SIDE STORY
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
チェンジ
―――困りました。
―――虎杖くんと任務に行って呪霊を祓った。
―――任務は無事完了した。
―――帰りに廃墟の階段が抜け落ち二人で落ちてしまった。
―――四階の踊り場から地下一階まで。
―――虎杖くんも私もこれは日常茶飯事。
―――これは怪我のうちに入らない。
―――困ったことはここからだ。
―――虎杖くんと私が入れ替わってしまっている。
「びっくりしたぁーナナミン大丈夫?」
―――ほら、自分が喋っている。いや、私の体に入った虎杖くんと言った方が正しい。
「虎杖くん」
「……え?俺が俺の目の前にいる」
「虎杖くん、落ち着いて聞いてください おそらく入れ替わってます」
「えー、何言って…」
―――虎杖くんが立ち上がると窓で顔を確認している。
「え、俺…顔…ナナミンのスーツ着てる!?いや、ナナミンそのものになってる?ど、ど、どういうこと!?」
「とりあえず伊地知さんが待ってます ここを出ましょう」
―――自分が虎杖くんの制服を着ている。視界もいつもより低い。やはり入れ替わってる。自分を見上げることになるとは。
「虎杖くんもう少し私っぽく歩いていただけますか」
「えー?ナナミンぽく?」
ついサングラスをあげる仕草をしてしまう。
「これは…本当に困りましたね」
悠仁が待っていた伊地知の車のドアを開け乗り込もうとすると慣れていない背丈に慣れずおもいっきり入り口で頭をぶつける。
「いでっ!伊地知さんお疲れーす」
「お疲れ様…です…え?七海さん?」
バックミラー越しに頭をぶつけた悠仁をイメージしていた伊地知だったが声が七海、どっからどうみても七海だった。
「伊地知さんお疲れ様です ちょっと出発前にお話を」
クールなトーンの悠仁に混乱するとエンジンを止め、後ろを向いた。
「入れ替わった!?」
「私が虎杖くんの体に、虎杖くんが私の体に」
「あの…試すようで悪いんですけど…七海さん、明日の任務の件数と、それぞれの時間覚えてます…?」
腕と足を組んだ見た目が悠仁の七海が答える。
「伊地知さん、それはひっかけですね 私は明日オフです」
声が悠仁なので伊地知もためらいながら、そうです…と返した。
「伊地知さん、まず確認したいことがあります 五条さんは今時に?」
「五条さんは今朝アフリカの方まで…7日間は帰らないかと」
「それはよかった 1つ気にしなくていいことが減りました」
隣の七海の体にいる悠仁が口を開いた。
「あぁ!!明日…夢とデート…だ」
悠仁の中の七海がため息をつくとこめかみを押さえる。
「話すべき人物を絞らないといけませんね」
「ナナミン、俺夢には隠し事できない」
「虎杖くん、整理しますから待ってください 伊地知さん、釘崎さんと伏黒くんは?」
伊地知はタブレットで二人の任務を確認する。
「泊りがけで明日0時頃に寮にはつくかと」
「では今日明日は二人に合わなくて済みそうですね 学長には報告しましょう 虎杖くん絡みになると上も黙っていません 学長が知っていれば五条さんが万が一知ってしまっても学長なら時間が稼げる」
「ナナミン!夢!どうすんの!?」
「夢さんにはお話ししましょう 君をよくしっている彼女なら力になってくれるでしょう 伊地知さん、高専へ戻っていただけますか?」
「虎杖くん、今から高専に戻りますけど 家入さんのところへ直行します もし家入さんが治せなかったら、学長のところへ行きます」
悠仁の中の七海が制服のポケットからスマホを取り出した。
「あ!待ってナナミン!」
画面がパッとつくと二人で仲良く映る待ち受けになっている。
「虎杖くん、慣れてください 自然と君の私物をみることになってきます」
「恥ずかし…まって夢に電話するの?俺がした方がよくない?」
「電話で顔が見えていないのに、私の声でそのテンションで話しかけたら夢さん倒れます 私がかけます」
「悠仁くんお疲れ様ーもう着いたの?七海さんも一緒なんでしょ?」
「お疲れ様 大事な話があるので20分後、駐車場へ」
「え?悠仁…くんだよね?どうしたの??」
プツッと通話を切った。
「ナナミン!今のじゃ別れ話するみたいじゃん!!」
「そうでしたか?的確に要件は伝えましたが」
「七海さん…さすがにさっきのは虎杖くんっぽくないというか…」
伊地知もバックミラー越しに苦笑いしている。
あああーーと七海の中の悠仁がパニックになりながら車は高専へと急いだ。
→
―――困りました。
―――虎杖くんと任務に行って呪霊を祓った。
―――任務は無事完了した。
―――帰りに廃墟の階段が抜け落ち二人で落ちてしまった。
―――四階の踊り場から地下一階まで。
―――虎杖くんも私もこれは日常茶飯事。
―――これは怪我のうちに入らない。
―――困ったことはここからだ。
―――虎杖くんと私が入れ替わってしまっている。
「びっくりしたぁーナナミン大丈夫?」
―――ほら、自分が喋っている。いや、私の体に入った虎杖くんと言った方が正しい。
「虎杖くん」
「……え?俺が俺の目の前にいる」
「虎杖くん、落ち着いて聞いてください おそらく入れ替わってます」
「えー、何言って…」
―――虎杖くんが立ち上がると窓で顔を確認している。
「え、俺…顔…ナナミンのスーツ着てる!?いや、ナナミンそのものになってる?ど、ど、どういうこと!?」
「とりあえず伊地知さんが待ってます ここを出ましょう」
―――自分が虎杖くんの制服を着ている。視界もいつもより低い。やはり入れ替わってる。自分を見上げることになるとは。
「虎杖くんもう少し私っぽく歩いていただけますか」
「えー?ナナミンぽく?」
ついサングラスをあげる仕草をしてしまう。
「これは…本当に困りましたね」
悠仁が待っていた伊地知の車のドアを開け乗り込もうとすると慣れていない背丈に慣れずおもいっきり入り口で頭をぶつける。
「いでっ!伊地知さんお疲れーす」
「お疲れ様…です…え?七海さん?」
バックミラー越しに頭をぶつけた悠仁をイメージしていた伊地知だったが声が七海、どっからどうみても七海だった。
「伊地知さんお疲れ様です ちょっと出発前にお話を」
クールなトーンの悠仁に混乱するとエンジンを止め、後ろを向いた。
「入れ替わった!?」
「私が虎杖くんの体に、虎杖くんが私の体に」
「あの…試すようで悪いんですけど…七海さん、明日の任務の件数と、それぞれの時間覚えてます…?」
腕と足を組んだ見た目が悠仁の七海が答える。
「伊地知さん、それはひっかけですね 私は明日オフです」
声が悠仁なので伊地知もためらいながら、そうです…と返した。
「伊地知さん、まず確認したいことがあります 五条さんは今時に?」
「五条さんは今朝アフリカの方まで…7日間は帰らないかと」
「それはよかった 1つ気にしなくていいことが減りました」
隣の七海の体にいる悠仁が口を開いた。
「あぁ!!明日…夢とデート…だ」
悠仁の中の七海がため息をつくとこめかみを押さえる。
「話すべき人物を絞らないといけませんね」
「ナナミン、俺夢には隠し事できない」
「虎杖くん、整理しますから待ってください 伊地知さん、釘崎さんと伏黒くんは?」
伊地知はタブレットで二人の任務を確認する。
「泊りがけで明日0時頃に寮にはつくかと」
「では今日明日は二人に合わなくて済みそうですね 学長には報告しましょう 虎杖くん絡みになると上も黙っていません 学長が知っていれば五条さんが万が一知ってしまっても学長なら時間が稼げる」
「ナナミン!夢!どうすんの!?」
「夢さんにはお話ししましょう 君をよくしっている彼女なら力になってくれるでしょう 伊地知さん、高専へ戻っていただけますか?」
「虎杖くん、今から高専に戻りますけど 家入さんのところへ直行します もし家入さんが治せなかったら、学長のところへ行きます」
悠仁の中の七海が制服のポケットからスマホを取り出した。
「あ!待ってナナミン!」
画面がパッとつくと二人で仲良く映る待ち受けになっている。
「虎杖くん、慣れてください 自然と君の私物をみることになってきます」
「恥ずかし…まって夢に電話するの?俺がした方がよくない?」
「電話で顔が見えていないのに、私の声でそのテンションで話しかけたら夢さん倒れます 私がかけます」
「悠仁くんお疲れ様ーもう着いたの?七海さんも一緒なんでしょ?」
「お疲れ様 大事な話があるので20分後、駐車場へ」
「え?悠仁…くんだよね?どうしたの??」
プツッと通話を切った。
「ナナミン!今のじゃ別れ話するみたいじゃん!!」
「そうでしたか?的確に要件は伝えましたが」
「七海さん…さすがにさっきのは虎杖くんっぽくないというか…」
伊地知もバックミラー越しに苦笑いしている。
あああーーと七海の中の悠仁がパニックになりながら車は高専へと急いだ。
→