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熱があっても
「夢ちゃん、今なんて言った?」
教室で恵と伊地知を待っていた野薔薇が夢の言葉が信じられず聞き返す。
「悠仁くんが風邪ひいたから任務に行けないの、だから野薔薇ちゃんと恵くんで…」
「2人でも全然、そこはいいんだけど、虎杖が 風邪をひいた って言った?」
「うん、昨日の夜からかなりの高熱で…」
「医学的にバカは風邪をひかないって証明されてるのに虎杖が風邪ひいた、って言うの?」
「そんな医学的根拠ないだろ…」伏黒が二人の間に入ると伏黒は野薔薇はつまんないな、という顔をする。
困ったように夢は笑った。
「そういうことだから、伊地知さんには連絡してるんだけど、あ、悠仁くん呼んでるからまた後でね。二人とも気を付けて行ってきてね」
夢は鳴るスマホを取り出し、今行くねと返事をしながら教室を出て行った。
「虎杖はただ夢に看病されたいだけじゃないの?」
それはなくもないな、と恵はうなずいた。
二人との予想とは違い、どこでもらったのか、悠仁は本当に高熱に悩まされていた。
「夢…あづい゛…」
がらがらとした声を必死に絞り出す。
マスクをして白衣を着た夢が部屋に入ってきた。
「悠仁くん、電話よく聞こえなかったけど暑いんだよね?」
苦しそうに深く息をする悠仁のおでこに手を置く。
「わ、全然下がらないね。汗かいてるでしょ、着替えよう。ベッドに腰かけられる?」
悠仁はゆっくり起き上がるのを夢が支え、起き上がった。悠仁は力を振り絞り、着ていたTシャツを脱ぎ捨てる。
夢が持ってきたタオルで優しく汗を拭きとっていく。
「夢のにおいする…」
「え、あ、タオルわたしの持ってきたから…柔軟剤の香りでしょ?」
「夢…」
悠仁はベッドに腰をかけたまま、夢に抱き着く。
「ゆ、悠仁くん、ちゃんと拭かないとよくならないよ」
「はら…へっだ…」
「何か作るから、と、とりあえずTシャツ着よう」
悠仁が両手を万歳するので夢はTシャツをかぶらせて着させた。
倒れるように悠仁が横になるのでおでこに冷たいタオルを置いた。
「あぁーきもち…夢…ありがと」
夢は微笑むと食べられそうなもの用意してくるね、と立ち上がったところで白衣の裾を引っ張らられる。
「夢…ここにいでほじい…ゴホゴホ」
かすれた声で呼び止められるのでまたしゃがんで悠仁を安心させるように手を握った。
「悠仁くん、すぐ戻ってくるから、ね?」
ぼーっとしている悠仁はうなずくと、目を閉じた。
夢は部屋を出るとドキドキする胸を抑えた。
「ビックリした…あんなに可愛く甘える悠仁くん…初めて見た…」
スープとお粥を用意して悠仁の部屋へと戻ると悠仁がベッドでうなされていた。
「悠仁くん?どこが苦しい?」
「夢…のどいだい…」
「ご飯食べたらお薬飲もう」
夢がテーブルに持ってきたものを置くと、悠仁を起こすのを手伝った。
「おいしょ、悠仁くん…少しでいいから力いれてくれないと…」
「夢…ありがど」
無理しなくて喋らなくていいよ、というと悠仁の膝にお盆を置いた。
「はい、あーんして」
「…んおいし…」
「あ、もう少し噛んで食べないと」
悠仁はぼーっとする中、夢が作ってきたものを全部食べ終える。
「夢…ごちそうさま…」
薬も飲んだし後は寝てくれればと夢が部屋を出ようとする。
「夢…まって」
「なにか欲しいものある?また後で様子みにくるよ?」
悠仁が布団から手を出すので夢は手を繋ぐと、悠仁は夢の手の甲にキスをする。
「口だとうつるから…ゴホゴホ」
弱々しく微笑む悠仁に近づくとマスクをずらし、おでこに優しくお返しのキスをした。
「早く良くなってね悠仁くん」
「へへっ、今ので治りそ…」
そう言うと目を閉じて眠りについた。
熱があっても ー END
「夢ちゃん、今なんて言った?」
教室で恵と伊地知を待っていた野薔薇が夢の言葉が信じられず聞き返す。
「悠仁くんが風邪ひいたから任務に行けないの、だから野薔薇ちゃんと恵くんで…」
「2人でも全然、そこはいいんだけど、虎杖が 風邪をひいた って言った?」
「うん、昨日の夜からかなりの高熱で…」
「医学的にバカは風邪をひかないって証明されてるのに虎杖が風邪ひいた、って言うの?」
「そんな医学的根拠ないだろ…」伏黒が二人の間に入ると伏黒は野薔薇はつまんないな、という顔をする。
困ったように夢は笑った。
「そういうことだから、伊地知さんには連絡してるんだけど、あ、悠仁くん呼んでるからまた後でね。二人とも気を付けて行ってきてね」
夢は鳴るスマホを取り出し、今行くねと返事をしながら教室を出て行った。
「虎杖はただ夢に看病されたいだけじゃないの?」
それはなくもないな、と恵はうなずいた。
二人との予想とは違い、どこでもらったのか、悠仁は本当に高熱に悩まされていた。
「夢…あづい゛…」
がらがらとした声を必死に絞り出す。
マスクをして白衣を着た夢が部屋に入ってきた。
「悠仁くん、電話よく聞こえなかったけど暑いんだよね?」
苦しそうに深く息をする悠仁のおでこに手を置く。
「わ、全然下がらないね。汗かいてるでしょ、着替えよう。ベッドに腰かけられる?」
悠仁はゆっくり起き上がるのを夢が支え、起き上がった。悠仁は力を振り絞り、着ていたTシャツを脱ぎ捨てる。
夢が持ってきたタオルで優しく汗を拭きとっていく。
「夢のにおいする…」
「え、あ、タオルわたしの持ってきたから…柔軟剤の香りでしょ?」
「夢…」
悠仁はベッドに腰をかけたまま、夢に抱き着く。
「ゆ、悠仁くん、ちゃんと拭かないとよくならないよ」
「はら…へっだ…」
「何か作るから、と、とりあえずTシャツ着よう」
悠仁が両手を万歳するので夢はTシャツをかぶらせて着させた。
倒れるように悠仁が横になるのでおでこに冷たいタオルを置いた。
「あぁーきもち…夢…ありがと」
夢は微笑むと食べられそうなもの用意してくるね、と立ち上がったところで白衣の裾を引っ張らられる。
「夢…ここにいでほじい…ゴホゴホ」
かすれた声で呼び止められるのでまたしゃがんで悠仁を安心させるように手を握った。
「悠仁くん、すぐ戻ってくるから、ね?」
ぼーっとしている悠仁はうなずくと、目を閉じた。
夢は部屋を出るとドキドキする胸を抑えた。
「ビックリした…あんなに可愛く甘える悠仁くん…初めて見た…」
スープとお粥を用意して悠仁の部屋へと戻ると悠仁がベッドでうなされていた。
「悠仁くん?どこが苦しい?」
「夢…のどいだい…」
「ご飯食べたらお薬飲もう」
夢がテーブルに持ってきたものを置くと、悠仁を起こすのを手伝った。
「おいしょ、悠仁くん…少しでいいから力いれてくれないと…」
「夢…ありがど」
無理しなくて喋らなくていいよ、というと悠仁の膝にお盆を置いた。
「はい、あーんして」
「…んおいし…」
「あ、もう少し噛んで食べないと」
悠仁はぼーっとする中、夢が作ってきたものを全部食べ終える。
「夢…ごちそうさま…」
薬も飲んだし後は寝てくれればと夢が部屋を出ようとする。
「夢…まって」
「なにか欲しいものある?また後で様子みにくるよ?」
悠仁が布団から手を出すので夢は手を繋ぐと、悠仁は夢の手の甲にキスをする。
「口だとうつるから…ゴホゴホ」
弱々しく微笑む悠仁に近づくとマスクをずらし、おでこに優しくお返しのキスをした。
「早く良くなってね悠仁くん」
「へへっ、今ので治りそ…」
そう言うと目を閉じて眠りについた。
熱があっても ー END