【2】これからの関係
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脹相を先頭に天元がいると思われる扉の前までやってきた。
「ここの中だ、弟達がいる」
「ってことは天元様もここに…」
脹相と悠仁が重いドアをゆっくりと開けると扉の下に枯れ切った森が広がっている。
「なんだこれ…扉が宙に浮いてるのか?」
「あの忌庫に弟達が眠っている」
九十九が扉の向こうを見つめる。
「この先だ、降りて進もう」
九十九、乙骨、脹相、真希、恵は下へと飛び降りた。
軽々降りていくのを夢は見て隣の悠仁と目が合う。
「大丈夫だよ夢」
「え、でもここから下まで結構距離あるし…」
下で待つ九十九達が小さく見える。
悠仁が軽々と夢をお姫様抱っこをする。
「え、あ、悠仁くん」
「しっかりつかまってて」
夢が悠仁の首に腕を回すとふわりと降りた。
「はい、到着」
「ありがとう 凄いね悠仁くん」
「ぜーんぜん、夢軽いし」
悠仁が夢に前と変わらない笑顔を向けると夢も優しく微笑みかえす。
二人が他の皆を追うと途中で脹相が忌庫の前立ち止まっていた。
「脹相、行こう」
悠仁が声をかける。
「ああ、兄弟達…また迎えに来る」
悠仁と手を繋いで歩く夢の隣を脹相が続いた。
「…夢さん」
「はい、なんでしょう」
「実質義理の妹ってことで呼び捨てでもいいかな」
「ぎ、義理の妹…呼び捨てでいいですよ脹相さん」
「そこはお兄ちゃん、いや、お兄さんでお願いできないかな」
それを聞いた悠仁が夢をひっぱって先へと急いだ。
「お、おい悠仁!お兄ちゃんを置いていくな!」
古びた運送用のエレベーターにみんなで乗り込む。
「さすがにこの人数だと狭いな」
悠仁は夢を壁に寄せて夢を包ように両手を壁につけている。
壁ドンだと皆で二人に視線を向ける。夢も悠仁に上から見下ろされて顔が真っ赤になっている。
「虎杖、見せつけるな」
「え!?真希先輩そう言ってもしかたなくない!?」
「虎杖、狭い空間で大声出すな」
恵があきれて小声で突っ込むと乙骨も苦笑いしている。
到着すると大きく揺れ驚いた夢が悠仁の腰に手を回す。
「大丈夫?夢?」
「う、うん大丈夫!大丈夫!」
降りると夢が不思議そうに床をみている。
「これ血痕?」
「だな、何かあったのかな」
悠仁も床に目を向けると九十九が口を開いた。
「12年前もの話さ その時から全て歪みがはじまっていたのかもな」
乙骨と真希はどういうことだと考えている。
九十九が続けた。
「皆、天元がいる本殿はこの先だよ」
短いトンネルを抜けて中の空間に入るがなにも無い。
「これが本殿?」
恵がそういうと悠仁も当たりを見渡す。
「なんもねぇ」
「いや、私達を拒絶しているのさ 六眼の五条が封印された今なら姿を現すと思ったが…見通しが甘かったか」
乙骨がそれを聞いて戻ることを提案する。
「津美紀さんには時間がない、戻ろう」
あきらめかけたところで声をかけられた。
「 帰るのか 」
全員が声の方向へ向くと全身に布を被った人物が現れた。
「 禪院の子 道真の血 呪胎九相図 宿儺の器 反転術式の子 」
→
「ここの中だ、弟達がいる」
「ってことは天元様もここに…」
脹相と悠仁が重いドアをゆっくりと開けると扉の下に枯れ切った森が広がっている。
「なんだこれ…扉が宙に浮いてるのか?」
「あの忌庫に弟達が眠っている」
九十九が扉の向こうを見つめる。
「この先だ、降りて進もう」
九十九、乙骨、脹相、真希、恵は下へと飛び降りた。
軽々降りていくのを夢は見て隣の悠仁と目が合う。
「大丈夫だよ夢」
「え、でもここから下まで結構距離あるし…」
下で待つ九十九達が小さく見える。
悠仁が軽々と夢をお姫様抱っこをする。
「え、あ、悠仁くん」
「しっかりつかまってて」
夢が悠仁の首に腕を回すとふわりと降りた。
「はい、到着」
「ありがとう 凄いね悠仁くん」
「ぜーんぜん、夢軽いし」
悠仁が夢に前と変わらない笑顔を向けると夢も優しく微笑みかえす。
二人が他の皆を追うと途中で脹相が忌庫の前立ち止まっていた。
「脹相、行こう」
悠仁が声をかける。
「ああ、兄弟達…また迎えに来る」
悠仁と手を繋いで歩く夢の隣を脹相が続いた。
「…夢さん」
「はい、なんでしょう」
「実質義理の妹ってことで呼び捨てでもいいかな」
「ぎ、義理の妹…呼び捨てでいいですよ脹相さん」
「そこはお兄ちゃん、いや、お兄さんでお願いできないかな」
それを聞いた悠仁が夢をひっぱって先へと急いだ。
「お、おい悠仁!お兄ちゃんを置いていくな!」
古びた運送用のエレベーターにみんなで乗り込む。
「さすがにこの人数だと狭いな」
悠仁は夢を壁に寄せて夢を包ように両手を壁につけている。
壁ドンだと皆で二人に視線を向ける。夢も悠仁に上から見下ろされて顔が真っ赤になっている。
「虎杖、見せつけるな」
「え!?真希先輩そう言ってもしかたなくない!?」
「虎杖、狭い空間で大声出すな」
恵があきれて小声で突っ込むと乙骨も苦笑いしている。
到着すると大きく揺れ驚いた夢が悠仁の腰に手を回す。
「大丈夫?夢?」
「う、うん大丈夫!大丈夫!」
降りると夢が不思議そうに床をみている。
「これ血痕?」
「だな、何かあったのかな」
悠仁も床に目を向けると九十九が口を開いた。
「12年前もの話さ その時から全て歪みがはじまっていたのかもな」
乙骨と真希はどういうことだと考えている。
九十九が続けた。
「皆、天元がいる本殿はこの先だよ」
短いトンネルを抜けて中の空間に入るがなにも無い。
「これが本殿?」
恵がそういうと悠仁も当たりを見渡す。
「なんもねぇ」
「いや、私達を拒絶しているのさ 六眼の五条が封印された今なら姿を現すと思ったが…見通しが甘かったか」
乙骨がそれを聞いて戻ることを提案する。
「津美紀さんには時間がない、戻ろう」
あきらめかけたところで声をかけられた。
「 帰るのか 」
全員が声の方向へ向くと全身に布を被った人物が現れた。
「 禪院の子 道真の血 呪胎九相図 宿儺の器 反転術式の子 」
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