部屋をノックするが返事がない。
「悠仁くん?入るよ?」
ドアを開けると漫画やノートが散乱している。
「悠仁くん部屋きれいに片付ける方なのに…なにか探してたのかな?」
悠仁と出かける約束していた夢は散らばった漫画を手に取り片付け始めた。
夢は手にとった漫画の間から一枚の写真が落ちてきたのに気づく。
「写真?あ…悠仁くんだ」
写真には学校のクラスの男子と映っている悠仁の姿があった。
今より髪が短く、学ランにパーカーを着てピースサインをしている。
「中学生の悠仁くんかな…? か、かわいい…」
漫画を持ったまままじまじと写真を見ていると悠仁が部屋に入ってきた。
「あ、悠仁くんおじゃましてます」
「夢悪ぃ、散らかってて 伏黒が貸したプリント返せっていうから探してたんだ…何見てるの?」
悠仁が夢の手元をのぞき込む。
「漫画の間に挟まってたみたい これ中学の時の悠仁くん?」
「おー懐かしい そうそう なんか恥ずかしいな」
「髪すごく短いね」
「じいちゃんの知り合いの床屋、ギリギリまで切ってくるから中学んとき切りたてはそんな感じだったんだ」
「ふふっ可愛いなと思って」
「か、可愛い!? それ夢にやるよ 俺持っててもしかたないし」
「いいの!」
「そのかわり夢の中学の時の写真ちょーだい」
夢は真顔になると手に持っていた悠仁の写真を返そうとする。
「それは嫌なのでお返しします」
「ええー中学生の夢とか絶対可愛いじゃん!みたい!チラ見でいいから!」
お願い!と悠仁が目をキラキラさせてくるので夢はちょっと待っててと自分の部屋へ戻っていった。
夢は一枚の写真を手に持ち一瞬表を見せて背中へと隠した。
「眼鏡!?ブレザーリボン!?」
「うそ!なんで今の一瞬で見えるの!!」
悠仁の反射神経に驚いているとそこまで見えていたのなら…と写真を悠仁に渡した。
「わ…かわ…い…夢…無茶苦茶かわいい…眼鏡にブレザーじゃん…」
「私服OKの学校だったけど…卒業式とかは制服着るようになってたから…眼鏡は弱い度数のかけてた時期があったの…もういいでしょー返してー」
悠仁は写真を夢の手の届かないように高々と上げて隅々まで見ている。
「髪短いのも似合う 夢、これちょうだい」
「やだやだやだやだ!むり!」
バタバタ部屋で追いかけまわしていると隣の部屋から恵が怒鳴り込んでくる。
「虎杖!うるさ…」
悠仁によじ登り、コアラのような形で抱っこされている夢が視界に飛び込み恵は口を開ける。
「おまえら…なにやってんだ」
「あ!悠仁くん!恵くんには見せないでよ!」
悠仁は高々と上げた手の写真を恵に見えないように持ち替えている。
「大丈夫だ、伏黒には絶対見せない これは俺だけのもんだ」
「そうじゃなくて!あげないってば!」
「どうでもいいけどうるさい あと二人とも出かけるんじゃなかったのかよ」
悠仁と夢は顔を見合わせる。
「「映画!」」
「やばい!間に合わなくなる!夢ダッシュするぞ!」
「悠仁くんに走ってついていけないよ!その前に写真外にもっていかないで!」
「これは俺が肌身離さずもってるから安心していいぞ」
「ダメだってば悠仁くん! あ、恵くんまたね」
恵は悠仁の部屋のドアを閉めた。
「戸締りぐらいしていけよ…」
フイルム - END
夢は悠仁の部屋をノックするが返事がない。
「悠仁くん?入るよ?」
ドアを開けると漫画やノートが散乱している。
「悠仁くん部屋きれいに片付ける方なのに…なにか探してたのかな?」
悠仁と出かける約束していた夢は散らばった漫画を手に取り片付け始めた。
夢は手にとった漫画の間から一枚の写真が落ちてきたのに気づく。
「写真?あ…悠仁くんだ」
写真には学校のクラスの男子と映っている悠仁の姿があった。
今より髪が短く、学ランにパーカーを着てピースサインをしている。
「中学生の悠仁くんかな…? か、かわいい…」
漫画を持ったまままじまじと写真を見ていると悠仁が部屋に入ってきた。
「あ、悠仁くんおじゃましてます」
「夢悪ぃ、散らかってて 伏黒が貸したプリント返せっていうから探してたんだ…何見てるの?」
悠仁が夢の手元をのぞき込む。
「漫画の間に挟まってたみたい これ中学の時の悠仁くん?」
「おー懐かしい そうそう なんか恥ずかしいな」
「髪すごく短いね」
「じいちゃんの知り合いの床屋、ギリギリまで切ってくるから中学んとき切りたてはそんな感じだったんだ」
「ふふっ可愛いなと思って」
「か、可愛い!? それ夢にやるよ 俺持っててもしかたないし」
「いいの!」
「そのかわり夢の中学の時の写真ちょーだい」
夢は真顔になると手に持っていた悠仁の写真を返そうとする。
「それは嫌なのでお返しします」
「ええー中学生の夢とか絶対可愛いじゃん!みたい!チラ見でいいから!」
お願い!と悠仁が目をキラキラさせてくるので夢はちょっと待っててと自分の部屋へ戻っていった。
夢は一枚の写真を手に持ち一瞬表を見せて背中へと隠した。
「眼鏡!?ブレザーリボン!?」
「うそ!なんで今の一瞬で見えるの!!」
悠仁の反射神経に驚いているとそこまで見えていたのなら…と写真を悠仁に渡した。
「わ…かわ…い…夢…無茶苦茶かわいい…眼鏡にブレザーじゃん…」
「私服OKの学校だったけど…卒業式とかは制服着るようになってたから…眼鏡は弱い度数のかけてた時期があったの…もういいでしょー返してー」
悠仁は写真を夢の手の届かないように高々と上げて隅々まで見ている。
「髪短いのも似合う 夢、これちょうだい」
「やだやだやだやだ!むり!」
バタバタ部屋で追いかけまわしていると隣の部屋から恵が怒鳴り込んでくる。
「虎杖!うるさ…」
悠仁によじ登り、コアラのような形で抱っこされている夢が視界に飛び込み恵は口を開ける。
「おまえら…なにやってんだ」
「あ!悠仁くん!恵くんには見せないでよ!」
悠仁は高々と上げた手の写真を恵に見えないように持ち替えている。
「大丈夫だ、伏黒には絶対見せない これは俺だけのもんだ」
「そうじゃなくて!あげないってば!」
「どうでもいいけどうるさい あと二人とも出かけるんじゃなかったのかよ」
悠仁と夢は顔を見合わせる。
「「映画!」」
「やばい!間に合わなくなる!夢ダッシュするぞ!」
「悠仁くんに走ってついていけないよ!その前に写真外にもっていかないで!」
「これは俺が肌身離さずもってるから安心していいぞ」
「ダメだってば悠仁くん! あ、恵くんまたね」
恵は悠仁の部屋のドアを閉めた。
「戸締りぐらいしていけよ…」
フイルム - END