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二人で食堂らしき所に入るが時間が早いのか誰もいない。
悠仁はテーブルにおかれたサンドウィッチと飲み物をみつけた。食堂が開くまでご自由にどうぞ。とかかれている。
夢と悠仁はサンドウィッチと飲み物を取り、買い出しに行けたら自分でなんか作るのになーと悠仁はサンドウィッチを見つめる。
夢もスーパーとか行きたいね、と言う会話をしながら自分たちの部屋がある廊下まで戻った。
「悠仁くん、あの…一緒に食べない?」
と言うと おう、もちろんいいぞ!と自分の部屋のドアを開けた。夢は一瞬戸惑うものの、悠仁は靴を脱いで部屋真ん中のローテーブルに腰かけた。おじゃまします…と小声で悠仁の部屋へ入った。
「なあ、夢は朝いつも食う派?」
いつの間にかサンドウィッチを平らげた悠仁はパックの牛乳を飲み始めた。
「うん、食べるよ。おばあちゃんが3食きちっと時間通りに食べる人だったから」
うちのじいちゃんと一緒だ。と悠仁は笑う。お互い両親がおらず、祖父母に育てられたこともあって色々と話が合う二人。
「悠仁くん、私の力で宿儺の指を祓うというか浄化とか…無理だよね」
悠仁は隣で手をもじもじしている夢を見た。
「そ、そんなこともできたりするのか?」
「おばあちゃんがよく私を包み込んで、嫌なもの追いはらってくれてたんだけどたぶん何かついてたんだよね。五条先生の話聞く感じ無理だと思うけど試しにやってみようか?」
と夢が言う。
悠仁も何もやらないよりはと…悠仁が言うと夢がすくっと立ち上がるので悠仁も夢を正面に立った。
夢は手をこすり合わせて、悠仁の顔を見上げる。
きらきらとした大きな目に自分が写っているのが見えると悠仁は少し照れた様子で目をそらした。
「じゃぁ…ちょっと失礼します」夢は恥ずかしそうに言うと棒立ちの悠仁を包み込むように背中へと腕を回した。夢の顔が自分の胸にうずまっている感触がある。さすがの悠仁もそわそわしはじめる。
「えと…俺はなにすればいい?」と聞くと同じ様に腕を…と言われると悠仁はぎこちなく両腕を夢の細い身体に回した。
ぽう…と暖かい光が現れたと思うと、悠仁の様子がおかしい。夢も異変に気付いたが遅かった。悠仁の腕の力がどんどんと強くなり顔を見ると優しい悠仁の顔ではなかった。宿儺が入れ替わろうとしている。
「夢にげろ…」かすかに悠仁の声が聞こえる。振り解くにも身動きが取れない。夢が足を滑らすと、背中を打つような形で転倒する。テーブルが大きな音を立ててひっくり返る。悠仁は夢に追いかぶさってますます動けない。
「ゆ、悠仁くん!戻ってきて!悠仁くん!」
「 小僧の名前を呼ぶな…ぐぁあ!?小僧戻るつもりか 」
すっと顔がいつもの穏やかな悠仁に戻ったと思うと、大きな物音に気付いた恵が悠仁の部屋へ入ってきた。
「虎杖!?どう…した?」
恵は慌てて靴のまま部屋に入ると、夢に追いかぶさる悠仁をみて呆れたように近づいてきた。
「お前らな、知り合って一日だぞ、そういうことは…」
そういうと恵は悠仁を引き離すとぐったりとしている。夢も目に涙をためて今にも泣きそうだ。
「なにがあったんだ?」
悠仁が目を覚ますと恵に起こったことを話した。
「あのな、自分の持ってる力もわからずに勝手にそういうことをするな」
恵の一喝に悠仁と夢は小さな声で謝った。もうすぐ出かける時間だから教室行くぞ、というと恵は立ち上がり、すたすたと部屋を出て行った。
伏黒土足…と言いかけると夢は少し笑顔を見せた。
「夢、ごめんな。俺また夢を傷つけようとした」
「私が変な提案したからだよ。私こそごめんね」
夢の笑顔をみると悠仁はニコッと笑い返した。
「悠仁くん、逃げてって一生懸命言ってくれてたよ」
声って届くんだ、と悠仁はうーんと考える。入れ替わろうとする状況がうまく説明できないが夢に逃げろ、と言ったのはなんとなく覚えている。
「先生待ってるから行こう」
廊下で待っていた恵と合流して教室へと向かった。
悠仁はテーブルにおかれたサンドウィッチと飲み物をみつけた。食堂が開くまでご自由にどうぞ。とかかれている。
夢と悠仁はサンドウィッチと飲み物を取り、買い出しに行けたら自分でなんか作るのになーと悠仁はサンドウィッチを見つめる。
夢もスーパーとか行きたいね、と言う会話をしながら自分たちの部屋がある廊下まで戻った。
「悠仁くん、あの…一緒に食べない?」
と言うと おう、もちろんいいぞ!と自分の部屋のドアを開けた。夢は一瞬戸惑うものの、悠仁は靴を脱いで部屋真ん中のローテーブルに腰かけた。おじゃまします…と小声で悠仁の部屋へ入った。
「なあ、夢は朝いつも食う派?」
いつの間にかサンドウィッチを平らげた悠仁はパックの牛乳を飲み始めた。
「うん、食べるよ。おばあちゃんが3食きちっと時間通りに食べる人だったから」
うちのじいちゃんと一緒だ。と悠仁は笑う。お互い両親がおらず、祖父母に育てられたこともあって色々と話が合う二人。
「悠仁くん、私の力で宿儺の指を祓うというか浄化とか…無理だよね」
悠仁は隣で手をもじもじしている夢を見た。
「そ、そんなこともできたりするのか?」
「おばあちゃんがよく私を包み込んで、嫌なもの追いはらってくれてたんだけどたぶん何かついてたんだよね。五条先生の話聞く感じ無理だと思うけど試しにやってみようか?」
と夢が言う。
悠仁も何もやらないよりはと…悠仁が言うと夢がすくっと立ち上がるので悠仁も夢を正面に立った。
夢は手をこすり合わせて、悠仁の顔を見上げる。
きらきらとした大きな目に自分が写っているのが見えると悠仁は少し照れた様子で目をそらした。
「じゃぁ…ちょっと失礼します」夢は恥ずかしそうに言うと棒立ちの悠仁を包み込むように背中へと腕を回した。夢の顔が自分の胸にうずまっている感触がある。さすがの悠仁もそわそわしはじめる。
「えと…俺はなにすればいい?」と聞くと同じ様に腕を…と言われると悠仁はぎこちなく両腕を夢の細い身体に回した。
ぽう…と暖かい光が現れたと思うと、悠仁の様子がおかしい。夢も異変に気付いたが遅かった。悠仁の腕の力がどんどんと強くなり顔を見ると優しい悠仁の顔ではなかった。宿儺が入れ替わろうとしている。
「夢にげろ…」かすかに悠仁の声が聞こえる。振り解くにも身動きが取れない。夢が足を滑らすと、背中を打つような形で転倒する。テーブルが大きな音を立ててひっくり返る。悠仁は夢に追いかぶさってますます動けない。
「ゆ、悠仁くん!戻ってきて!悠仁くん!」
「 小僧の名前を呼ぶな…ぐぁあ!?小僧戻るつもりか 」
すっと顔がいつもの穏やかな悠仁に戻ったと思うと、大きな物音に気付いた恵が悠仁の部屋へ入ってきた。
「虎杖!?どう…した?」
恵は慌てて靴のまま部屋に入ると、夢に追いかぶさる悠仁をみて呆れたように近づいてきた。
「お前らな、知り合って一日だぞ、そういうことは…」
そういうと恵は悠仁を引き離すとぐったりとしている。夢も目に涙をためて今にも泣きそうだ。
「なにがあったんだ?」
悠仁が目を覚ますと恵に起こったことを話した。
「あのな、自分の持ってる力もわからずに勝手にそういうことをするな」
恵の一喝に悠仁と夢は小さな声で謝った。もうすぐ出かける時間だから教室行くぞ、というと恵は立ち上がり、すたすたと部屋を出て行った。
伏黒土足…と言いかけると夢は少し笑顔を見せた。
「夢、ごめんな。俺また夢を傷つけようとした」
「私が変な提案したからだよ。私こそごめんね」
夢の笑顔をみると悠仁はニコッと笑い返した。
「悠仁くん、逃げてって一生懸命言ってくれてたよ」
声って届くんだ、と悠仁はうーんと考える。入れ替わろうとする状況がうまく説明できないが夢に逃げろ、と言ったのはなんとなく覚えている。
「先生待ってるから行こう」
廊下で待っていた恵と合流して教室へと向かった。