【2】これからの関係
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一年生4人は教室のいつもの席に悠仁、夢、恵、野薔薇の順に横一列に座り補助監督の新田を待っていた。
「悠仁くん、あのさっきのさ」
「お、おう、どした?」
野薔薇は自分の席から二人が話すのを肘をついて聞いている。
あの二人付き合ってるのよね?なんで前よりよそよそしいんだ?マジで謎。とじとーっと視線を送る。
「野薔薇ちゃんどうしたの?」
でも夢ちゃんめっちゃキラキラしてる。まぶしい。愛のパワー?虎杖の愛のパワー?なんだそれ?虎杖ごときにそんな力があると思えん。と考えながら「なんでもなぁーい」と答える。
「釘崎、俺越しに二人を観察するのやめろ」
「だって伏黒その席だったらしかたないでしょーあぁー新田ちゃん遅い」
補助監督の新田明が教室に入ってきた。
「ごめなさい、遅くなったっス」
新田が資料のタブレットを悠仁と恵に渡す。
夢は悠仁のを覗き込み、野薔薇は恵の手元のタブレットをみている。
「自動ドアの呪霊?ドアに挟まれて死んじゃったとか?」悠仁はスッスッとページをめくる。
「違うだろ」恵が資料を読みながら突っ込む。
「3名、同じ状況で死んでるんスよ。マンションのエントランスで呪霊による刺殺。…ドアには挟まれてないっス」
「みんな違う場所だし日もバラバラだね」
そう言うと夢は髪を耳にかけて悠仁の手元のタブレットを見てくるので悠仁は内容が全く入ってこない。
「3人の共通点が同じ中学に2年間在籍してたっス」
野薔薇は頭の後ろに手を組みながら考える。
「じゃあ昔3人が同じ呪いを受けて、時間が経って発動したってかんじ?」
「それが一番濃厚っス。ということで、今からその3人が通ってた中学と共通の知人に話を聞きに行くっス」
4人が席を立った。
夢はいつも通り駐車場まで見送りについていく。
「釘崎さん、あの虎杖さんと話してるのって家入さんのとこにいる子っスよね」
「うん、そうそう、いつも任務前は見送ってくれるんだよね」
新田が車のドアの鍵を解除して恵と野薔薇が乗り込むが、なかなか悠仁が乗ってこない。
「虎杖さーん乗ってくんないと出発できないっス」新田が窓から顔を出して悠仁に呼びかける。
「そう言えば、これが初めてじゃないか?」伏黒が窓の外の二人に視線を送る。
釘崎も腕を組んで あ、と口を開く「そっか、付き合って初めての任務か」
「しかも今日は俺ら泊まりだろ」
うんうんと野薔薇はうなずく。
「な、なんの話っスか?」
「あの二人付き合ってるから」
「つきあっ!?」新田が手を滑らせ思いっきりクラクションを鳴らしてしまう。
「新田さんごめん!」クラクションにびっくりした悠仁が慌てて車に乗り込んだ。
「いや、こちらこそお邪魔したっス…出発しまーす」
「みんな気を付けてねー」と手を振る夢を悠仁は窓から身を乗り出し手を振る。
「夢ちゃんと何話してたの?」
「別に…」
「悠仁くん、きっと忙しいと思うし、連絡とか無理にしなくて大丈夫だからね」
「でも夢の声聞きたい…」
「じゃあ…電話待ってるね」
ぼーっとする悠仁を恵は横目でみて声をかける。
「虎杖、顔がにやけてるぞ」
「ぅわぁ…」
「釘崎そんな引かなくてもいいだろ!」
悠仁はさっきの夢を思い出してジタバタする。
「車で暴れるな」
新田の車が共通の知人の家に到着するとお葬式が行われていた。
「あれ?葬式…ってことは…」
悠仁が腕を組んで考える。
「遅かったみたいっス。他の三人と同じ死に方っス。自動ドアではなく、普通の鍵式のドアの前で殺されてたみたいっス」
「じゃぁ…その通ってた中学に行くしかなさそうね」
4人はさいたま市の中学校へと移動した。
到着すると校舎の陰で煙草を吸う二人を発見する。
「そこの男子ーちょっといいかしらー」
野薔薇が女子高生オーラで近づくと二人はおびえた顔をする。
「ふ、伏黒さんお疲れ様です!!」
野薔薇をスルーして後ろの伏黒に2人は挨拶する。
「へ?」悠仁と野薔薇は伏黒を見ると伏黒はそっぽを向きながら答える。
「俺 中学 ここ」
「いや、そこじゃないでしょ」
「いや、伏黒なにしたんだよ!?」
「おい、バカAとB!伏黒になにされた!?」
「あの…ここら辺の不良だいたい伏黒さんにボコられてますから」
悠仁と野薔薇はなんとも言えない顔を伏黒に向ける。
「君たち!ここの学生じゃないな、何してる!」
校務員の男性が走ってきた。
「おや、伏黒くんじゃないか!」
「あ、ども…」
伏黒が校務員の武田に事情を説明しだした。
「そうか…金田、島田、大和に森下も…彼らが卒業して20年以上経つのか」
「なにか彼らの悪い噂…罰当たりなことしたとか、心当たりありませんか?」
「まあ悪さはしていたが中学生だったからねえ、罰当たりは…」
さっきの不良が あ、という声をあげ伏黒達に声をかける。
「あれじゃないっすか?八十橋のバンジー」
悠仁が八十橋?と伏黒に尋ねる。
「自殺の名所でここら辺じゃ有名な心霊スポットなんだよ」
新田達がお礼を言い4人は車まで戻ってきた。
「八十橋で当たりっぽいですね」
「あの殺された4人が当時バンジーして橋の下で記憶を無くして発見されたって言うなら…濃厚っス」
車まで戻ると武田が追いかけてきた。
「伏黒くん」
「武田さん、さっきはありがとうございました」
「いやいや、さっき聞き忘れて。津美紀くんは元気かね?」
「…はい」
車に乗り込むと悠仁が伏黒に質問する。
「ツミキ、って誰?」
「姉貴」
「え!?伏黒、あんたお姉さんいるの!?自分の話しなさすぎじゃない!?」
そうこうしているうちに八十橋へ到着した。新田は車が止められないからと3人を残し走り去った。
橋の上で待機する3人、辺りはどんどん暗くなる。
「ねぇみ…」悠仁が大あくびをする。
「呪霊なんて全然でないじゃない」
「残穢もまるで感じないな」
「虎杖、夢ちゃんに電話しよう」
「釘崎、任務中だぞ」恵が呆れて野薔薇を見た。
「新田ちゃんが迎えにくるまでー!いいじゃん」
「いや、俺抜きで話進めないでくれますか?」
野薔薇は悠仁のポケットに入っていたスマホを勝手に抜きとる。
「わ!おいまて!釘崎!」
ぱっと画面がつくと、ピースをして微笑む夢と悠仁が待ち受けになっている。
「はぁーこれはこれは、ごちそうさまです」
野薔薇は恵にも画面を見せる。
「…夢の画面も同じなのか?」
悠仁が下を向いて小声で答えた「…それが上野のパンダなんだよ…」
「ぶっ!!うける!!」
ゲラゲラ笑う野薔薇と恵も笑いをこらえている。
「お待たせっスー!」
橋にまた新田が車で戻ってくると野薔薇は悠仁にスマホを返した。
車に乗り込むと野薔薇が新田にさっきの出来事を話す。
「新田ちゃーん聞いてよー虎杖の待ち受けがさー」
「釘崎、やめてくれ恥ずかしい」
「悠仁くん、あのさっきのさ」
「お、おう、どした?」
野薔薇は自分の席から二人が話すのを肘をついて聞いている。
あの二人付き合ってるのよね?なんで前よりよそよそしいんだ?マジで謎。とじとーっと視線を送る。
「野薔薇ちゃんどうしたの?」
でも夢ちゃんめっちゃキラキラしてる。まぶしい。愛のパワー?虎杖の愛のパワー?なんだそれ?虎杖ごときにそんな力があると思えん。と考えながら「なんでもなぁーい」と答える。
「釘崎、俺越しに二人を観察するのやめろ」
「だって伏黒その席だったらしかたないでしょーあぁー新田ちゃん遅い」
補助監督の新田明が教室に入ってきた。
「ごめなさい、遅くなったっス」
新田が資料のタブレットを悠仁と恵に渡す。
夢は悠仁のを覗き込み、野薔薇は恵の手元のタブレットをみている。
「自動ドアの呪霊?ドアに挟まれて死んじゃったとか?」悠仁はスッスッとページをめくる。
「違うだろ」恵が資料を読みながら突っ込む。
「3名、同じ状況で死んでるんスよ。マンションのエントランスで呪霊による刺殺。…ドアには挟まれてないっス」
「みんな違う場所だし日もバラバラだね」
そう言うと夢は髪を耳にかけて悠仁の手元のタブレットを見てくるので悠仁は内容が全く入ってこない。
「3人の共通点が同じ中学に2年間在籍してたっス」
野薔薇は頭の後ろに手を組みながら考える。
「じゃあ昔3人が同じ呪いを受けて、時間が経って発動したってかんじ?」
「それが一番濃厚っス。ということで、今からその3人が通ってた中学と共通の知人に話を聞きに行くっス」
4人が席を立った。
夢はいつも通り駐車場まで見送りについていく。
「釘崎さん、あの虎杖さんと話してるのって家入さんのとこにいる子っスよね」
「うん、そうそう、いつも任務前は見送ってくれるんだよね」
新田が車のドアの鍵を解除して恵と野薔薇が乗り込むが、なかなか悠仁が乗ってこない。
「虎杖さーん乗ってくんないと出発できないっス」新田が窓から顔を出して悠仁に呼びかける。
「そう言えば、これが初めてじゃないか?」伏黒が窓の外の二人に視線を送る。
釘崎も腕を組んで あ、と口を開く「そっか、付き合って初めての任務か」
「しかも今日は俺ら泊まりだろ」
うんうんと野薔薇はうなずく。
「な、なんの話っスか?」
「あの二人付き合ってるから」
「つきあっ!?」新田が手を滑らせ思いっきりクラクションを鳴らしてしまう。
「新田さんごめん!」クラクションにびっくりした悠仁が慌てて車に乗り込んだ。
「いや、こちらこそお邪魔したっス…出発しまーす」
「みんな気を付けてねー」と手を振る夢を悠仁は窓から身を乗り出し手を振る。
「夢ちゃんと何話してたの?」
「別に…」
「悠仁くん、きっと忙しいと思うし、連絡とか無理にしなくて大丈夫だからね」
「でも夢の声聞きたい…」
「じゃあ…電話待ってるね」
ぼーっとする悠仁を恵は横目でみて声をかける。
「虎杖、顔がにやけてるぞ」
「ぅわぁ…」
「釘崎そんな引かなくてもいいだろ!」
悠仁はさっきの夢を思い出してジタバタする。
「車で暴れるな」
新田の車が共通の知人の家に到着するとお葬式が行われていた。
「あれ?葬式…ってことは…」
悠仁が腕を組んで考える。
「遅かったみたいっス。他の三人と同じ死に方っス。自動ドアではなく、普通の鍵式のドアの前で殺されてたみたいっス」
「じゃぁ…その通ってた中学に行くしかなさそうね」
4人はさいたま市の中学校へと移動した。
到着すると校舎の陰で煙草を吸う二人を発見する。
「そこの男子ーちょっといいかしらー」
野薔薇が女子高生オーラで近づくと二人はおびえた顔をする。
「ふ、伏黒さんお疲れ様です!!」
野薔薇をスルーして後ろの伏黒に2人は挨拶する。
「へ?」悠仁と野薔薇は伏黒を見ると伏黒はそっぽを向きながら答える。
「俺 中学 ここ」
「いや、そこじゃないでしょ」
「いや、伏黒なにしたんだよ!?」
「おい、バカAとB!伏黒になにされた!?」
「あの…ここら辺の不良だいたい伏黒さんにボコられてますから」
悠仁と野薔薇はなんとも言えない顔を伏黒に向ける。
「君たち!ここの学生じゃないな、何してる!」
校務員の男性が走ってきた。
「おや、伏黒くんじゃないか!」
「あ、ども…」
伏黒が校務員の武田に事情を説明しだした。
「そうか…金田、島田、大和に森下も…彼らが卒業して20年以上経つのか」
「なにか彼らの悪い噂…罰当たりなことしたとか、心当たりありませんか?」
「まあ悪さはしていたが中学生だったからねえ、罰当たりは…」
さっきの不良が あ、という声をあげ伏黒達に声をかける。
「あれじゃないっすか?八十橋のバンジー」
悠仁が八十橋?と伏黒に尋ねる。
「自殺の名所でここら辺じゃ有名な心霊スポットなんだよ」
新田達がお礼を言い4人は車まで戻ってきた。
「八十橋で当たりっぽいですね」
「あの殺された4人が当時バンジーして橋の下で記憶を無くして発見されたって言うなら…濃厚っス」
車まで戻ると武田が追いかけてきた。
「伏黒くん」
「武田さん、さっきはありがとうございました」
「いやいや、さっき聞き忘れて。津美紀くんは元気かね?」
「…はい」
車に乗り込むと悠仁が伏黒に質問する。
「ツミキ、って誰?」
「姉貴」
「え!?伏黒、あんたお姉さんいるの!?自分の話しなさすぎじゃない!?」
そうこうしているうちに八十橋へ到着した。新田は車が止められないからと3人を残し走り去った。
橋の上で待機する3人、辺りはどんどん暗くなる。
「ねぇみ…」悠仁が大あくびをする。
「呪霊なんて全然でないじゃない」
「残穢もまるで感じないな」
「虎杖、夢ちゃんに電話しよう」
「釘崎、任務中だぞ」恵が呆れて野薔薇を見た。
「新田ちゃんが迎えにくるまでー!いいじゃん」
「いや、俺抜きで話進めないでくれますか?」
野薔薇は悠仁のポケットに入っていたスマホを勝手に抜きとる。
「わ!おいまて!釘崎!」
ぱっと画面がつくと、ピースをして微笑む夢と悠仁が待ち受けになっている。
「はぁーこれはこれは、ごちそうさまです」
野薔薇は恵にも画面を見せる。
「…夢の画面も同じなのか?」
悠仁が下を向いて小声で答えた「…それが上野のパンダなんだよ…」
「ぶっ!!うける!!」
ゲラゲラ笑う野薔薇と恵も笑いをこらえている。
「お待たせっスー!」
橋にまた新田が車で戻ってくると野薔薇は悠仁にスマホを返した。
車に乗り込むと野薔薇が新田にさっきの出来事を話す。
「新田ちゃーん聞いてよー虎杖の待ち受けがさー」
「釘崎、やめてくれ恥ずかしい」