【2】これからの関係
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翌日―
悠仁、恵、野薔薇と夢が五条に呼び出されていた。
「おつーあ、夢ちゃん久しぶりだねー」
「五条先生お久しぶりです」
「例の合わせたい人、歌姫がセッティングしくれてるからよろしく」
五条が恵に小さなメモを渡すと四人で覗き込む。
「じゃ、後よろしくね 夢ちゃんは僕と帰ろうか」
悠仁が何か言いたそうにしているが、五条がにこりと笑顔をみせる。
「悠仁だいじょーぶ、硝子んとこ連れてくから また連絡ちょうだい」
悠仁が夢に手を振ると三人は歌姫の元へ出かけて行った。
「夢ちゃん、悠仁からどこまで聞いてる?」
「えと…会わせたい人のことは聞いてます」
それで十分、と五条が前を歩きはじめると夢が五条を呼び止めた。
「五条先生、これからどうなるんですか? なにが起こるんですか?」
「夢ちゃん、2年の先輩の乙骨憂太って知ってる?」
「会ったことはないですけど家入先生のカルテで読んだことはあります」
「そか、それに加えて憂太は信用していいから 僕からも夢ちゃん達のことは話しておくから」
「五条先生が私達を守ってくれないんですか?」
「もちろん!と言いたいとこだけど、夢ちゃんに言われると弱いなぁ ちょっと僕絡みでなにかあるかもしれないから」
夢ちゃんには悠仁に、恵に、野薔薇も2年のやつらもいるから、と五条が言う。
夢は五条の長い長い影を踏まないように後ろを静かに歩いた。
2018年10月19日―
悠仁達が指定の場所に到着すると京都校の歌姫が待っていた。
「こっちこっち」
「先生、私達に頼むってことは京都校の誰か、ってことですよね」
「おお、なるほど釘崎頭いいな」
「…そうなるわね 特定したわけじゃないの 誰も怪しくないから消去法でって感じなのよ」
「で、誰なんですか」
「メカ丸…」
「え、あの人?人でいいのか?目立ちすぎない?」
「傀儡が昆虫とかのサイズだったらどこでも忍びこめるでしょ」
「なるほど」
ここ、と歌姫が地下の一室を指さすと悠仁がドアをなぎ倒したが中には誰もいなかった。
「でもこれでメカ丸確定ってことね」
「そうだな」
2018年10月31日 06:00――――
「悠仁くんおはよう」
「夢おはよー」
悠仁は夢を抱き締めるとおでこにキスをする。
「今日も好き」
照れる夢は早く食べよ、と座ろうとするが悠仁は夢を抱き締めたまま動かない。
「夢も言ってくれるまで食べない」
「私も悠仁くん…好き」
笑顔を見せると悠仁はようやく夢を解放した。
「ハロウィンだから…全然洋風じゃないけどかぼちゃの煮付けにしてみたよ」
「うまそ ありがと夢 いただきます」
「いただきます」
「今日はいくつ任務あるのかなーなんかハロウィンぽいことしたいけど毎日呪いみてるとそれはそれでハロウィンみたいだし」
「ふふっ、みんなで仮装パーティーとかしたいね」
「あ!それいいな!…まって夢だったら何着るの?」
「何だろ…ナース?一回あの真っ白な制服着てみたいんだよね」
「夢そぉーれは、それは…ダメ」
夢はご飯を口にしてなんでという顔をする。
「ダメったらダメ」
いつもと変わらない日になるはずだった。
2018年10月31日 18:00――――
「帳?渋谷に?なんで?」
教室で伊地知の話を聞いていた。
いつもと違うのはそこに七海と二級呪術師、猪野琢真もいることだ。
「七海さんと猪野さんがいるってことは…相当ヤバイってことでいいんですか?」
恵の問いに伊地知が続けた。
「そう思ってください。 あの帳ですが、一般人のみが閉じ込められる帳となってます。一般人は侵入のみ、一度入るとでれません 我々術師、補助監督役含め出入りは可能です 今回電波も断たれています 連絡は帳を出て行うか、補助監督の足をつかってください」
後ろで腕を組んで聞いていた七海が口を開いた。
「それは厄介ですね」
「七海さん、猪野さん、伏黒さんは私と、釘崎さんは禪院真希さんと一緒に新田と行動してくださいあと一名…いますがそれは新田から移動中に説明を」
真希さんと一緒だ、と野薔薇は嬉しそうに席を立った。
「虎杖くんは冥冥さんと」
「うす」
「夢さん、家入さんのところで待機していてください」
「はい」
野薔薇が廊下で夢を呼び止める。
「夢ちゃん、帰ってきたら鍋パーティーでもしよ」
「うん、あの…野薔薇ちゃん気を付けてね 真希先輩にもよろしく言っておいて」
野薔薇は親指を立てて階段を下りて行った。
「夢さん」
「七海さん!お久しぶりです なんだかすごく大変なことになっているような…」
「どうにかします それと…」
七海が少し腰をかがめると夢に耳打ちをする。
「 虎杖くんとうまくいったようでよかったです 」
「あ…はい…七海さんのおかげでもあります 色々話聞いてくれてありがとうございます」
猪野がその光景をじっとみている。
「伏黒、伏黒、あの子七海さんと仲いいーの?」
「いや、どちらかと言うと…」
「ナナミン!なんか超久しぶりな気がする」
「そうですかね 虎杖くんは頻繁に私にメッセージを送ってきているので久しぶりな気がしませんが」
「えーいいじゃん ナナミンに聞くのが一番だから」
「……虎杖くん、夢さんをきちんと守まもること 夢さんも、虎杖くんをお願いしますね」
「うす!」
悠仁が夢の手を繋いだ。
「猪野さん、ああいうことです」
「はぁ…若いっていいなぁ」
「猪野くん、伏黒くん行きますよ」
「恵くん、七海さん、猪野さん気を付けて」
三人に夢は手を振ると、廊下で二人残されたところで悠仁が夢と繋いでいた手をギュッと握った。
「夢、なんか話聞くとやばそうな感じだけど 心配しなくていいから みんないるし、五条先生もいるし、早くかたして帰ってくる」
「悠仁くん…うん、なんだかいつもと違うから胸がざわざわするんだよね…」
悠仁が夢をそっと抱き寄せる。
「悠仁くん、気を付けてね」
「おう、大丈夫」
腕の中で見上げる夢の頬を優しくなでた。
「夢大好き」
「私も悠仁くんのこと大好きだよ」
ちょっと待って、というと夢が部屋に戻り、手にしたものを悠仁に渡した。
「私の制服のスペアボタン 紐通したからお守りに持ってて」
そう言うと夢はボタンを両手で包み込み、力を込めるとぽぅと優しく光る。
「悠仁くん守るようにおまじないかけておいた 知ってた?これ裏にイニシャル彫ってあるんだよ」
悠仁が見ると裏に夢のイニシャルが確かに刻まれている。
「気付かなかった…ありがとう夢 じゃ俺のも夢に渡しておく」
悠仁も机からスペアのボタンを取りに行くと、夢に渡した。
夢も悠仁のボタンを見るとY.I.とイニシャルが書いてある。
「わたしもネックレスに通してつけておくね」
悠仁はボタンのついた革の紐を頭からかぶり夢のボタンを大事にパーカーの中にしまった。
「あ、俺のも」
そう言うと悠仁は夢が手にしているボタンを夢の手ごと包み込みそっとキスをする。
「夢の違って力があるかわかんないけど」
「きっとあるよ、ありがとう悠仁くん」
「行ってくるな 夢」
もう一度抱きしめてそっと唇を重ねると悠仁は手を振りながら階段を降りて行った。
→
悠仁、恵、野薔薇と夢が五条に呼び出されていた。
「おつーあ、夢ちゃん久しぶりだねー」
「五条先生お久しぶりです」
「例の合わせたい人、歌姫がセッティングしくれてるからよろしく」
五条が恵に小さなメモを渡すと四人で覗き込む。
「じゃ、後よろしくね 夢ちゃんは僕と帰ろうか」
悠仁が何か言いたそうにしているが、五条がにこりと笑顔をみせる。
「悠仁だいじょーぶ、硝子んとこ連れてくから また連絡ちょうだい」
悠仁が夢に手を振ると三人は歌姫の元へ出かけて行った。
「夢ちゃん、悠仁からどこまで聞いてる?」
「えと…会わせたい人のことは聞いてます」
それで十分、と五条が前を歩きはじめると夢が五条を呼び止めた。
「五条先生、これからどうなるんですか? なにが起こるんですか?」
「夢ちゃん、2年の先輩の乙骨憂太って知ってる?」
「会ったことはないですけど家入先生のカルテで読んだことはあります」
「そか、それに加えて憂太は信用していいから 僕からも夢ちゃん達のことは話しておくから」
「五条先生が私達を守ってくれないんですか?」
「もちろん!と言いたいとこだけど、夢ちゃんに言われると弱いなぁ ちょっと僕絡みでなにかあるかもしれないから」
夢ちゃんには悠仁に、恵に、野薔薇も2年のやつらもいるから、と五条が言う。
夢は五条の長い長い影を踏まないように後ろを静かに歩いた。
2018年10月19日―
悠仁達が指定の場所に到着すると京都校の歌姫が待っていた。
「こっちこっち」
「先生、私達に頼むってことは京都校の誰か、ってことですよね」
「おお、なるほど釘崎頭いいな」
「…そうなるわね 特定したわけじゃないの 誰も怪しくないから消去法でって感じなのよ」
「で、誰なんですか」
「メカ丸…」
「え、あの人?人でいいのか?目立ちすぎない?」
「傀儡が昆虫とかのサイズだったらどこでも忍びこめるでしょ」
「なるほど」
ここ、と歌姫が地下の一室を指さすと悠仁がドアをなぎ倒したが中には誰もいなかった。
「でもこれでメカ丸確定ってことね」
「そうだな」
2018年10月31日 06:00――――
「悠仁くんおはよう」
「夢おはよー」
悠仁は夢を抱き締めるとおでこにキスをする。
「今日も好き」
照れる夢は早く食べよ、と座ろうとするが悠仁は夢を抱き締めたまま動かない。
「夢も言ってくれるまで食べない」
「私も悠仁くん…好き」
笑顔を見せると悠仁はようやく夢を解放した。
「ハロウィンだから…全然洋風じゃないけどかぼちゃの煮付けにしてみたよ」
「うまそ ありがと夢 いただきます」
「いただきます」
「今日はいくつ任務あるのかなーなんかハロウィンぽいことしたいけど毎日呪いみてるとそれはそれでハロウィンみたいだし」
「ふふっ、みんなで仮装パーティーとかしたいね」
「あ!それいいな!…まって夢だったら何着るの?」
「何だろ…ナース?一回あの真っ白な制服着てみたいんだよね」
「夢そぉーれは、それは…ダメ」
夢はご飯を口にしてなんでという顔をする。
「ダメったらダメ」
いつもと変わらない日になるはずだった。
2018年10月31日 18:00――――
「帳?渋谷に?なんで?」
教室で伊地知の話を聞いていた。
いつもと違うのはそこに七海と二級呪術師、猪野琢真もいることだ。
「七海さんと猪野さんがいるってことは…相当ヤバイってことでいいんですか?」
恵の問いに伊地知が続けた。
「そう思ってください。 あの帳ですが、一般人のみが閉じ込められる帳となってます。一般人は侵入のみ、一度入るとでれません 我々術師、補助監督役含め出入りは可能です 今回電波も断たれています 連絡は帳を出て行うか、補助監督の足をつかってください」
後ろで腕を組んで聞いていた七海が口を開いた。
「それは厄介ですね」
「七海さん、猪野さん、伏黒さんは私と、釘崎さんは禪院真希さんと一緒に新田と行動してくださいあと一名…いますがそれは新田から移動中に説明を」
真希さんと一緒だ、と野薔薇は嬉しそうに席を立った。
「虎杖くんは冥冥さんと」
「うす」
「夢さん、家入さんのところで待機していてください」
「はい」
野薔薇が廊下で夢を呼び止める。
「夢ちゃん、帰ってきたら鍋パーティーでもしよ」
「うん、あの…野薔薇ちゃん気を付けてね 真希先輩にもよろしく言っておいて」
野薔薇は親指を立てて階段を下りて行った。
「夢さん」
「七海さん!お久しぶりです なんだかすごく大変なことになっているような…」
「どうにかします それと…」
七海が少し腰をかがめると夢に耳打ちをする。
「 虎杖くんとうまくいったようでよかったです 」
「あ…はい…七海さんのおかげでもあります 色々話聞いてくれてありがとうございます」
猪野がその光景をじっとみている。
「伏黒、伏黒、あの子七海さんと仲いいーの?」
「いや、どちらかと言うと…」
「ナナミン!なんか超久しぶりな気がする」
「そうですかね 虎杖くんは頻繁に私にメッセージを送ってきているので久しぶりな気がしませんが」
「えーいいじゃん ナナミンに聞くのが一番だから」
「……虎杖くん、夢さんをきちんと守まもること 夢さんも、虎杖くんをお願いしますね」
「うす!」
悠仁が夢の手を繋いだ。
「猪野さん、ああいうことです」
「はぁ…若いっていいなぁ」
「猪野くん、伏黒くん行きますよ」
「恵くん、七海さん、猪野さん気を付けて」
三人に夢は手を振ると、廊下で二人残されたところで悠仁が夢と繋いでいた手をギュッと握った。
「夢、なんか話聞くとやばそうな感じだけど 心配しなくていいから みんないるし、五条先生もいるし、早くかたして帰ってくる」
「悠仁くん…うん、なんだかいつもと違うから胸がざわざわするんだよね…」
悠仁が夢をそっと抱き寄せる。
「悠仁くん、気を付けてね」
「おう、大丈夫」
腕の中で見上げる夢の頬を優しくなでた。
「夢大好き」
「私も悠仁くんのこと大好きだよ」
ちょっと待って、というと夢が部屋に戻り、手にしたものを悠仁に渡した。
「私の制服のスペアボタン 紐通したからお守りに持ってて」
そう言うと夢はボタンを両手で包み込み、力を込めるとぽぅと優しく光る。
「悠仁くん守るようにおまじないかけておいた 知ってた?これ裏にイニシャル彫ってあるんだよ」
悠仁が見ると裏に夢のイニシャルが確かに刻まれている。
「気付かなかった…ありがとう夢 じゃ俺のも夢に渡しておく」
悠仁も机からスペアのボタンを取りに行くと、夢に渡した。
夢も悠仁のボタンを見るとY.I.とイニシャルが書いてある。
「わたしもネックレスに通してつけておくね」
悠仁はボタンのついた革の紐を頭からかぶり夢のボタンを大事にパーカーの中にしまった。
「あ、俺のも」
そう言うと悠仁は夢が手にしているボタンを夢の手ごと包み込みそっとキスをする。
「夢の違って力があるかわかんないけど」
「きっとあるよ、ありがとう悠仁くん」
「行ってくるな 夢」
もう一度抱きしめてそっと唇を重ねると悠仁は手を振りながら階段を降りて行った。
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