【2】これからの関係
夢小説設定
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「あ、月!俺たぶんってかほとんど外いるだろうから、0時になったら月探す そんとき夢も月探して? 一緒の時間同じもの見てると思ったら元気もらえそう」
「月?…なんだか素敵だね 悠仁くんロマンチスト」
「なんかの映画で観たような気もする」
「0時、月見て悠仁くんのこと思い出す 約束ね」
「約束」
夢が小指を差し出し、悠仁が小指を絡めるともう片方の手で夢の腰を引き寄せ唇を重ねた。
「夢とキスもしばらくできなくなる…もう一回」
悠仁が小指を解いて両腕で夢を包み込むと夢も答えるように両腕を伸ばし悠仁の首に抱き着いた。
「悠仁くん…大好き…」
「俺も夢のこと大好き」
離れた唇を夢がもう一度悠仁に唇を寄せ、力を送る。
「んっ」
お互い離れると悠仁が大きく息を吸った。
「っはぁ! び、びっくりした」
「ご、ごめん みんなとは違って悠仁くん相手だと力の加減がわからなくなちゃった…」
「俺だけに送れる力か…なんかめっちゃ元気出てきた」
悠仁はいつもの笑顔で夢の両手を握った。
「夢…そろそろ行くわ」
「うん、いってらっしゃい 悠仁くん」
「…行ってきます」
夢の頬を包み込み合わせたおでこを離すと坂を歩きだした。
笑顔で大きく手を振る夢を見て悠仁がまた走って戻ってくると夢を抱きしめた。
「夢、好き、大好き」
「悠仁くん 私も大好きだよ 待ってる」
最後にと唇を優しく重ね、悠仁は坂を少し下り、大きく笑顔で手を振った。
・
・
・
・
・
・
「伏黒お待たせ」
「なんだ、もっと時間かかる…かと…」
ガードレールに腰かけていた恵が顔を上げると大粒の涙を流す悠仁が立っていた。
「オマエ、夢の前で大泣きしてきたのか??」
「いや…夢の前で泣いたら…つらくなるから…が、我慢してたら…坂下ってる間に…」
わかった、わかったと恵が制服の裾で涙を拭う悠仁の背中を優しくぽんぽんとたたいた。
「よくこらえたな」
・
・
・
・
・
・
「家入先生…戻りました」
「おかえり、夢天元様に会ったんだろ?あと虎杖ともしばしの別れか」
医務室のドアの前で夢がしゃがみ込んだ。
「夢どうした??」
顔を上げた夢がボロボロと泣き出していた。
「家入せんせぇ…ゆうじくんと…またね…って見送って、泣いたらダメだって思って 泣いたら悠仁くん…絶対私を置いてかないとか…いいそうで…我慢して笑顔で見送ったけど…うわぁぁん」
「耐えたんだな、よくやったぞ夢 虎杖はきっと大丈夫だ 乙骨も、真希も、伏黒もいるだろ?」
「はい…うぐっ」
家入は泣き続ける夢を優しく包み込んだ。
→
「月?…なんだか素敵だね 悠仁くんロマンチスト」
「なんかの映画で観たような気もする」
「0時、月見て悠仁くんのこと思い出す 約束ね」
「約束」
夢が小指を差し出し、悠仁が小指を絡めるともう片方の手で夢の腰を引き寄せ唇を重ねた。
「夢とキスもしばらくできなくなる…もう一回」
悠仁が小指を解いて両腕で夢を包み込むと夢も答えるように両腕を伸ばし悠仁の首に抱き着いた。
「悠仁くん…大好き…」
「俺も夢のこと大好き」
離れた唇を夢がもう一度悠仁に唇を寄せ、力を送る。
「んっ」
お互い離れると悠仁が大きく息を吸った。
「っはぁ! び、びっくりした」
「ご、ごめん みんなとは違って悠仁くん相手だと力の加減がわからなくなちゃった…」
「俺だけに送れる力か…なんかめっちゃ元気出てきた」
悠仁はいつもの笑顔で夢の両手を握った。
「夢…そろそろ行くわ」
「うん、いってらっしゃい 悠仁くん」
「…行ってきます」
夢の頬を包み込み合わせたおでこを離すと坂を歩きだした。
笑顔で大きく手を振る夢を見て悠仁がまた走って戻ってくると夢を抱きしめた。
「夢、好き、大好き」
「悠仁くん 私も大好きだよ 待ってる」
最後にと唇を優しく重ね、悠仁は坂を少し下り、大きく笑顔で手を振った。
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「伏黒お待たせ」
「なんだ、もっと時間かかる…かと…」
ガードレールに腰かけていた恵が顔を上げると大粒の涙を流す悠仁が立っていた。
「オマエ、夢の前で大泣きしてきたのか??」
「いや…夢の前で泣いたら…つらくなるから…が、我慢してたら…坂下ってる間に…」
わかった、わかったと恵が制服の裾で涙を拭う悠仁の背中を優しくぽんぽんとたたいた。
「よくこらえたな」
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「家入先生…戻りました」
「おかえり、夢天元様に会ったんだろ?あと虎杖ともしばしの別れか」
医務室のドアの前で夢がしゃがみ込んだ。
「夢どうした??」
顔を上げた夢がボロボロと泣き出していた。
「家入せんせぇ…ゆうじくんと…またね…って見送って、泣いたらダメだって思って 泣いたら悠仁くん…絶対私を置いてかないとか…いいそうで…我慢して笑顔で見送ったけど…うわぁぁん」
「耐えたんだな、よくやったぞ夢 虎杖はきっと大丈夫だ 乙骨も、真希も、伏黒もいるだろ?」
「はい…うぐっ」
家入は泣き続ける夢を優しく包み込んだ。
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