SIDE STORY
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チェンジ⑤
「伊地知さん、スケジュール調整大変かと思いますが…よろしくお願いします」
七海がそう言うと悠仁も頭を下げる。
「伊地知さん私にできることあったら言ってください 二人に連絡とったりとかなにか渡したりとかあれば」
「はい、ありがとうございます夢さん スケジュールは今は時期的に落ち着いていますしなんとかなると思います」
「虎杖くん、早速ですが荷物をまとめて私のところへ行きましょう 伊地知さん、立て続けに申し訳ないのですが私のところまで送っていただけますか」
「もちろんです」
「夢さんも一緒にうちにきてください レセプションにあなたを通すように手続きしておいたほうがいいと思いますので」
「はい、わかりました」
「夢、ごめんな たぶん凄い夢に頼ることになりそう」
「大丈夫だよ悠仁くん なんでも言ってね」
悠仁の中の七海が大きな手で夢の頬を触れようとするので七海が慌てて止める。
「虎杖くん夢さんに極力触らないように 見ていて複雑です」
「あ、そうだった ごめんナナミンと夢」
悠仁が必要そうなものをカバンに詰めて、3人は伊地知の待つ駐車場へと向かった。
七海の住むタワーマンションにつくと、七海が悠仁にレセプションに言うセリフを繰り返し練習させる。
「おす…たぶん大丈夫 ナナミンぽくナナミンぽく」
伊地知は夢を高専へ送る為ゲスト用の駐車場で待機した。
七海の中の悠仁がレセプションに声をかける。
「すみません」
レセプションの男性が立ち上がり七海に挨拶をする。
「おかえなさいませ七海様 今日の郵便物です」
「あの、あそこの二人…親戚の子なんですが、私のところで少し預かることになりまして、出入りするかと思います」
「かしこまりました ではお手数をおかけしますが、この書類に二人様のお名前とご連絡先をご記入いただいてよろしいですか?」
「はい」
書類を受け取ると、七海の中の悠仁が一息ついてロビーの机で書き始めた。
「虎杖くん、怪しまれなかったですか?」
「うん、大丈夫だった ここなんて書けばいい?」
三人であーだこーだ言いながら夢と悠仁の中にいる七海の分の書類を書き終えた。
再び七海の中の悠仁が立ち上がり書類を手渡した。
「七海様お手数をおかけしました 確かに頂戴いたしました」
「で、ではよろしくお願いします」
急いで二人の元へ行くとエレベーターホールへと向かった。
「悠仁くん大丈夫だった?す、すごい汗だよ」
「ナナミン風に喋るの大変…でもなんとかなったよ」
七海の部屋の階に着くと、悠仁に声をかける。
「虎杖くん、ジャケットの胸ポケットに鍵があるのでドアを開けてください」
七海の中の悠仁がスーツのポケットをさぐる。
「スーツってこんなにポケットあんだ…あったあった」
キーケースからデンプルキーを取り出してドアを開けると七海の中の悠仁が大きな手でドアを抑える。
腕の下を夢と悠仁の中の七海が通る。
「背が高いっていいなーこんなこともできんだ」
七海の部屋に入ると、空いていた部屋に悠仁を通した。
「ここのゲストルーム、好きに使ってください あとで私の…虎杖くんが着れる着替えを持ってきます」
「サンキューナナミン あ、夢とちょっと話してもいい?」
「構いませんけど、触れるのはよしてください 夢さんもいいですか?」
「「はい」」
二人なら大丈夫かとゲストルームのドアを閉めた。
「夢 ごめんな 戻れるようにいろいろ試してみるから」
「うん、ふふっ なんか七海さんと話してるみたいで変な感じ」
「声がなぁ… あ、でもメールだったら大丈夫じゃん?あとでナナミンから俺のスマホもらっとくから なるべく電話も夢と伊地知さん以外出ないようにするわ」
「うん 悠仁くん…だいす…」
いつものように大好き、と言いそうになり、隣がどうみても七海で言うのをやめた。
「ん?」
「やっぱり止めとく、七海さんに言ってるみたいになっちゃうから」
「大好きって?」
「ふふっ、ごめんね」夢は笑いが止まらなくなる。
「ナナミンが絶対言わないワードとかなんだろ?」
「パン太郎元気?って言ってみて?」
軽く咳払いをすると七海の中の悠仁がセリフを言う。
「パン太郎さんは元気ですか?」
夢が笑いだす。
「あはははっ、ちょ、ちょっと待って…おもしろい…」
「夢さん、パン太郎さんはいつも夢さんと一緒に寝れていいですね」
「や、やめて…あはははっ」
「二人とも…」
悠仁の中の七海が夢の笑い声を聞いて入ってきた。
「虎杖くん、私の声で遊ばないでください」
「ごめん、つい」
「ふふっ、ごめんなさい七海さん…笑いごとじゃないんですけど…」
「夢さん伊地知さんが待ってますので」
「あ、そうだった じゃ悠仁くんなにかあったらメールしてね」
「おう、わかった」
夢を玄関まで送ると、ここで大丈夫ですよ、と見送りを断った。
「あ、待ってください 二人とも」
夢は大きく手を広げて、二人まとめてハグをする。
「どっちに抱き着いていいかわからないから…じゃあまた何かあったら連絡してくださいね」
二人が手を振るとパタンとドアが閉まる。
「虎杖くんはいいですね 夢さんがいて」
「え、ナナミン夢のハグ嬉しかった? 俺あれじゃなんか物足りない」
「触るのは」
「禁止ね、わかってるよ…」
→
「伊地知さん、スケジュール調整大変かと思いますが…よろしくお願いします」
七海がそう言うと悠仁も頭を下げる。
「伊地知さん私にできることあったら言ってください 二人に連絡とったりとかなにか渡したりとかあれば」
「はい、ありがとうございます夢さん スケジュールは今は時期的に落ち着いていますしなんとかなると思います」
「虎杖くん、早速ですが荷物をまとめて私のところへ行きましょう 伊地知さん、立て続けに申し訳ないのですが私のところまで送っていただけますか」
「もちろんです」
「夢さんも一緒にうちにきてください レセプションにあなたを通すように手続きしておいたほうがいいと思いますので」
「はい、わかりました」
「夢、ごめんな たぶん凄い夢に頼ることになりそう」
「大丈夫だよ悠仁くん なんでも言ってね」
悠仁の中の七海が大きな手で夢の頬を触れようとするので七海が慌てて止める。
「虎杖くん夢さんに極力触らないように 見ていて複雑です」
「あ、そうだった ごめんナナミンと夢」
悠仁が必要そうなものをカバンに詰めて、3人は伊地知の待つ駐車場へと向かった。
七海の住むタワーマンションにつくと、七海が悠仁にレセプションに言うセリフを繰り返し練習させる。
「おす…たぶん大丈夫 ナナミンぽくナナミンぽく」
伊地知は夢を高専へ送る為ゲスト用の駐車場で待機した。
七海の中の悠仁がレセプションに声をかける。
「すみません」
レセプションの男性が立ち上がり七海に挨拶をする。
「おかえなさいませ七海様 今日の郵便物です」
「あの、あそこの二人…親戚の子なんですが、私のところで少し預かることになりまして、出入りするかと思います」
「かしこまりました ではお手数をおかけしますが、この書類に二人様のお名前とご連絡先をご記入いただいてよろしいですか?」
「はい」
書類を受け取ると、七海の中の悠仁が一息ついてロビーの机で書き始めた。
「虎杖くん、怪しまれなかったですか?」
「うん、大丈夫だった ここなんて書けばいい?」
三人であーだこーだ言いながら夢と悠仁の中にいる七海の分の書類を書き終えた。
再び七海の中の悠仁が立ち上がり書類を手渡した。
「七海様お手数をおかけしました 確かに頂戴いたしました」
「で、ではよろしくお願いします」
急いで二人の元へ行くとエレベーターホールへと向かった。
「悠仁くん大丈夫だった?す、すごい汗だよ」
「ナナミン風に喋るの大変…でもなんとかなったよ」
七海の部屋の階に着くと、悠仁に声をかける。
「虎杖くん、ジャケットの胸ポケットに鍵があるのでドアを開けてください」
七海の中の悠仁がスーツのポケットをさぐる。
「スーツってこんなにポケットあんだ…あったあった」
キーケースからデンプルキーを取り出してドアを開けると七海の中の悠仁が大きな手でドアを抑える。
腕の下を夢と悠仁の中の七海が通る。
「背が高いっていいなーこんなこともできんだ」
七海の部屋に入ると、空いていた部屋に悠仁を通した。
「ここのゲストルーム、好きに使ってください あとで私の…虎杖くんが着れる着替えを持ってきます」
「サンキューナナミン あ、夢とちょっと話してもいい?」
「構いませんけど、触れるのはよしてください 夢さんもいいですか?」
「「はい」」
二人なら大丈夫かとゲストルームのドアを閉めた。
「夢 ごめんな 戻れるようにいろいろ試してみるから」
「うん、ふふっ なんか七海さんと話してるみたいで変な感じ」
「声がなぁ… あ、でもメールだったら大丈夫じゃん?あとでナナミンから俺のスマホもらっとくから なるべく電話も夢と伊地知さん以外出ないようにするわ」
「うん 悠仁くん…だいす…」
いつものように大好き、と言いそうになり、隣がどうみても七海で言うのをやめた。
「ん?」
「やっぱり止めとく、七海さんに言ってるみたいになっちゃうから」
「大好きって?」
「ふふっ、ごめんね」夢は笑いが止まらなくなる。
「ナナミンが絶対言わないワードとかなんだろ?」
「パン太郎元気?って言ってみて?」
軽く咳払いをすると七海の中の悠仁がセリフを言う。
「パン太郎さんは元気ですか?」
夢が笑いだす。
「あはははっ、ちょ、ちょっと待って…おもしろい…」
「夢さん、パン太郎さんはいつも夢さんと一緒に寝れていいですね」
「や、やめて…あはははっ」
「二人とも…」
悠仁の中の七海が夢の笑い声を聞いて入ってきた。
「虎杖くん、私の声で遊ばないでください」
「ごめん、つい」
「ふふっ、ごめんなさい七海さん…笑いごとじゃないんですけど…」
「夢さん伊地知さんが待ってますので」
「あ、そうだった じゃ悠仁くんなにかあったらメールしてね」
「おう、わかった」
夢を玄関まで送ると、ここで大丈夫ですよ、と見送りを断った。
「あ、待ってください 二人とも」
夢は大きく手を広げて、二人まとめてハグをする。
「どっちに抱き着いていいかわからないから…じゃあまた何かあったら連絡してくださいね」
二人が手を振るとパタンとドアが閉まる。
「虎杖くんはいいですね 夢さんがいて」
「え、ナナミン夢のハグ嬉しかった? 俺あれじゃなんか物足りない」
「触るのは」
「禁止ね、わかってるよ…」
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