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毎秒
深夜2時―
恵は読んでいた本を閉じてドアに聞こえたノックの主を確認しに立った。
「伏黒、俺」
恵は数センチドアを開けると呆れた顔をする。
「虎杖、今何時だと思ってんだ」
「2時、あ、まってくれよ ちょっと話きいてくれよ伏黒ぉ」
ドアの隙間に手を入れてドアを閉めようとする恵を止める。
「どうせ夢のことだろ 明日にしてくれ」
「そうなんだけど」
ギギギと無理やりドアを開けてこようとするので恵は諦めて悠仁を中に通した。
「伏黒も起きてたんだろ」
まあ、と言って裏返して置いてあった本にしおりを挟んだ。
「で、なんだよ」
「今日夢、家入先生と会合行っただろ?」
「ああ、京都校の医学の講義とかだったか…明日帰ってくるんだろ」
「そうなんだよ、明日帰ってくるし、さっきも電話で散々話してたんだよ」
「さっきって…向こうも眠いだろ…」
「うん、家入先生と同じ部屋に泊まってるからとかで途中で電話先生に切られた」
だろうなと恵は腕を組んで悠仁の話を聞いてる。
「さみしい」
「は?」
悠仁は床に横になる。
「さっき話してたのに、もう会いたい というか夢そばにいないって思うと さみしい」
「明日帰ってくるし、お前ら毎日朝一緒に食べてオフは絶対でかけるだろ、というか隣の部屋に住んでるんだぞ? それ以上どうしたいんだ」
「俺もわかんない」
悠仁は床から顔を上げてスマホの待ち受けの夢の笑顔を見る。
「毎秒会いたい」
「虎杖、そのうち重いって言われて嫌われるぞ」
「え!? お、重い!?俺重い!?」
「毎秒って…重いだろ」
「どうしよう」
「なんだよ」
「さっき電話で明日すぐ会いたいって言った…言ってしまった…」
うわぁ、と恵が苦笑いをする。
「夢はそれに対してなんて言ってたんだ」
「うん、って可愛く返事してきた あ!それがさ、電話の夢ってさ顔が見えない分さ、こんな顔してんのかな~とか考えながら話してると可愛くって可愛くって 顔見えてないのにだぞ??」
「話が変わってる オマエが重いって話はどこいった」
「今度一緒に公園行ってバトミントンしよって…ふふふっ」
「おい」
「それにホットケーキ?パンケーキか、パンケーキに生クリームもりもりのやつ食べたいんだって」
「い・た・ど・り」
「へ?」
へ、じゃねーよと恵が厳しい視線を送っている。
「要するに、夢もオマエと同じだな」
「え、夢俺のこと重いって思ってないてこと?」
「本題覚えてたのか 夢も結局オマエと同じだな ちゃんとつり合ってる」
「ほんとか!? えへへー」
「ただ毎秒会いたい、は言うな 引く」
「毎…分ならいいか?あ、毎日?」
「もう帰ってくれ」
恵が悠仁の腕をつかみ部屋から追い出しドアを閉めた。
「え、あ…伏黒ぉ~話聞いてくれてサンキューあれ?」
「聞こえてる」
「おう!明日な!!あ!明日夢帰ってくる~♪」
毎秒 ― END
深夜2時―
恵は読んでいた本を閉じてドアに聞こえたノックの主を確認しに立った。
「伏黒、俺」
恵は数センチドアを開けると呆れた顔をする。
「虎杖、今何時だと思ってんだ」
「2時、あ、まってくれよ ちょっと話きいてくれよ伏黒ぉ」
ドアの隙間に手を入れてドアを閉めようとする恵を止める。
「どうせ夢のことだろ 明日にしてくれ」
「そうなんだけど」
ギギギと無理やりドアを開けてこようとするので恵は諦めて悠仁を中に通した。
「伏黒も起きてたんだろ」
まあ、と言って裏返して置いてあった本にしおりを挟んだ。
「で、なんだよ」
「今日夢、家入先生と会合行っただろ?」
「ああ、京都校の医学の講義とかだったか…明日帰ってくるんだろ」
「そうなんだよ、明日帰ってくるし、さっきも電話で散々話してたんだよ」
「さっきって…向こうも眠いだろ…」
「うん、家入先生と同じ部屋に泊まってるからとかで途中で電話先生に切られた」
だろうなと恵は腕を組んで悠仁の話を聞いてる。
「さみしい」
「は?」
悠仁は床に横になる。
「さっき話してたのに、もう会いたい というか夢そばにいないって思うと さみしい」
「明日帰ってくるし、お前ら毎日朝一緒に食べてオフは絶対でかけるだろ、というか隣の部屋に住んでるんだぞ? それ以上どうしたいんだ」
「俺もわかんない」
悠仁は床から顔を上げてスマホの待ち受けの夢の笑顔を見る。
「毎秒会いたい」
「虎杖、そのうち重いって言われて嫌われるぞ」
「え!? お、重い!?俺重い!?」
「毎秒って…重いだろ」
「どうしよう」
「なんだよ」
「さっき電話で明日すぐ会いたいって言った…言ってしまった…」
うわぁ、と恵が苦笑いをする。
「夢はそれに対してなんて言ってたんだ」
「うん、って可愛く返事してきた あ!それがさ、電話の夢ってさ顔が見えない分さ、こんな顔してんのかな~とか考えながら話してると可愛くって可愛くって 顔見えてないのにだぞ??」
「話が変わってる オマエが重いって話はどこいった」
「今度一緒に公園行ってバトミントンしよって…ふふふっ」
「おい」
「それにホットケーキ?パンケーキか、パンケーキに生クリームもりもりのやつ食べたいんだって」
「い・た・ど・り」
「へ?」
へ、じゃねーよと恵が厳しい視線を送っている。
「要するに、夢もオマエと同じだな」
「え、夢俺のこと重いって思ってないてこと?」
「本題覚えてたのか 夢も結局オマエと同じだな ちゃんとつり合ってる」
「ほんとか!? えへへー」
「ただ毎秒会いたい、は言うな 引く」
「毎…分ならいいか?あ、毎日?」
「もう帰ってくれ」
恵が悠仁の腕をつかみ部屋から追い出しドアを閉めた。
「え、あ…伏黒ぉ~話聞いてくれてサンキューあれ?」
「聞こえてる」
「おう!明日な!!あ!明日夢帰ってくる~♪」
毎秒 ― END