【2】これからの関係
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夢は野薔薇と買い物に出かける準備をしていた。
「今日ねここと、このカフェと、あとこのショップに行くの。楽しみー」
悠仁は夢の部屋で今日のお出かけプランを聞いていた。楽しそうにしている夢を見るだけで悠仁は笑顔になる。
「夢、また何も買わないで帰ってきそうだな」
悠仁は二人で出掛けるといつも何も買わず帰ってくる夢を思い出す。
「いつも迷って迷って結局買わないから…でも今日は何か買う…と思う…」
悠仁は笑うと、隣の夢の肩を抱く。
「俺今日夢帰ってくるまで夢の部屋で待っててもいい?」
「もちろんいいよ」
夢が悠仁の方を向くと目をつぶる間もなく唇を重ねてくる。
少し離れるとまた優しくキスを繰り返す。
「やばいな…止まんなくなりそ…」
悠仁が夢の顎に手を添えてもう一度夢へと近づくとドアが叩かれる。
「夢ちゃーん、迎えに着たよー」
「は、はーい!」
悠仁は残念そうな顔をする。ドアを開けると野薔薇は悠仁がいることに気づいた。
悠仁がひょいと手を上げ、よっ、と挨拶する。
「あら、お邪魔したかしら?虎杖夢ちゃん1日独り占めしてごめんねーぷぷっ」
「全然悪いと思ってないだろ…まあ、釘崎が一緒だったら変なヤツに声かけられないだろうし安心安心」
「おい、それどういう意味だ?」
夢が靴を履いてドアを開けると悠仁に手を振った。
ドアが一度閉まったかと思うと夢が戻ってきて悠仁の手を引くと頬にキスをする。
「悠仁くんいってきます」
「え、あ、い、いってらっしゃい…」
野薔薇がスマホをいじっていて待っていた。
「夢、忘れ物あった?」
うん、と答えると夢は野薔薇と出掛けていく。
「夢ちゃんと久しぶりにデートできる!嬉しい!」
「私も今日楽しみにしてたよ」
二人は青山までくるとぶらぶら散策を初めた。
「新作早くみたいなー。夢ちゃんも今日目的の物あるでしょ?」
「うん、ワンピース買いたいな」
「あれか、虎杖とのデート用か。あはは!そんな顔真っ赤になることないじゃん!…あ、それともアレ?勝負服的な?あ、むしろ勝負下着??」
「ち、違う!違う!ワンピース!」
野薔薇が夢の肩に手を置いて呟く。
「ぶっちゃけ、どこまでいってんのあんたら」
「ノーコメントデス」
ふーん、と顔を真っ赤にする夢を野薔薇はじろじろ見る。
「虎杖ってよく夢ちゃんの照れる顔とか毎日見てられるよね。可愛すぎるわ。私だったら毎日襲ってる」
「お、襲ってるってなに!?」
「あ!待って!夢ちゃんストップ!ここ見たい」
野薔薇は大きなガラス張りのブティックで足を止めた。
「野薔薇ちゃんいつもこんなハイブランドで買ってるの?」
「夢ちゃんいいことを教えよう。見るのはタダ」
そう言った野薔薇だったが、トップスを見始めたかと思ったら選んだものを持って係に預けて他のものも見始めた。
「の、野薔薇ちゃんもう決めたの?見るだけじゃなかったの?」
「私を呼んでいた…買う」
夢はくすくすと笑うと野薔薇が見ていた服の値段の桁を数えてしまう。
「え…えぇ…??」
野薔薇が紙袋を持って夢と店を出る。
「の、野薔薇ちゃんさっきの全部買ったの…?」
「悔いはない…次は夢ちゃんの買い物!」
「うん、見たいお店があるの」
ショッピングを楽しんだ二人はお目当てのカフェにやってきた。席に着くなり注文を手早く済ませると、野薔薇はテーブル越しにグイグイと寄ってくる。
「夢ちゃんてさ虎杖の何が好きなの?」
「え!?な、なにいきなり…」
「だって、夢ちゃんは可愛いし、心が天使みたいだし、なんなら虎杖にもったいないぐらいだし、虎杖が夢ちゃんのこと好きなのはわかる。夢ちゃんがアイツを好きな理由が知りたい」
夢は運ばれてきたカフェラテをスプーンでぐるぐる回し始めた。
「えと…悠仁くんて、私に優しいのはもちろんなんだけど同じくらい周りを大切にしてるし、そういうところが好きかな…ちゃんと怒ってくれたりとか…あと…」
野薔薇は身を乗り出す。
「あと…か、かっこいいとこ…」
「え、見た目?タイプってこと?虎杖の顔が?」
夢はカフェラテをじっとみつめて顔を赤くする。
「見た目だけじゃなくて、男らしいところたくさんあるから…」
「虎杖が男らしい…わからん。いつも任務後にファミレスでお子さまメニューみたいなラインアップのハンバーグとカレーライスと大盛オムライス食う虎杖がかっこいいと」
「え、たくさん食べる悠仁くんかっこよくない?」
野薔薇は目の前の夢をぽかんと見ている。
「まって、怒るってあの夢大好き虎杖が夢の何を怒るって言うの」
「ほら、悠仁くんいなくなって、私ほとんど食べてなかったでしょ? ちゃんと前みたいに食べれるようにって色々ご飯工夫してくれたり…それでも食べないと怒ってきてたよ 食べないと一緒に出掛けないとか…」
なんだ、ただのノロケじゃん、と野薔薇はそれは怒るにノーカウントと首を振る。
「夢が虎杖しか見えてないのはすごい伝わってきた。だって夢虎杖の前に彼氏の一人や二人いたでしょ。東京に住んでるんだもん。選り取り見取りじゃん」
「いないよ…悠仁くんが初めての彼氏だもん」
「またまたぁ、夢ちゃん優しいし、可愛いし、モテたでしょ」
「ほら…うち、おばあちゃんのお祓い館があったから…変な噂ひろまっちゃって、男の子どころか、女の子の友達と遊んだりとかなくて…だから野薔薇ちゃんとこうやって普通におしゃべりしたり遊びに行けるのすごい嬉しいの」
野薔薇は窓の外に視線を向けて泣きそうになっている。
「ごめん、余計なこと話させて」
「ううん、気にしないで。今こうやって女の子の友達と…か、彼氏の話とかできるのが嬉しいから」
「夢ちゃん…」
野薔薇はスマホを取り出し、悠仁に短いメッセージを送った。
「今日ねここと、このカフェと、あとこのショップに行くの。楽しみー」
悠仁は夢の部屋で今日のお出かけプランを聞いていた。楽しそうにしている夢を見るだけで悠仁は笑顔になる。
「夢、また何も買わないで帰ってきそうだな」
悠仁は二人で出掛けるといつも何も買わず帰ってくる夢を思い出す。
「いつも迷って迷って結局買わないから…でも今日は何か買う…と思う…」
悠仁は笑うと、隣の夢の肩を抱く。
「俺今日夢帰ってくるまで夢の部屋で待っててもいい?」
「もちろんいいよ」
夢が悠仁の方を向くと目をつぶる間もなく唇を重ねてくる。
少し離れるとまた優しくキスを繰り返す。
「やばいな…止まんなくなりそ…」
悠仁が夢の顎に手を添えてもう一度夢へと近づくとドアが叩かれる。
「夢ちゃーん、迎えに着たよー」
「は、はーい!」
悠仁は残念そうな顔をする。ドアを開けると野薔薇は悠仁がいることに気づいた。
悠仁がひょいと手を上げ、よっ、と挨拶する。
「あら、お邪魔したかしら?虎杖夢ちゃん1日独り占めしてごめんねーぷぷっ」
「全然悪いと思ってないだろ…まあ、釘崎が一緒だったら変なヤツに声かけられないだろうし安心安心」
「おい、それどういう意味だ?」
夢が靴を履いてドアを開けると悠仁に手を振った。
ドアが一度閉まったかと思うと夢が戻ってきて悠仁の手を引くと頬にキスをする。
「悠仁くんいってきます」
「え、あ、い、いってらっしゃい…」
野薔薇がスマホをいじっていて待っていた。
「夢、忘れ物あった?」
うん、と答えると夢は野薔薇と出掛けていく。
「夢ちゃんと久しぶりにデートできる!嬉しい!」
「私も今日楽しみにしてたよ」
二人は青山までくるとぶらぶら散策を初めた。
「新作早くみたいなー。夢ちゃんも今日目的の物あるでしょ?」
「うん、ワンピース買いたいな」
「あれか、虎杖とのデート用か。あはは!そんな顔真っ赤になることないじゃん!…あ、それともアレ?勝負服的な?あ、むしろ勝負下着??」
「ち、違う!違う!ワンピース!」
野薔薇が夢の肩に手を置いて呟く。
「ぶっちゃけ、どこまでいってんのあんたら」
「ノーコメントデス」
ふーん、と顔を真っ赤にする夢を野薔薇はじろじろ見る。
「虎杖ってよく夢ちゃんの照れる顔とか毎日見てられるよね。可愛すぎるわ。私だったら毎日襲ってる」
「お、襲ってるってなに!?」
「あ!待って!夢ちゃんストップ!ここ見たい」
野薔薇は大きなガラス張りのブティックで足を止めた。
「野薔薇ちゃんいつもこんなハイブランドで買ってるの?」
「夢ちゃんいいことを教えよう。見るのはタダ」
そう言った野薔薇だったが、トップスを見始めたかと思ったら選んだものを持って係に預けて他のものも見始めた。
「の、野薔薇ちゃんもう決めたの?見るだけじゃなかったの?」
「私を呼んでいた…買う」
夢はくすくすと笑うと野薔薇が見ていた服の値段の桁を数えてしまう。
「え…えぇ…??」
野薔薇が紙袋を持って夢と店を出る。
「の、野薔薇ちゃんさっきの全部買ったの…?」
「悔いはない…次は夢ちゃんの買い物!」
「うん、見たいお店があるの」
ショッピングを楽しんだ二人はお目当てのカフェにやってきた。席に着くなり注文を手早く済ませると、野薔薇はテーブル越しにグイグイと寄ってくる。
「夢ちゃんてさ虎杖の何が好きなの?」
「え!?な、なにいきなり…」
「だって、夢ちゃんは可愛いし、心が天使みたいだし、なんなら虎杖にもったいないぐらいだし、虎杖が夢ちゃんのこと好きなのはわかる。夢ちゃんがアイツを好きな理由が知りたい」
夢は運ばれてきたカフェラテをスプーンでぐるぐる回し始めた。
「えと…悠仁くんて、私に優しいのはもちろんなんだけど同じくらい周りを大切にしてるし、そういうところが好きかな…ちゃんと怒ってくれたりとか…あと…」
野薔薇は身を乗り出す。
「あと…か、かっこいいとこ…」
「え、見た目?タイプってこと?虎杖の顔が?」
夢はカフェラテをじっとみつめて顔を赤くする。
「見た目だけじゃなくて、男らしいところたくさんあるから…」
「虎杖が男らしい…わからん。いつも任務後にファミレスでお子さまメニューみたいなラインアップのハンバーグとカレーライスと大盛オムライス食う虎杖がかっこいいと」
「え、たくさん食べる悠仁くんかっこよくない?」
野薔薇は目の前の夢をぽかんと見ている。
「まって、怒るってあの夢大好き虎杖が夢の何を怒るって言うの」
「ほら、悠仁くんいなくなって、私ほとんど食べてなかったでしょ? ちゃんと前みたいに食べれるようにって色々ご飯工夫してくれたり…それでも食べないと怒ってきてたよ 食べないと一緒に出掛けないとか…」
なんだ、ただのノロケじゃん、と野薔薇はそれは怒るにノーカウントと首を振る。
「夢が虎杖しか見えてないのはすごい伝わってきた。だって夢虎杖の前に彼氏の一人や二人いたでしょ。東京に住んでるんだもん。選り取り見取りじゃん」
「いないよ…悠仁くんが初めての彼氏だもん」
「またまたぁ、夢ちゃん優しいし、可愛いし、モテたでしょ」
「ほら…うち、おばあちゃんのお祓い館があったから…変な噂ひろまっちゃって、男の子どころか、女の子の友達と遊んだりとかなくて…だから野薔薇ちゃんとこうやって普通におしゃべりしたり遊びに行けるのすごい嬉しいの」
野薔薇は窓の外に視線を向けて泣きそうになっている。
「ごめん、余計なこと話させて」
「ううん、気にしないで。今こうやって女の子の友達と…か、彼氏の話とかできるのが嬉しいから」
「夢ちゃん…」
野薔薇はスマホを取り出し、悠仁に短いメッセージを送った。