SIDE STORY
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チェンジ③
「よし…誰もいない…こっちです」
七海の中の悠仁、悠仁の中の七海が夢の後をついていく。伊地知も周りを気にしながら後を追う。
家入の事務室のドアをノックして夢が「失礼します」と小声で声をかけると入れ替わった二人と伊地知を中へ通した。
「あれ?夢部屋に帰ったんじゃないのか?」
「家入先生大変なんです」夢が事務室の鍵を閉めた。
「七海…と虎杖に伊地知…お疲れ…ってどういう組み合わせ?なにが大変なの?」
「家入先生、俺がナナミンの中にいて、ナナミンが俺ん中にいるんだよね…」
「は?いま誰が喋った??」
ふぅ、と悠仁の中の七海が腕を組んでもう一度説明する。
「先ほどの任務で、階段を下りている最中、底が抜けて虎杖くんと四階から地下1階まで落ちました その時の衝撃なのかわからないのですがどうやら入れ替わってしまったようなんです」
「あははは、虎杖、七海みたいな喋り方だな」
三人が深刻な顔をするので家入が固まる。
「マジなのか? 七海が虎杖のことよく知ってるからそう思ってるだけじゃないのか?」
「先ほど七海さん…いや、虎杖くんの中にいる七海さんに明日のスケジュール確認したらご存じでしたので…」
伊地知も本当みたいなんですと困った顔をする。
「夢…なんかこう、確かめたのか?虎杖と夢しか知り得ないこととか?」
「はい…悠仁くん、七海さんの中にいる悠仁くんに確認したら…私達しかしらないことを知ってたんで…」
「なに?初チューの日とか?」
夢と七海の中にいる悠仁が顔を赤くする。
「わかった、わかったから、七海の顔で照れるのやめてくれ」
家入が二人を座らせて、できることをやってみようと手を広げ力を込めるが、なにも起こらない。
「うん、やっぱり無理だな 怪我の治療じゃないから」
「ええ…ど、どうしよう…」
「家入さんで無理なら次は学長に説明をしに行きましょう」
七海の中の悠仁が腕を確認するがいつもの腕時計がない。
「虎杖くん、私の腕時計をください 君のスマホで毎回確認するのは…ちょっと」
七海はさっきの待ち受けを毎回見るのは申し訳ないなと考えた。七海の中の悠仁が腕時計を外して渡した。
「悟が海外でよかったな、遊び倒されたぞ」
「お帰りになるまでに元通りになってればいいんですけど…」
伊地知の言葉に一同一瞬止まる。帰ってくるまで、いやもう戻らなかったらどうなるんだと考え一番影響ありそうな夢に一斉に目線が行く。
「えぇ…すぐ戻ってくれないと…困りますよ…」
夢は七海と悠仁を交互にみると七海の中の悠仁が口を開いた。
「ごめんな夢、明日たぶんデートは無理だと思う…」
「虎杖くん、当たり前です 私の見た目で夢さんと町を歩いてるのを想像してください」
「悪くないんじゃないか? パパ活っぽい」
家入が想像したのか適当に答える。
「と、とにかく学長のとこ行きましょうよ」
七海と悠仁が礼を家入に言うとまた伊地知も連れて学長のところへと急いだ。
あ、動画撮っておけばよかった、と家入が見送りながら口にした。
→
「よし…誰もいない…こっちです」
七海の中の悠仁、悠仁の中の七海が夢の後をついていく。伊地知も周りを気にしながら後を追う。
家入の事務室のドアをノックして夢が「失礼します」と小声で声をかけると入れ替わった二人と伊地知を中へ通した。
「あれ?夢部屋に帰ったんじゃないのか?」
「家入先生大変なんです」夢が事務室の鍵を閉めた。
「七海…と虎杖に伊地知…お疲れ…ってどういう組み合わせ?なにが大変なの?」
「家入先生、俺がナナミンの中にいて、ナナミンが俺ん中にいるんだよね…」
「は?いま誰が喋った??」
ふぅ、と悠仁の中の七海が腕を組んでもう一度説明する。
「先ほどの任務で、階段を下りている最中、底が抜けて虎杖くんと四階から地下1階まで落ちました その時の衝撃なのかわからないのですがどうやら入れ替わってしまったようなんです」
「あははは、虎杖、七海みたいな喋り方だな」
三人が深刻な顔をするので家入が固まる。
「マジなのか? 七海が虎杖のことよく知ってるからそう思ってるだけじゃないのか?」
「先ほど七海さん…いや、虎杖くんの中にいる七海さんに明日のスケジュール確認したらご存じでしたので…」
伊地知も本当みたいなんですと困った顔をする。
「夢…なんかこう、確かめたのか?虎杖と夢しか知り得ないこととか?」
「はい…悠仁くん、七海さんの中にいる悠仁くんに確認したら…私達しかしらないことを知ってたんで…」
「なに?初チューの日とか?」
夢と七海の中にいる悠仁が顔を赤くする。
「わかった、わかったから、七海の顔で照れるのやめてくれ」
家入が二人を座らせて、できることをやってみようと手を広げ力を込めるが、なにも起こらない。
「うん、やっぱり無理だな 怪我の治療じゃないから」
「ええ…ど、どうしよう…」
「家入さんで無理なら次は学長に説明をしに行きましょう」
七海の中の悠仁が腕を確認するがいつもの腕時計がない。
「虎杖くん、私の腕時計をください 君のスマホで毎回確認するのは…ちょっと」
七海はさっきの待ち受けを毎回見るのは申し訳ないなと考えた。七海の中の悠仁が腕時計を外して渡した。
「悟が海外でよかったな、遊び倒されたぞ」
「お帰りになるまでに元通りになってればいいんですけど…」
伊地知の言葉に一同一瞬止まる。帰ってくるまで、いやもう戻らなかったらどうなるんだと考え一番影響ありそうな夢に一斉に目線が行く。
「えぇ…すぐ戻ってくれないと…困りますよ…」
夢は七海と悠仁を交互にみると七海の中の悠仁が口を開いた。
「ごめんな夢、明日たぶんデートは無理だと思う…」
「虎杖くん、当たり前です 私の見た目で夢さんと町を歩いてるのを想像してください」
「悪くないんじゃないか? パパ活っぽい」
家入が想像したのか適当に答える。
「と、とにかく学長のとこ行きましょうよ」
七海と悠仁が礼を家入に言うとまた伊地知も連れて学長のところへと急いだ。
あ、動画撮っておけばよかった、と家入が見送りながら口にした。
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