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片思い
夢's side~
悠仁くんが交流会で戻ってきて、また一緒に過ごす日々がやってきた。
これほど悠仁くんのことを自分は気にかけていたとは思わなかった。
思い返すと悠仁くんのことを毎日考えていた。
再開して思わず抱きしめてしまったとき、ごつごつとした男の子らしい体つきが身に染みている気がして思い出すと恥ずかしかった。
目の前で大泣きしてしかもみんなに見られてて、でも目の前にもう会えないと思ってた悠仁くんがいてそれどころじゃなかった。
変わらない笑顔と、たくましくなったまなざしと、大きな手が背中を包み込んで、何回もごめんって謝ってきて…一緒にまた朝ごはん食べる約束したし、また日常が戻ってくるといいな。
変わったことと言えば自分の気持ちに気付いたこと。
でも今の関係を壊したくないしこのまま悠仁くんのそばにいれればいいって思うけど…。そんなことを考えるだけでどんどん好きになってる気がする。
悠仁's side~
五条先生とサプライズで交流会に登場したけど、真っ先に夢に会いたいとも言えず…あんな空気になるし夢に泣かれるし。
でも泣いてきたってことは夢も俺に会いたかった、ってことでいいのか?
毎日修行三昧だったけど夢のこと毎日思い出してたし、でもいざ会うとどうしていいかわからないもんだな…。
朝一緒にまた食べる約束したし、また同じように接すればいいんだよな。
あ、死んだと思った同級生が生き返ったら誰でも泣くか。あの釘崎ですら涙目になってたもんな。別に特別な感情があって泣いたわけじゃ…でも抱き着いてきたし、あの泣き方はやっぱり、少し、ちょびっと期待していいのか?
どっか遊びに誘ったら意識しすぎで引かれるかな。
夢 's side~
悠仁くん再開してから食べ物すごい持ってきてくれるけどなんでだろう。
悠仁くんいなくなってずっと一日一食とかだったからあまり量が食べれないんだけどなぁ…もらったもの残したくないからあまりたくさん食べれないって正直に言ったら消化にいいおかゆとかおうどん作ってきてくれるし。
まさか手打ちうどんだと思わなかったけど。みんなで食べておいしかった。やっぱりみんなで、悠仁くんもいてご飯食べたりするの楽しいな。
悠仁くんとの朝ごはんも少しずつ食べる量増えてきたし、悠仁くんは相変わらずたくさん食べてくれるから作り甲斐あって嬉しい。
あの喜ぶ笑顔、また見れて本当に幸せだなって感じる。
私が家入先生の手伝いで忙しくて、悠仁くんはオフなのに私がいる医務室にずっといるし、お出かけとかしないの?って言ったら私が治療してるとこ観たいって言われたし。悠仁くんいると思うと緊張しちゃうんだけどな。
悠仁's side~
伏黒と釘崎に聞いたら俺がいない間夢ろくに食べてなかったとかで痩せまくったって言ってたな。
たしかに元々小柄なのにさらに細くなったと思ったら俺がいなくて食い物喉通らないって…俺、責任重大じゃん。
夢の好きなもの作って持ってたけどやっぱりいきなり量増やすの難しいみたいなこと言われたからおかゆとか作ったけどなんかそれはそれでかわいそうな気がするし。
うどんって作れないか調べたらいい運動になりそうな作り方の動画出てきて、粉から作って夜中に伏黒呼んで試食してもらったらうまいって言われたから夢に食べさせるって言ったらお前はどういうつもりで夢にそういうことするのかって言われるし。
どういうつもりって言われてもなぁ…。俺のせいで夢痩せて心配だからってことでいいんだよな。
まあみんなで鍋焼きうどんにして食べて、喜んでもらえたから結果オーライってことで。
遊びに行こうって誘おうとしてもなかなか夢とオフが重ならない。でも医務室に顔だして夢の治療する姿観れるだけで癒される。制服の上に白衣着た夢ってなんかドキドキするんだよな。
-----------
悠仁が風呂上り廊下を歩いていると夢が反対側から歩いてきた。
同時に声をかけるとハモってしまいお互い笑ってしまう。
「悠仁くんお風呂上り?」
「おう」
「私もいま向かうところ」
悠仁が首にかかっていたタオルの端を握り締めながらなにか言いたそうにしている。
「「夢悠仁くん」」
また声が重なり笑ってしまう。
「悠仁くん先どうぞ」
「明日さ、夢時間ある?忙しい?」
「家入先生のとこ5時までいるけど…その後は部屋にいるつもりだったよ」
「そっか、俺明日オフでさ…」
どこに誘うか決めてなかったと悠仁が言葉を詰まらせる。
「あ!野薔薇ちゃん達もお休み?だったらみんなで…」
悠仁がまたみんなで出かけることになると慌てて続けた。
「いや、あの、夢と二人っきりでどっか行けたらいいなって思ったんだけど」
「二人?」
悠仁がうなずくと恥ずかしそうに頭をぽりぽりとかく。
「うん、悠仁くんとおでかけ…したいな」
「マジ?いいの?どこ行くか決めてないけど至急考える!」
悠仁が嬉しさのあまり思わず夢の両手を包み込んだ。
「う、うん…」
夢は包み込まれた悠仁の大きな手に顔が真っ赤になる。
「あ、ごめん」
「じゃ、明日5時ね…」
「おう!」
夢は手を振り大浴場へとむかうのを悠仁は手を振り返す。
「…やった…夢デートに誘えた…ふふっ こうしちゃいられない行くとこ決めないと」
片思い ― END
夢's side~
悠仁くんが交流会で戻ってきて、また一緒に過ごす日々がやってきた。
これほど悠仁くんのことを自分は気にかけていたとは思わなかった。
思い返すと悠仁くんのことを毎日考えていた。
再開して思わず抱きしめてしまったとき、ごつごつとした男の子らしい体つきが身に染みている気がして思い出すと恥ずかしかった。
目の前で大泣きしてしかもみんなに見られてて、でも目の前にもう会えないと思ってた悠仁くんがいてそれどころじゃなかった。
変わらない笑顔と、たくましくなったまなざしと、大きな手が背中を包み込んで、何回もごめんって謝ってきて…一緒にまた朝ごはん食べる約束したし、また日常が戻ってくるといいな。
変わったことと言えば自分の気持ちに気付いたこと。
でも今の関係を壊したくないしこのまま悠仁くんのそばにいれればいいって思うけど…。そんなことを考えるだけでどんどん好きになってる気がする。
悠仁's side~
五条先生とサプライズで交流会に登場したけど、真っ先に夢に会いたいとも言えず…あんな空気になるし夢に泣かれるし。
でも泣いてきたってことは夢も俺に会いたかった、ってことでいいのか?
毎日修行三昧だったけど夢のこと毎日思い出してたし、でもいざ会うとどうしていいかわからないもんだな…。
朝一緒にまた食べる約束したし、また同じように接すればいいんだよな。
あ、死んだと思った同級生が生き返ったら誰でも泣くか。あの釘崎ですら涙目になってたもんな。別に特別な感情があって泣いたわけじゃ…でも抱き着いてきたし、あの泣き方はやっぱり、少し、ちょびっと期待していいのか?
どっか遊びに誘ったら意識しすぎで引かれるかな。
夢 's side~
悠仁くん再開してから食べ物すごい持ってきてくれるけどなんでだろう。
悠仁くんいなくなってずっと一日一食とかだったからあまり量が食べれないんだけどなぁ…もらったもの残したくないからあまりたくさん食べれないって正直に言ったら消化にいいおかゆとかおうどん作ってきてくれるし。
まさか手打ちうどんだと思わなかったけど。みんなで食べておいしかった。やっぱりみんなで、悠仁くんもいてご飯食べたりするの楽しいな。
悠仁くんとの朝ごはんも少しずつ食べる量増えてきたし、悠仁くんは相変わらずたくさん食べてくれるから作り甲斐あって嬉しい。
あの喜ぶ笑顔、また見れて本当に幸せだなって感じる。
私が家入先生の手伝いで忙しくて、悠仁くんはオフなのに私がいる医務室にずっといるし、お出かけとかしないの?って言ったら私が治療してるとこ観たいって言われたし。悠仁くんいると思うと緊張しちゃうんだけどな。
悠仁's side~
伏黒と釘崎に聞いたら俺がいない間夢ろくに食べてなかったとかで痩せまくったって言ってたな。
たしかに元々小柄なのにさらに細くなったと思ったら俺がいなくて食い物喉通らないって…俺、責任重大じゃん。
夢の好きなもの作って持ってたけどやっぱりいきなり量増やすの難しいみたいなこと言われたからおかゆとか作ったけどなんかそれはそれでかわいそうな気がするし。
うどんって作れないか調べたらいい運動になりそうな作り方の動画出てきて、粉から作って夜中に伏黒呼んで試食してもらったらうまいって言われたから夢に食べさせるって言ったらお前はどういうつもりで夢にそういうことするのかって言われるし。
どういうつもりって言われてもなぁ…。俺のせいで夢痩せて心配だからってことでいいんだよな。
まあみんなで鍋焼きうどんにして食べて、喜んでもらえたから結果オーライってことで。
遊びに行こうって誘おうとしてもなかなか夢とオフが重ならない。でも医務室に顔だして夢の治療する姿観れるだけで癒される。制服の上に白衣着た夢ってなんかドキドキするんだよな。
-----------
悠仁が風呂上り廊下を歩いていると夢が反対側から歩いてきた。
同時に声をかけるとハモってしまいお互い笑ってしまう。
「悠仁くんお風呂上り?」
「おう」
「私もいま向かうところ」
悠仁が首にかかっていたタオルの端を握り締めながらなにか言いたそうにしている。
「「夢悠仁くん」」
また声が重なり笑ってしまう。
「悠仁くん先どうぞ」
「明日さ、夢時間ある?忙しい?」
「家入先生のとこ5時までいるけど…その後は部屋にいるつもりだったよ」
「そっか、俺明日オフでさ…」
どこに誘うか決めてなかったと悠仁が言葉を詰まらせる。
「あ!野薔薇ちゃん達もお休み?だったらみんなで…」
悠仁がまたみんなで出かけることになると慌てて続けた。
「いや、あの、夢と二人っきりでどっか行けたらいいなって思ったんだけど」
「二人?」
悠仁がうなずくと恥ずかしそうに頭をぽりぽりとかく。
「うん、悠仁くんとおでかけ…したいな」
「マジ?いいの?どこ行くか決めてないけど至急考える!」
悠仁が嬉しさのあまり思わず夢の両手を包み込んだ。
「う、うん…」
夢は包み込まれた悠仁の大きな手に顔が真っ赤になる。
「あ、ごめん」
「じゃ、明日5時ね…」
「おう!」
夢は手を振り大浴場へとむかうのを悠仁は手を振り返す。
「…やった…夢デートに誘えた…ふふっ こうしちゃいられない行くとこ決めないと」
片思い ― END