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お助けナナミン①
夢と悠仁はオフの日にスーパーへ買い出しへと向かっていた。朝早いこともあって人通りもまばらだ。
仲良く手を繋ぎ、お昼は何を作るか相談している。
「悠仁くん何が食べたい?」
「うーん、オムライスチャレンジしてみたいな あの包丁で切って卵がどわーってなるやつ!」
「テレビでやってたやつだね あんなにトロトロにできるかなぁ?」
「夢にケチャップで名前とハートかいてもらうー」
野薔薇にバカップルと言われそうな会話をしながら歩いていると、目の前を杖をついて歩いていたおばあさんのカバンを原付に乗った男がひったくり走り去っていく。
夢おばあちゃん頼んだ、と悠仁が言うと猛スピードで走り追いかける。
「おばあちゃん、大丈夫?」
「あいたた…」
足をひねって痛そうにしている。夢は人に見られないようにそっと手を当てて力を込める。
「あら?足が軽くなったわ」
「もう大丈夫だよ、おばあちゃん カバンももうすぐ返ってくると思うよ」
数メートル先でパトカーのサイレンが鳴り響いている。警察官が夢とおばあさんへ駆け寄ってきた。
「被害にあわれた方ですか?」
「こちらのおばあちゃんのバッグ原付に乗った人に取られました」
「貴方は?」
「えーと、原付の人捕まえに行った方の…連れです…」
とりあえず署へ、と言われるのでおばあさんの杖を夢が持ち、手を添えて警察官の後へとついて行った。
「君ね、さっきの原付バイク時速何キロで走ってたか知ってる?」
悠仁はフルスピードの原付に追いつき、並走して鍵を抜き取り停止させたという内容に警察は納得がいっていない様子だった。
「あのー俺ひったくり捕まえたんですけど…」
悠仁は自分が悪いことをしたようだなと警察に囲まれて考える。
等の犯人は別室で取り調べを受けているが、犯人も何が起きたかわからない様子だった。
夢はおばあさんと一緒に後ろでパイプ椅子に座って話を聞いている。
「そこの子も、君の彼氏がひったくりを一瞬で確認して、すぐさま走り出し、追いついたって、これ本当?」
「本当ですよ…何度も言ってますけど」
夢は悠仁の走りを一般人に信じてもらうのはなかなか難しいなと考える。
「おまわりさん、この二人がいなかったら私の主人からもらった大事な鞄は返ってこなかったんですよ 私は二人に感謝しています」
「おばあちゃん…」
警察官はおばあさんに連絡先を聞き、今日は帰っていいですよと声をかける。
「おばあちゃん足悪いからバス停まで送ります」
夢がそう言うが、警官が君たちには書類に書いてもらうことあるから、担当が送り届けます、と言われてしまう。
「お兄さんとお嬢さん、ありがとうね またお返ししたいから学校に連絡させてね」
おばあさんは女性警察に連れられ会議室を後にすると夢と悠仁が顔を見合わせる。
がっこう 学 校 に 連 絡
警察から学校に連絡って 呪術高専 って言っていいのか??と固まってしまう。
「あとでさっきのおばあちゃんにも伝えておくから、この書類とこの書類書いてくれる? あと親御さんか、学校の人に連絡したいんだけど誰か連絡できる人いる?」
「両親はお互いなくて、二人とも学校の寮に住んでます」
悠仁は嘘は言ってない。でも連絡できる先生!?と夢を見る。
「 伊地知さんは北海道、新田さんも出張、五条先生海外だよ… 」こそこそと悠仁に伝える。
連絡つきそうになければ学校へ直接…と警官が机の電話に手を伸ばすと悠仁が大きな声で答える。
「ナナミ…七海先生なら今日オフ…じゃなくて連絡できます!」
「そういえば君たちも休みみたいだけど、学校創立記念とかで休みなの?」
二人がうんうん、と首を縦にうなずく。
固定電話を渡され、悠仁はスマホから七海の携帯電話を確認して番号を押した。
出張帰りだった七海は早朝マンションのエントランスまで到着すると見慣れない番号からの着信に眉をひそめる。
はい、と電話に出ると遠くで XX警察署からのお願いです というアナウンスが聞こえたと思ったら 「七海先生!」 と悠仁の声がする。
警察署からの電話+悠仁がナナミンと呼ばない=ただ事じゃない と駐車場に行くと出張用のカバンをトランクに入れ、エンジンをスタートさせた。冷静に電話の向こうの悠仁に話しかける。
「虎杖くんですか、どうしました」
「えーと あ」
かすかに夢の七海さん出た?という声もする。
警察署からの電話+悠仁がナナミンと呼ばない+ただ事じゃない に加え 夢 がいるとなると痴漢?もっと最悪なことが起きたのか?と瞬時に頭が回転しだす。
「あーもしもし、XX警察署です 虎杖悠仁くんの担任の七海先生ですか?」
七海はアナウンスで聞き取れなかった警察署の場所を特定し、通話をハンズフリーに切り替えると車を出した。
「ええ、そうです 虎杖くんに何があったんですか?」
「調書の手続き上、先生に記入していただきたいものがありまして…今からXX警察署までお越しいただけますか?」
警察官が名前と管轄を伝え、電話を切ってものの数分で会議室のドアがノックされる。
「あのー七海さんという方が受付にいらしてますが、通してもよろしいですか?」
部屋にいた全員が早いという顔をすると、七海が部屋へ入ってきた。
「虎杖くん、夢さん、なにがあったんですか?」
「あー先生早いですね助かります」
警官が七海に状況を説明すると緊張が解けたのか大きく息を吐いた。
七海が書類に記入を済ませ、悠仁と夢は警察署を後にした。
七海は黙って歩くので二人が後をついていく。
駐車場に止めた車の前で立ち止まり七海は振り替えると、両手を広げ二人を両脇に抱える形で背中に腕を回すと大きなため息をついた。
「何事かと思いました」
悠仁と夢はまさかあの冷静な七海に抱き着かれると思わず固まってしまう。
「ご、ごめんナナミン 急に呼び出して」
「他に思い当たる人が全員出張で…」
二人はなにか話さなければと七海の腕の中でもごもご話す。
「何事もなくてよかったです」
二人を解放すると七海は運転席へ周り乗り込んだ。
「二人とも乗ってください」
二人は小さく はい、と答えると後部座席に座りシートベルトを締めた。
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夢と悠仁はオフの日にスーパーへ買い出しへと向かっていた。朝早いこともあって人通りもまばらだ。
仲良く手を繋ぎ、お昼は何を作るか相談している。
「悠仁くん何が食べたい?」
「うーん、オムライスチャレンジしてみたいな あの包丁で切って卵がどわーってなるやつ!」
「テレビでやってたやつだね あんなにトロトロにできるかなぁ?」
「夢にケチャップで名前とハートかいてもらうー」
野薔薇にバカップルと言われそうな会話をしながら歩いていると、目の前を杖をついて歩いていたおばあさんのカバンを原付に乗った男がひったくり走り去っていく。
夢おばあちゃん頼んだ、と悠仁が言うと猛スピードで走り追いかける。
「おばあちゃん、大丈夫?」
「あいたた…」
足をひねって痛そうにしている。夢は人に見られないようにそっと手を当てて力を込める。
「あら?足が軽くなったわ」
「もう大丈夫だよ、おばあちゃん カバンももうすぐ返ってくると思うよ」
数メートル先でパトカーのサイレンが鳴り響いている。警察官が夢とおばあさんへ駆け寄ってきた。
「被害にあわれた方ですか?」
「こちらのおばあちゃんのバッグ原付に乗った人に取られました」
「貴方は?」
「えーと、原付の人捕まえに行った方の…連れです…」
とりあえず署へ、と言われるのでおばあさんの杖を夢が持ち、手を添えて警察官の後へとついて行った。
「君ね、さっきの原付バイク時速何キロで走ってたか知ってる?」
悠仁はフルスピードの原付に追いつき、並走して鍵を抜き取り停止させたという内容に警察は納得がいっていない様子だった。
「あのー俺ひったくり捕まえたんですけど…」
悠仁は自分が悪いことをしたようだなと警察に囲まれて考える。
等の犯人は別室で取り調べを受けているが、犯人も何が起きたかわからない様子だった。
夢はおばあさんと一緒に後ろでパイプ椅子に座って話を聞いている。
「そこの子も、君の彼氏がひったくりを一瞬で確認して、すぐさま走り出し、追いついたって、これ本当?」
「本当ですよ…何度も言ってますけど」
夢は悠仁の走りを一般人に信じてもらうのはなかなか難しいなと考える。
「おまわりさん、この二人がいなかったら私の主人からもらった大事な鞄は返ってこなかったんですよ 私は二人に感謝しています」
「おばあちゃん…」
警察官はおばあさんに連絡先を聞き、今日は帰っていいですよと声をかける。
「おばあちゃん足悪いからバス停まで送ります」
夢がそう言うが、警官が君たちには書類に書いてもらうことあるから、担当が送り届けます、と言われてしまう。
「お兄さんとお嬢さん、ありがとうね またお返ししたいから学校に連絡させてね」
おばあさんは女性警察に連れられ会議室を後にすると夢と悠仁が顔を見合わせる。
がっこう 学 校 に 連 絡
警察から学校に連絡って 呪術高専 って言っていいのか??と固まってしまう。
「あとでさっきのおばあちゃんにも伝えておくから、この書類とこの書類書いてくれる? あと親御さんか、学校の人に連絡したいんだけど誰か連絡できる人いる?」
「両親はお互いなくて、二人とも学校の寮に住んでます」
悠仁は嘘は言ってない。でも連絡できる先生!?と夢を見る。
「 伊地知さんは北海道、新田さんも出張、五条先生海外だよ… 」こそこそと悠仁に伝える。
連絡つきそうになければ学校へ直接…と警官が机の電話に手を伸ばすと悠仁が大きな声で答える。
「ナナミ…七海先生なら今日オフ…じゃなくて連絡できます!」
「そういえば君たちも休みみたいだけど、学校創立記念とかで休みなの?」
二人がうんうん、と首を縦にうなずく。
固定電話を渡され、悠仁はスマホから七海の携帯電話を確認して番号を押した。
出張帰りだった七海は早朝マンションのエントランスまで到着すると見慣れない番号からの着信に眉をひそめる。
はい、と電話に出ると遠くで XX警察署からのお願いです というアナウンスが聞こえたと思ったら 「七海先生!」 と悠仁の声がする。
警察署からの電話+悠仁がナナミンと呼ばない=ただ事じゃない と駐車場に行くと出張用のカバンをトランクに入れ、エンジンをスタートさせた。冷静に電話の向こうの悠仁に話しかける。
「虎杖くんですか、どうしました」
「えーと あ」
かすかに夢の七海さん出た?という声もする。
警察署からの電話+悠仁がナナミンと呼ばない+ただ事じゃない に加え 夢 がいるとなると痴漢?もっと最悪なことが起きたのか?と瞬時に頭が回転しだす。
「あーもしもし、XX警察署です 虎杖悠仁くんの担任の七海先生ですか?」
七海はアナウンスで聞き取れなかった警察署の場所を特定し、通話をハンズフリーに切り替えると車を出した。
「ええ、そうです 虎杖くんに何があったんですか?」
「調書の手続き上、先生に記入していただきたいものがありまして…今からXX警察署までお越しいただけますか?」
警察官が名前と管轄を伝え、電話を切ってものの数分で会議室のドアがノックされる。
「あのー七海さんという方が受付にいらしてますが、通してもよろしいですか?」
部屋にいた全員が早いという顔をすると、七海が部屋へ入ってきた。
「虎杖くん、夢さん、なにがあったんですか?」
「あー先生早いですね助かります」
警官が七海に状況を説明すると緊張が解けたのか大きく息を吐いた。
七海が書類に記入を済ませ、悠仁と夢は警察署を後にした。
七海は黙って歩くので二人が後をついていく。
駐車場に止めた車の前で立ち止まり七海は振り替えると、両手を広げ二人を両脇に抱える形で背中に腕を回すと大きなため息をついた。
「何事かと思いました」
悠仁と夢はまさかあの冷静な七海に抱き着かれると思わず固まってしまう。
「ご、ごめんナナミン 急に呼び出して」
「他に思い当たる人が全員出張で…」
二人はなにか話さなければと七海の腕の中でもごもご話す。
「何事もなくてよかったです」
二人を解放すると七海は運転席へ周り乗り込んだ。
「二人とも乗ってください」
二人は小さく はい、と答えると後部座席に座りシートベルトを締めた。
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