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夢と悠仁はいつも通り朝食を共にしていた。
いままでと違うのはおそろいのお茶碗、箸で食べていること。
たまに目線が合うと二人そろってなぜか慌てて目線をそらす。
洗い物をして手が当たると同時にごめんと謝る。
付き合いはじめの二人は前よりお互いを意識し、ぎこちない。
「俺、走ってくるわ」
「うん、いってらっしゃい」
「おぅ、いってきます」
悠仁が野球場の周りをぐるぐる何周も走っていると伏黒が隣を走ってきた。
「うわ!伏黒!め、珍しいなこんな早く」
「もう9時だぞ」
悠仁が当たりを見渡すと太陽が完全に上っていてグラウンドの時計は確かに9時を指している。
「あれ。俺ここ何周してんだ…」
「で?」
「あ!!昨日釘崎と伏黒どこいたんだよ!?」
「それはまた今度話す、で?」
「…でってなんだよ」
「夢と、どうなった?って聞いてる」
悠仁は走る速度を緩め、いままで聞いたことがないような小声で話す。
「……夢に…告った…」
恵は顔色変えず同じペースで走ってついてくる。
「……夢も俺がすきって言うからいまだに信じられない……」
悠仁は顔がみるみる赤くなるのを恵はみて自分も恥ずかしくなってくる。
「よかったな」恵はようやくか、と笑みを浮かべ走ってグラウンドから出て行った。
「伏黒いま笑ったな!いや、そもそもそれ目的で釘崎といなくなったのか!?ちょっと待てよ!」
「夢ちゃーん♪」
リズミカルなノックと共にドアの向こうから野薔薇の声がする。
「野薔薇ちゃんおはよう」
「おはよーで?」
「…あ!野薔薇ちゃんと恵くん昨日どこ行っちゃったの!」
「それは話が長くなるから今度ね、で?で?」
「でって…あ!ふ、二人ともいなくなったのって!」
にこーっと野薔薇が微笑む。
「…悠仁くんが…私のこと好きだって…言ってくれた」
真っ赤になる顔を両手で隠そうとするが野薔薇が覗き込んでくる。
「晴れて恋人同士ってことだ!よかったね夢!」
「こ、こいびと…」
「具体的になんて言われた?」
「それは秘密」
「えーケチー教えてよー」
夢はお土産を持って五条を探していた。
「五条先生今日はいないのかな」
廊下を歩いていると後ろから肩をたたかれる。
「あ!五条先生おはようございます。伊地知さんもおはようございます」
「おはよう夢ちゃん」「おはようございます」
「これ昨日みんなで遊びに行ったお土産です」
「なになにー?チョコだーサンキュー夢ちゃん」
「伊地知さんも」
「私にもくれるんですか?ありがとうございます」
五条が箱を見るとディズニーシーと書いてある。
「え!ディズニーシー行ったの!?行きたかった…今度僕と二人で行こう夢ちゃん」
「五条先生と二人で遊びに行ったら…悠仁くんに怒られちゃいますよ」
照れる夢を見て五条と伊地知は ん? という顔をする。
「私、家入先生のとこ行ってきます」手を振って夢は消えていった。
「伊地知…いまのどういう意味だろ」
「そういう意味ではないでしょうか」
「家入先生おはようございます」
「はよー夢」
「昨日みんなで遊びに行ったのでお土産です。家入先生甘いもの食べないから…おせんべい」
「へーわざわざサンキュー。あれ?ディズニーシー?なに、虎杖とデートか?」
「ち、違います昨日はみんなで行ったんです!でも次は悠仁くんと二人で行くことになってるから楽しみです」
家入はいつも彼女じゃない!と否定してくる夢を期待していたが、予想外の答えに口をポカンと開ける。
「あ!忘れ物してきちゃった。ちょっと取ってきます」
夢は家入の事務室を後にする。
「虎杖と夢…マジか」とおせんべいを手に取りボリボリ食べ始めた。
いままでと違うのはおそろいのお茶碗、箸で食べていること。
たまに目線が合うと二人そろってなぜか慌てて目線をそらす。
洗い物をして手が当たると同時にごめんと謝る。
付き合いはじめの二人は前よりお互いを意識し、ぎこちない。
「俺、走ってくるわ」
「うん、いってらっしゃい」
「おぅ、いってきます」
悠仁が野球場の周りをぐるぐる何周も走っていると伏黒が隣を走ってきた。
「うわ!伏黒!め、珍しいなこんな早く」
「もう9時だぞ」
悠仁が当たりを見渡すと太陽が完全に上っていてグラウンドの時計は確かに9時を指している。
「あれ。俺ここ何周してんだ…」
「で?」
「あ!!昨日釘崎と伏黒どこいたんだよ!?」
「それはまた今度話す、で?」
「…でってなんだよ」
「夢と、どうなった?って聞いてる」
悠仁は走る速度を緩め、いままで聞いたことがないような小声で話す。
「……夢に…告った…」
恵は顔色変えず同じペースで走ってついてくる。
「……夢も俺がすきって言うからいまだに信じられない……」
悠仁は顔がみるみる赤くなるのを恵はみて自分も恥ずかしくなってくる。
「よかったな」恵はようやくか、と笑みを浮かべ走ってグラウンドから出て行った。
「伏黒いま笑ったな!いや、そもそもそれ目的で釘崎といなくなったのか!?ちょっと待てよ!」
「夢ちゃーん♪」
リズミカルなノックと共にドアの向こうから野薔薇の声がする。
「野薔薇ちゃんおはよう」
「おはよーで?」
「…あ!野薔薇ちゃんと恵くん昨日どこ行っちゃったの!」
「それは話が長くなるから今度ね、で?で?」
「でって…あ!ふ、二人ともいなくなったのって!」
にこーっと野薔薇が微笑む。
「…悠仁くんが…私のこと好きだって…言ってくれた」
真っ赤になる顔を両手で隠そうとするが野薔薇が覗き込んでくる。
「晴れて恋人同士ってことだ!よかったね夢!」
「こ、こいびと…」
「具体的になんて言われた?」
「それは秘密」
「えーケチー教えてよー」
夢はお土産を持って五条を探していた。
「五条先生今日はいないのかな」
廊下を歩いていると後ろから肩をたたかれる。
「あ!五条先生おはようございます。伊地知さんもおはようございます」
「おはよう夢ちゃん」「おはようございます」
「これ昨日みんなで遊びに行ったお土産です」
「なになにー?チョコだーサンキュー夢ちゃん」
「伊地知さんも」
「私にもくれるんですか?ありがとうございます」
五条が箱を見るとディズニーシーと書いてある。
「え!ディズニーシー行ったの!?行きたかった…今度僕と二人で行こう夢ちゃん」
「五条先生と二人で遊びに行ったら…悠仁くんに怒られちゃいますよ」
照れる夢を見て五条と伊地知は ん? という顔をする。
「私、家入先生のとこ行ってきます」手を振って夢は消えていった。
「伊地知…いまのどういう意味だろ」
「そういう意味ではないでしょうか」
「家入先生おはようございます」
「はよー夢」
「昨日みんなで遊びに行ったのでお土産です。家入先生甘いもの食べないから…おせんべい」
「へーわざわざサンキュー。あれ?ディズニーシー?なに、虎杖とデートか?」
「ち、違います昨日はみんなで行ったんです!でも次は悠仁くんと二人で行くことになってるから楽しみです」
家入はいつも彼女じゃない!と否定してくる夢を期待していたが、予想外の答えに口をポカンと開ける。
「あ!忘れ物してきちゃった。ちょっと取ってきます」
夢は家入の事務室を後にする。
「虎杖と夢…マジか」とおせんべいを手に取りボリボリ食べ始めた。