「日車からもらった得点で伏黒の言ってたルールも追加できたし…あとは合流するだけか」

スタート地点で恵と引き離されてしまった悠仁は池袋近辺を走っていた。

すると近くのビルから大きな爆発音がする。

「なんだ？行ってみるか」

悠仁が爆発音の場所にたどり着くと体半分に衣装を身にまとったオールバックの男が立っている。

「あ、センターマ…」

「少年、それ以上言うでない」

悠仁は相手に殺意がないことを感じると恵について聞いてみる。

「あのセンターじゃなくておっちゃんさ」

「高羽だ　少年、名前は？」

「俺、虎杖悠仁　仲間探してるんだけど、見てないかな？」

「ん？どんなヤツだ？」

「黒髪で、ツンツンって感じの髪型で俺と似た制服着てるんだけど…」

「ああ、あの少年か　さっきまで一緒だった　まだ近くにいると思うぞ」

「マジで！」

意気投合すると高羽と悠仁はあたりを探し始める。

「「あ」」

2人が空を見上げると天使が恵を運んでいた。

「あれが天使？見た目でわかるってマジだったんだ…」

「少年、あれは幻か？」

「あ、えーと　天使さーん」

悠仁が思いっきり手を振ると天使が悠仁に気付いた。

ふわふわと恵を抱えたまま降りてきた。

「あのその運んでるの俺の仲間なんだけど…どうゆう状況なんでしょうか？」

「私の運命の人のお友達？」

「運命の人？　とりあえず運ぶんなら俺が担ぐよ」

三人はどこか休める場所はないかさがすと老舗のホテルにたどり着いた。

「少年！と天使！ここなら設備もあるし休めるぞ」

「おお～ホテルか　入ってみようぜ」

三人が中へ入ると電気はついているが人がいない。

「呪霊もいなさそうだな…　せっかくならさ超いい部屋借りようぜ」

エレベーターで最上階にくるとスイートと書かれたドアの前に立つ。

「あ、そっか鍵」

「大丈夫」

天使が手をかざすとドアが開いた。

「すげえそんなこともできんの」

悠仁はいくつもある部屋のベッドに恵を横に寝かせた。

「腹が減ったな　なにか食べれそうなものを探してこよう」

「アイス！私アイスがいい！」

「俺も！」

高羽は部屋を出て行った。








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