【2】これからの関係
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
悪い予感がする。
囚われていたはずの場所に学長 がいない。
「俺をおとりにしてまさみちを呼び出しといて…どこにいった?もしや逃げることができた?」
パンダは走りだし学長の香りを追う。
パンダが薄暗い一本道の車道に到着すると学長が胸に大きな傷を覆ってうずくまっている。
目の前に京都の楽巌寺学長が返り血を浴びて立っていた。
「まさみち!」
パンダを目の前にした楽巌寺学長が構えるが、パンダを素通りして学長へ駆け寄る。
息がもうない。
構えていた楽巌寺学長が両手を降ろす。
「何故戦わない ワシが憎くないのか」
「…アンタまさみちと仲悪くなかったもんな どうせ上に言われてやらざる負えなかったんだろ」
パンダが力尽きた学長をそっと抱きかかえた。
「だが これだけは覚えておけ パンダだって泣くんだ」
大粒の涙を流しながらパンダは学長を抱えて暗闇へと走り去っていった。
夢が時計を確認するとちょうど0時を知らせている。
「悠仁くんとの約束の時間…月…あ、見えた」
廊下の窓から夜空を上を見上げて細く折れそうな月をじっと眺める。
悠仁がくれた左手の薬指をかざすと月明りでアクアマリンが輝く。
「悠仁くん、今日も無事でありますように…おやすみなさい」
つぶやいて自分の部屋へと戻ろうと廊下を歩き始めると呼び止められた。
「夢ちょっと」
「家入先生どうしたんですか?」
家入が夢の手を取り治療室へと連れて行く。
家入が中へと夢連れて入るとパンダと棘がいた。
「パンダさん!学長探しにいったんじゃなかったんじゃないです…か…」
夢が二人の前の診察台をみると血まみれの学長が横たわっている。
「あ、夢ちゃんに見つかっちゃったか そのまま出てくつもりだったんだけどな アハハ」
「おかか」
「へへっ、そういうなよ棘」
「え、が、学長…?なんで」
「色々あってな、間に合わなかったんだ」
「パンダさん、だってなんでそんな…」
「冷静かって?まさみちも呪術師だからな 覚悟はできてた」
夢が家入を見ると学長のカルテを書いているが手が震えている。
夢はパンダに手を伸ばし、抱き着くと肩を震わせる。
パンダの毛に埋もれてよく見えないが、棘はパンダが優しく夢の背中を撫でるのを見てきっと泣いているんだろうと、棘もパンダに抱き着く。
「ハハッ、俺大人気だな 上野のパンダに負けてないぞ」
抱き着く二人をパンダは強く抱きしめ返すと自分も治療室の天井を見上げ涙を流した。
しばらくすると家入が声をかける。
「パンダ、そろそろ」
「ああ、硝子さんすまんな まさみちのこと頼んだ」
「パンダさん」
「明太子」
「ここにいるとみんなに迷惑がかかる 行ってくるよ 夢ちゃん、棘ありがとな」
パンダが治療室の入口に向かうと振り向いた。
「夢ちゃん、あのこと虎杖に伝えとくからな 棘、無理すんな」
そう言うとパンダは姿を消した。
「家入先生…学長の解剖するんですか」
「ああ、そういう規則だからな …しばらくは安置しておく 夢もう寝るとこだったんだろう 部屋、帰っていいぞ」
「はい…狗巻先輩」
「しゃけ」
「あ、腕見てもらうんですね…じゃあ二人ともおやすみなさい…」
→
囚われていたはずの場所に
「俺をおとりにしてまさみちを呼び出しといて…どこにいった?もしや逃げることができた?」
パンダは走りだし学長の香りを追う。
パンダが薄暗い一本道の車道に到着すると学長が胸に大きな傷を覆ってうずくまっている。
目の前に京都の楽巌寺学長が返り血を浴びて立っていた。
「まさみち!」
パンダを目の前にした楽巌寺学長が構えるが、パンダを素通りして学長へ駆け寄る。
息がもうない。
構えていた楽巌寺学長が両手を降ろす。
「何故戦わない ワシが憎くないのか」
「…アンタまさみちと仲悪くなかったもんな どうせ上に言われてやらざる負えなかったんだろ」
パンダが力尽きた学長をそっと抱きかかえた。
「だが これだけは覚えておけ パンダだって泣くんだ」
大粒の涙を流しながらパンダは学長を抱えて暗闇へと走り去っていった。
夢が時計を確認するとちょうど0時を知らせている。
「悠仁くんとの約束の時間…月…あ、見えた」
廊下の窓から夜空を上を見上げて細く折れそうな月をじっと眺める。
悠仁がくれた左手の薬指をかざすと月明りでアクアマリンが輝く。
「悠仁くん、今日も無事でありますように…おやすみなさい」
つぶやいて自分の部屋へと戻ろうと廊下を歩き始めると呼び止められた。
「夢ちょっと」
「家入先生どうしたんですか?」
家入が夢の手を取り治療室へと連れて行く。
家入が中へと夢連れて入るとパンダと棘がいた。
「パンダさん!学長探しにいったんじゃなかったんじゃないです…か…」
夢が二人の前の診察台をみると血まみれの学長が横たわっている。
「あ、夢ちゃんに見つかっちゃったか そのまま出てくつもりだったんだけどな アハハ」
「おかか」
「へへっ、そういうなよ棘」
「え、が、学長…?なんで」
「色々あってな、間に合わなかったんだ」
「パンダさん、だってなんでそんな…」
「冷静かって?まさみちも呪術師だからな 覚悟はできてた」
夢が家入を見ると学長のカルテを書いているが手が震えている。
夢はパンダに手を伸ばし、抱き着くと肩を震わせる。
パンダの毛に埋もれてよく見えないが、棘はパンダが優しく夢の背中を撫でるのを見てきっと泣いているんだろうと、棘もパンダに抱き着く。
「ハハッ、俺大人気だな 上野のパンダに負けてないぞ」
抱き着く二人をパンダは強く抱きしめ返すと自分も治療室の天井を見上げ涙を流した。
しばらくすると家入が声をかける。
「パンダ、そろそろ」
「ああ、硝子さんすまんな まさみちのこと頼んだ」
「パンダさん」
「明太子」
「ここにいるとみんなに迷惑がかかる 行ってくるよ 夢ちゃん、棘ありがとな」
パンダが治療室の入口に向かうと振り向いた。
「夢ちゃん、あのこと虎杖に伝えとくからな 棘、無理すんな」
そう言うとパンダは姿を消した。
「家入先生…学長の解剖するんですか」
「ああ、そういう規則だからな …しばらくは安置しておく 夢もう寝るとこだったんだろう 部屋、帰っていいぞ」
「はい…狗巻先輩」
「しゃけ」
「あ、腕見てもらうんですね…じゃあ二人ともおやすみなさい…」
→