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教えてナナミン
悠仁は職員室へと向かっていた。
通常の学校と違って先生が向かい合わせて次の授業を準備する様な場所ではなく、教員、呪術師がリラックスできる大きな部屋だ。
悠仁は今日は七海はいるだろうかと戸を開けた。
「失礼しまー…す。あ、五条先生」
中には五条しかいなかった。
「あれ、悠仁どうしたの? あ、僕また授業もしかして忘れてた?」
五条は革張りのソファーに脚を伸ばしタブレットを眺めていた。
「授業はないけど…先生今日ナナミンいないの?」
「七海?わかんなーい」
じゃあいいや、と帰ろうとするところに五条が悠仁に声をかける。
「悠仁、七海に話して僕に話せないことってなにかなぁ」
「別にそういうわけじゃないけど…ナナミンにいつも話聞いてもらってたから…」
「なになに? 夢ちゃんのことでしょ」
五条に出口をふさがれてしまった悠仁は渋々部屋の一人がけソファーに座った。
「女の子のことならなんでも聞いてー 悠仁の参考になるかわかんないけど」
そう言われるとやっぱり七海に話したかったなと悠仁はなかなか口を開かない。
「あ…悠仁、わかった」
五条がローテーブル越しに身を乗り出して悠仁に近づくと小声で話す。
「アレ どこで買っていいかでしょ」
悠仁は頭に?を浮かべている。
「今は便利になったよ、24時間コンビニでも買えるし そっかー悠仁も男になるんだな」
うんうん、五条がうなずくと勝手に話を進める。
「悠仁はちゃんと夢ちゃんのこと考えててえらいえらい
あ!あまりビデオとか参考にしちゃダメだよ、あれはファンタジーだから そういうの専門の子じゃない限り普通の子に同じことしたら、ぜぇったい引く まぁ、あとはどーんと押し倒して…」
大きな咳払いが聞こえた。
「あ、ナナミン」
「五条さん…虎杖くんに何の話をしてるんですか」
「え、悠仁がセッ…」と言いかけると七海がチョコレートの箱を五条の目の前に差し出す。
「お!ベルギーチョコじゃん!サンキュー」
五条は箱を開けて嬉しそうにチョコレートを食べた。
「虎杖くん、どこまで五条さんの話を聞きましたか?」
「え、よくわかんなかったけど…専門の子?とか」
はぁ、と大きなため息を七海はついた。
「ナナミン、この前ちょっと話したじゃん、やっぱり決められない」
「夢さんのことです 虎杖くんがなにをあげても喜ぶのではないですか?」
「指輪って言ったら釘崎に重いって言われたし」
「アクセサリー類は誕生日とかの方が向いてると思いますよ あくまでも二人の記念日ですから 手元に残るものではなくて…食事に行くとか」
「飯かぁー 伏黒も同じこと言ってたんだけど、それはそれで店に困る」
悠仁が腕を組んで天井を見上げる。
「ゴメン、なんの話?」五条がチョコの箱を片手に二人の話に入ってきた。
七海が声を張って五条に説明する。
「虎杖くんが、夢さんとの記念日 になにかあげたい、という相談です」
記念日?と五条が首をかしげる。
「えへへっ、俺、夢と付き合ってもうすぐ1ヵ月なんだー」
悠仁はニコニコと五条に笑顔を向ける。
「1ヵ月記念……七海…ピュアすぎて眩しい」
「高校生ですよ 普通だと思います 特に虎杖くんと夢さんなら」
「悠仁、ゴメン さっきのAVのくだりとか忘れて」
「へ!?」
また蒸し返すと七海は呆れて額を手で覆った。
「失礼しまーす」
夢が戸を開けて顔を出してきた。
「あ、五条先生ここにいたんですか 家入先生が事務室でずっと待ってますよ」
「あ、硝子のとこ行くの忘れてた」
「七海さんお久しぶりです」
手を振る夢にどうも、と会釈する。
五条がチョコレートの箱片手に立ち上がると一つ手に取り夢の口へと持って行く。
「七海がくれたチョコおすそ分け」
「五条さん」
七海が注意すると悠仁が険しい顔をしている。
「硝子のとこ行ってくるー」
夢はチョコを一口かじると残りを手に持って七海と悠仁のいるソファーに腰かけた。
「もぉ…悠仁くんあげる」
夢が一口食べたチョコを悠仁の口に持って行く。
「ん、あまっ…」
「中のジャムがおいしいよ」
残りを夢が食べると七海は二人を微笑ましく見つめる。
「ベルギーのチョコレートです さて、私はそろそろ伊地知さんのところへ」
「あ!ナナミン、ありがとう」
「虎杖くん、また続きを聞かせてください 夢さんもまた」
二人で手を振ると七海は部屋を後にした。
「まったく五条さんはどこまで本気なのか…」
教えてナナミン ― END
悠仁は職員室へと向かっていた。
通常の学校と違って先生が向かい合わせて次の授業を準備する様な場所ではなく、教員、呪術師がリラックスできる大きな部屋だ。
悠仁は今日は七海はいるだろうかと戸を開けた。
「失礼しまー…す。あ、五条先生」
中には五条しかいなかった。
「あれ、悠仁どうしたの? あ、僕また授業もしかして忘れてた?」
五条は革張りのソファーに脚を伸ばしタブレットを眺めていた。
「授業はないけど…先生今日ナナミンいないの?」
「七海?わかんなーい」
じゃあいいや、と帰ろうとするところに五条が悠仁に声をかける。
「悠仁、七海に話して僕に話せないことってなにかなぁ」
「別にそういうわけじゃないけど…ナナミンにいつも話聞いてもらってたから…」
「なになに? 夢ちゃんのことでしょ」
五条に出口をふさがれてしまった悠仁は渋々部屋の一人がけソファーに座った。
「女の子のことならなんでも聞いてー 悠仁の参考になるかわかんないけど」
そう言われるとやっぱり七海に話したかったなと悠仁はなかなか口を開かない。
「あ…悠仁、わかった」
五条がローテーブル越しに身を乗り出して悠仁に近づくと小声で話す。
「
悠仁は頭に?を浮かべている。
「今は便利になったよ、24時間コンビニでも買えるし そっかー悠仁も男になるんだな」
うんうん、五条がうなずくと勝手に話を進める。
「悠仁はちゃんと夢ちゃんのこと考えててえらいえらい
あ!あまりビデオとか参考にしちゃダメだよ、あれはファンタジーだから そういうの専門の子じゃない限り普通の子に同じことしたら、ぜぇったい引く まぁ、あとはどーんと押し倒して…」
大きな咳払いが聞こえた。
「あ、ナナミン」
「五条さん…虎杖くんに何の話をしてるんですか」
「え、悠仁がセッ…」と言いかけると七海がチョコレートの箱を五条の目の前に差し出す。
「お!ベルギーチョコじゃん!サンキュー」
五条は箱を開けて嬉しそうにチョコレートを食べた。
「虎杖くん、どこまで五条さんの話を聞きましたか?」
「え、よくわかんなかったけど…専門の子?とか」
はぁ、と大きなため息を七海はついた。
「ナナミン、この前ちょっと話したじゃん、やっぱり決められない」
「夢さんのことです 虎杖くんがなにをあげても喜ぶのではないですか?」
「指輪って言ったら釘崎に重いって言われたし」
「アクセサリー類は誕生日とかの方が向いてると思いますよ あくまでも二人の記念日ですから 手元に残るものではなくて…食事に行くとか」
「飯かぁー 伏黒も同じこと言ってたんだけど、それはそれで店に困る」
悠仁が腕を組んで天井を見上げる。
「ゴメン、なんの話?」五条がチョコの箱を片手に二人の話に入ってきた。
七海が声を張って五条に説明する。
「虎杖くんが、夢さんとの
記念日?と五条が首をかしげる。
「えへへっ、俺、夢と付き合ってもうすぐ1ヵ月なんだー」
悠仁はニコニコと五条に笑顔を向ける。
「1ヵ月記念……七海…ピュアすぎて眩しい」
「高校生ですよ 普通だと思います 特に虎杖くんと夢さんなら」
「悠仁、ゴメン さっきのAVのくだりとか忘れて」
「へ!?」
また蒸し返すと七海は呆れて額を手で覆った。
「失礼しまーす」
夢が戸を開けて顔を出してきた。
「あ、五条先生ここにいたんですか 家入先生が事務室でずっと待ってますよ」
「あ、硝子のとこ行くの忘れてた」
「七海さんお久しぶりです」
手を振る夢にどうも、と会釈する。
五条がチョコレートの箱片手に立ち上がると一つ手に取り夢の口へと持って行く。
「七海がくれたチョコおすそ分け」
「五条さん」
七海が注意すると悠仁が険しい顔をしている。
「硝子のとこ行ってくるー」
夢はチョコを一口かじると残りを手に持って七海と悠仁のいるソファーに腰かけた。
「もぉ…悠仁くんあげる」
夢が一口食べたチョコを悠仁の口に持って行く。
「ん、あまっ…」
「中のジャムがおいしいよ」
残りを夢が食べると七海は二人を微笑ましく見つめる。
「ベルギーのチョコレートです さて、私はそろそろ伊地知さんのところへ」
「あ!ナナミン、ありがとう」
「虎杖くん、また続きを聞かせてください 夢さんもまた」
二人で手を振ると七海は部屋を後にした。
「まったく五条さんはどこまで本気なのか…」
教えてナナミン ― END