FRIENDS
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はっとして
「あれ?夢、どうした?」
悠仁が自販機の前でペットボトルのお茶を飲んでいると夢がポケットを探っている。
「ジュース買おうと思ったらお財布忘れちゃった…とってくる」
部屋に戻ろうとするところを悠仁は夢の手を取り引き留める。
「これやるよ、俺もうすぐ任務行かなくちゃだし」
悠仁は飲みかけのペットボトルを夢に渡した。
「え、あ、でも悠仁くん…これ飲んで…た…」
「あ、お茶やだった?」
夢はううん、と首を横に振って顔を赤くしながら悠仁の飲みかけのお茶を一口飲んだ。
「んじゃ、またな夢!いってくるわ!」
「悠仁くんお茶ありがとう いってらっしゃい」
教室で恵と野薔薇を待っていると悠仁はしきりに手元でなにかをころがしている。
「悠仁くん、どうしたの?」
「制服のボタン取れそうだなと思ってたのがとうとう取れた」
悠仁は夢に取れたボタンを見せた。
あとで縫っとくわ、と悠仁が言う前に夢は部屋から裁縫箱を持って教室に戻ってきた。
「悠仁くん脱いで」
「え!?そ、そんな夢ここ教室だぞ…」
「ん?ボタン付けるから、制服の上着脱いで」
あぁ…と悠仁は来ていた上着を脱いで夢に渡す。
夢はボタンをすいすいと縫い付けていく姿に悠仁は見とれる。
「悠仁くん、悠仁くんてば できたよ?」
ぼーっとしていた悠仁の肩を夢が揺らしてきた。
「あ!あ、ありがと…わ、すごい超きれいについてる!サンキュー夢」
悠仁は笑顔を夢に向けると上着を羽織る姿に夢は釘付けになる。
「ううん…どういたしまして…」
ガラッと教室のドアが開き、野薔薇が窓の外を指さす。
「ちょっと二人みてあれ!早く!」
悠仁と夢が窓の外を覗くと飛行船が飛んでいる。
「私はじめてみたんだけど、すごくない!?」
興奮気味にスマホで写真を撮る野薔薇の隣で悠仁と夢は窓枠に乗せた手が少し触れていることにお互い気づいて動けない。
ここで離したら嫌ってると思われないかとお互い空の遠くを見つめドキドキしている。
「ねえ、飛行船あっちだぞ 二人ともどこみてんの?」
野薔薇の一言に二人が慌てて窓から離れると顔を見合わせ苦笑いする。
「なに、私がいない間なにかあったのか そうなのか夢ちゃん、教えなさい」
「な、なにもないよ!ね、悠仁くん」
「…なにもないです」
はっとして ― END
「あれ?夢、どうした?」
悠仁が自販機の前でペットボトルのお茶を飲んでいると夢がポケットを探っている。
「ジュース買おうと思ったらお財布忘れちゃった…とってくる」
部屋に戻ろうとするところを悠仁は夢の手を取り引き留める。
「これやるよ、俺もうすぐ任務行かなくちゃだし」
悠仁は飲みかけのペットボトルを夢に渡した。
「え、あ、でも悠仁くん…これ飲んで…た…」
「あ、お茶やだった?」
夢はううん、と首を横に振って顔を赤くしながら悠仁の飲みかけのお茶を一口飲んだ。
「んじゃ、またな夢!いってくるわ!」
「悠仁くんお茶ありがとう いってらっしゃい」
教室で恵と野薔薇を待っていると悠仁はしきりに手元でなにかをころがしている。
「悠仁くん、どうしたの?」
「制服のボタン取れそうだなと思ってたのがとうとう取れた」
悠仁は夢に取れたボタンを見せた。
あとで縫っとくわ、と悠仁が言う前に夢は部屋から裁縫箱を持って教室に戻ってきた。
「悠仁くん脱いで」
「え!?そ、そんな夢ここ教室だぞ…」
「ん?ボタン付けるから、制服の上着脱いで」
あぁ…と悠仁は来ていた上着を脱いで夢に渡す。
夢はボタンをすいすいと縫い付けていく姿に悠仁は見とれる。
「悠仁くん、悠仁くんてば できたよ?」
ぼーっとしていた悠仁の肩を夢が揺らしてきた。
「あ!あ、ありがと…わ、すごい超きれいについてる!サンキュー夢」
悠仁は笑顔を夢に向けると上着を羽織る姿に夢は釘付けになる。
「ううん…どういたしまして…」
ガラッと教室のドアが開き、野薔薇が窓の外を指さす。
「ちょっと二人みてあれ!早く!」
悠仁と夢が窓の外を覗くと飛行船が飛んでいる。
「私はじめてみたんだけど、すごくない!?」
興奮気味にスマホで写真を撮る野薔薇の隣で悠仁と夢は窓枠に乗せた手が少し触れていることにお互い気づいて動けない。
ここで離したら嫌ってると思われないかとお互い空の遠くを見つめドキドキしている。
「ねえ、飛行船あっちだぞ 二人ともどこみてんの?」
野薔薇の一言に二人が慌てて窓から離れると顔を見合わせ苦笑いする。
「なに、私がいない間なにかあったのか そうなのか夢ちゃん、教えなさい」
「な、なにもないよ!ね、悠仁くん」
「…なにもないです」
はっとして ― END