【2】これからの関係
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3人を乗せた車がコンビニ前に止まる。
野薔薇と恵がレジ待ちをしている間、先に出た悠仁はおにぎりを頬張ると自分のスマホを手に取った。
夢に電話をかけるがコールが鳴りっぱなしになり留守電に切り替わった「…留守電か…忙しいのかな」
緊急だと思わせたくない悠仁は短いメッセージを送ってスマホの待ち受けをじっと見つめる。
「はぁあ~」と大きなため息をついた。
遠目で野薔薇、恵、新田がコンビニ前でしゃがみ込みため息をつく悠仁を観察する。
「待ち受けいじったのへこんでるのかな」
野薔薇が買ってきたジュースを口にする。
「夢の待ち受けがパンダなのが…」
恵は思い出して笑いそうになる。
「虎杖、夢と付き合って脳内お花畑で任務に手抜いたりなんてことしないよね」
「いや、さっきビニールテープでバンジーしたんだぞ、むしろ向上してるだろ」
「え!?さっきのビニールテープでバンジーしたんスか!?」
「はい、ちなみにそれも呪霊が出るきっかけになりませんでした」
悠仁が立ち上がり、三人のもとへ行くと、さっき中学校で会った学生が自転車でコンビニまでやってきた。
「あ!伏黒さーん!いたいた良かった」
「あ、さっきの」
「あのうちの姉ちゃんが気になることあるって言うんでつれてきたんすけど」
自転車の後ろに乗っていた女の子が下りて話し始めた。
「あの私も肝試しに八十橋にいってて…なにか関係あったら嫌だなって思って」
呪いのことは言えないなと新田が口を開いた。
「他に行った人は覚えてるっスか?」
「肝試し、行ったの部活の先輩2人で。あ、伏黒くんそのとき津美紀さんも一緒だったよ」
悠仁と野薔薇が目を合わせる。自転車で二人が去っていくと恵の顔が真っ青になる。
「伏黒!おい!姉ちゃんの安否確認!聞いてるか!」
「あ、ああ、ちょっと外す」
呪術高専―
「伊地知さんお疲れ様です」
「ああ、夢さんお疲れ様です」
「家入先生に用事ですか?」
「え!いや、そうなんですけど、いや大した用じゃ」
「家入先生今日提出の資料終わってなくて缶詰です…私もですけど…」
伊地知のスマホが鳴った。
ちょっと失礼、というと電話に出た。
「伏黒さん、どうされました?」
夢は恵くん?と首をかしげる。
「事情はわかりました。津美紀さんの護衛ですね。いま手が空いているのが2級術師だけで…ええ」
伊地知は夢から離れて続けた。
「被害者の数が想定より多いとなると、呪いの等級も見直さなさなければなりません。おそらく虎杖くんの成長を加味した上で割り当てられた任務なので、更に危険度が上がるとなると二級術師の手には余るかと。個人的には伏黒さん達にも撤退をすすめます。では…」
夢が心配そうに伊地知を見ている。
「あの…ツミキさんって…?」
「伏黒さんのお姉さんですよ」
「え!?恵くんお姉さんいたんですか!?」
「あれ?知りませんでした?」
「初耳です…」
恵が電話を切った。
「なんで本人じゃなく伊地知さんに電話してんの?」
「津美紀の姉ちゃん無事だったか?」
「問題ない。それより任務の危険度が上がった。伊地知さんにも確認したけどこの任務は他の術師に引き継がれることになった。お前らもう帰れ」
「え?伏黒は?」
「おれは武田さんに挨拶してから帰る」
そう言うと恵は悠仁と野薔薇を新田の車に乗せ帰らせた。
野薔薇と恵がレジ待ちをしている間、先に出た悠仁はおにぎりを頬張ると自分のスマホを手に取った。
夢に電話をかけるがコールが鳴りっぱなしになり留守電に切り替わった「…留守電か…忙しいのかな」
緊急だと思わせたくない悠仁は短いメッセージを送ってスマホの待ち受けをじっと見つめる。
「はぁあ~」と大きなため息をついた。
遠目で野薔薇、恵、新田がコンビニ前でしゃがみ込みため息をつく悠仁を観察する。
「待ち受けいじったのへこんでるのかな」
野薔薇が買ってきたジュースを口にする。
「夢の待ち受けがパンダなのが…」
恵は思い出して笑いそうになる。
「虎杖、夢と付き合って脳内お花畑で任務に手抜いたりなんてことしないよね」
「いや、さっきビニールテープでバンジーしたんだぞ、むしろ向上してるだろ」
「え!?さっきのビニールテープでバンジーしたんスか!?」
「はい、ちなみにそれも呪霊が出るきっかけになりませんでした」
悠仁が立ち上がり、三人のもとへ行くと、さっき中学校で会った学生が自転車でコンビニまでやってきた。
「あ!伏黒さーん!いたいた良かった」
「あ、さっきの」
「あのうちの姉ちゃんが気になることあるって言うんでつれてきたんすけど」
自転車の後ろに乗っていた女の子が下りて話し始めた。
「あの私も肝試しに八十橋にいってて…なにか関係あったら嫌だなって思って」
呪いのことは言えないなと新田が口を開いた。
「他に行った人は覚えてるっスか?」
「肝試し、行ったの部活の先輩2人で。あ、伏黒くんそのとき津美紀さんも一緒だったよ」
悠仁と野薔薇が目を合わせる。自転車で二人が去っていくと恵の顔が真っ青になる。
「伏黒!おい!姉ちゃんの安否確認!聞いてるか!」
「あ、ああ、ちょっと外す」
呪術高専―
「伊地知さんお疲れ様です」
「ああ、夢さんお疲れ様です」
「家入先生に用事ですか?」
「え!いや、そうなんですけど、いや大した用じゃ」
「家入先生今日提出の資料終わってなくて缶詰です…私もですけど…」
伊地知のスマホが鳴った。
ちょっと失礼、というと電話に出た。
「伏黒さん、どうされました?」
夢は恵くん?と首をかしげる。
「事情はわかりました。津美紀さんの護衛ですね。いま手が空いているのが2級術師だけで…ええ」
伊地知は夢から離れて続けた。
「被害者の数が想定より多いとなると、呪いの等級も見直さなさなければなりません。おそらく虎杖くんの成長を加味した上で割り当てられた任務なので、更に危険度が上がるとなると二級術師の手には余るかと。個人的には伏黒さん達にも撤退をすすめます。では…」
夢が心配そうに伊地知を見ている。
「あの…ツミキさんって…?」
「伏黒さんのお姉さんですよ」
「え!?恵くんお姉さんいたんですか!?」
「あれ?知りませんでした?」
「初耳です…」
恵が電話を切った。
「なんで本人じゃなく伊地知さんに電話してんの?」
「津美紀の姉ちゃん無事だったか?」
「問題ない。それより任務の危険度が上がった。伊地知さんにも確認したけどこの任務は他の術師に引き継がれることになった。お前らもう帰れ」
「え?伏黒は?」
「おれは武田さんに挨拶してから帰る」
そう言うと恵は悠仁と野薔薇を新田の車に乗せ帰らせた。