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五条が恵の指定の学校へ現れると、予想もしないことになっていた。
呪物である宿儺の指を回収させていたところ、民間の少年とバッティングし、その少年が呪霊に喰われようとしていた。
屋上に夢を抱っこするような形で降り立つと夢をそっと降ろした。
夢は飛んだことも目の前の状況がよくわかっていない。
「あらら。恵いまどういう状況?宿儺の指は?」
呪術高専の高校1年の伏黒恵は傷を覆った腕を少し上げ、少年を指した。
恵は夢に目を向け誰なんだ、と混乱する。
五条が少年を掴んでいた呪霊に手を掲げると呪霊は払われ、少年が学校の屋上に落ちる。
「あ、俺さっきの指食っちゃいました」
少年は自分の口を指さす。
食った!?と少し止まる五条が少年をまじまじみると確かに呪物の気配を彼から感じとれる。
「なんともない? 宿儺…いるんじゃない?」
「あ、さっきから俺と入れ替わろうとしてるやつ?」
五条は10秒経ったら戻ってこれる?と少年に聞くと、できると思うというので入れ替わった。
「 くくくっ久しぶりの肉体だ。この世もかわってないみたいだな 」
少年と入れ替わった宿儺はすさまじいオーラだ。新幹線内で五条から話を聞いてはいたものの、一日のできごととしては多すぎると夢はめまいが起きそうになる。
夢は目の前の恵の傷を見ると、駆け寄り、そっと体を起こす。夢の手が優しく触れた場所が内側から治っていった。
宿儺は夢にすぐさま気づいた。宿儺にとっては居心地の悪いオーラに顔をしかめる。
「 良い女だな。だが気が不快だ 」
宿儺が瞬時に夢を吹き飛ばすと、五条が俺は無視?と一発攻撃を入れるが宿儺は素早くよけた。
「 この小僧の体、悪くない。これで私もまたこの世へもどれるというわけだ 」
「どだろね?そろそろ10秒、おっ」
顔中の入れ墨のようなものがスーッときえると先ほどの少年と入れ替わった。
「いだっ!なんか気持ち悪っ」
五条は夢へ駆け寄るとやはりケロっとしている。反転術式で自分を治療できていたのだ。
「夢ちゃん大丈夫?」
「なんとも…ない?」
たしかに吹き飛ばされた、でも服にダメージはあるものの、痛みはない。
「五条先生、その子だれですか?俺の傷完治までいかなくてもかなりよくなってるんですけど」
えーと君名前は?と五条は少年に声をかける。
シカトかよと恵は口を曲がらせる。
「俺、虎杖悠仁。ごめん俺ってか宿儺が吹き飛ばしてたよな」
悠仁は夢の元へ駆け寄る。
五条に抱えられて夢はすっと悠仁の前に立った。
「初めまして虎杖さん。夜野 夢です。私は大丈夫です。虎杖さんこそ傷…」
あ、夢の力みたいみたい。と五条が悠仁の手を夢に差し出す。
ぽう、と温かい光が悠仁を包む。
「いた!」
夢が手を引くと指から血が出ていた。虎杖の手の甲に宿儺の牙のような口が現れたのだ。
「おまえ!夢の手かんだのか!」
まるで犬だな。と笑う五条をよそ眼に虎杖はバチっと一発宿儺の口をたたく。
「 おい女。その光不快だ 」
そういうと悠仁がまた一発たたくとスッと消えた。悠仁は夢に謝り、指の怪我…というと既に直っていた。
大丈夫です、びっくりしただけ。と笑顔を見せる。
夢は両手で虎杖の頬を包むとあたたかい光に二人が包まれる。
「虎杖さん、ほかに痛いとこありますか?」
「んーん、ない!あと悠仁、でいいから。俺も夢って呼んでいいか?」
私は何でも…じゃあ…悠仁くん。と照れながら笑顔をむける。
「五条先生、なんか俺忘れられてません?というかあの子誰なんですか?」
呪物である宿儺の指を回収させていたところ、民間の少年とバッティングし、その少年が呪霊に喰われようとしていた。
屋上に夢を抱っこするような形で降り立つと夢をそっと降ろした。
夢は飛んだことも目の前の状況がよくわかっていない。
「あらら。恵いまどういう状況?宿儺の指は?」
呪術高専の高校1年の伏黒恵は傷を覆った腕を少し上げ、少年を指した。
恵は夢に目を向け誰なんだ、と混乱する。
五条が少年を掴んでいた呪霊に手を掲げると呪霊は払われ、少年が学校の屋上に落ちる。
「あ、俺さっきの指食っちゃいました」
少年は自分の口を指さす。
食った!?と少し止まる五条が少年をまじまじみると確かに呪物の気配を彼から感じとれる。
「なんともない? 宿儺…いるんじゃない?」
「あ、さっきから俺と入れ替わろうとしてるやつ?」
五条は10秒経ったら戻ってこれる?と少年に聞くと、できると思うというので入れ替わった。
「 くくくっ久しぶりの肉体だ。この世もかわってないみたいだな 」
少年と入れ替わった宿儺はすさまじいオーラだ。新幹線内で五条から話を聞いてはいたものの、一日のできごととしては多すぎると夢はめまいが起きそうになる。
夢は目の前の恵の傷を見ると、駆け寄り、そっと体を起こす。夢の手が優しく触れた場所が内側から治っていった。
宿儺は夢にすぐさま気づいた。宿儺にとっては居心地の悪いオーラに顔をしかめる。
「 良い女だな。だが気が不快だ 」
宿儺が瞬時に夢を吹き飛ばすと、五条が俺は無視?と一発攻撃を入れるが宿儺は素早くよけた。
「 この小僧の体、悪くない。これで私もまたこの世へもどれるというわけだ 」
「どだろね?そろそろ10秒、おっ」
顔中の入れ墨のようなものがスーッときえると先ほどの少年と入れ替わった。
「いだっ!なんか気持ち悪っ」
五条は夢へ駆け寄るとやはりケロっとしている。反転術式で自分を治療できていたのだ。
「夢ちゃん大丈夫?」
「なんとも…ない?」
たしかに吹き飛ばされた、でも服にダメージはあるものの、痛みはない。
「五条先生、その子だれですか?俺の傷完治までいかなくてもかなりよくなってるんですけど」
えーと君名前は?と五条は少年に声をかける。
シカトかよと恵は口を曲がらせる。
「俺、虎杖悠仁。ごめん俺ってか宿儺が吹き飛ばしてたよな」
悠仁は夢の元へ駆け寄る。
五条に抱えられて夢はすっと悠仁の前に立った。
「初めまして虎杖さん。夜野 夢です。私は大丈夫です。虎杖さんこそ傷…」
あ、夢の力みたいみたい。と五条が悠仁の手を夢に差し出す。
ぽう、と温かい光が悠仁を包む。
「いた!」
夢が手を引くと指から血が出ていた。虎杖の手の甲に宿儺の牙のような口が現れたのだ。
「おまえ!夢の手かんだのか!」
まるで犬だな。と笑う五条をよそ眼に虎杖はバチっと一発宿儺の口をたたく。
「 おい女。その光不快だ 」
そういうと悠仁がまた一発たたくとスッと消えた。悠仁は夢に謝り、指の怪我…というと既に直っていた。
大丈夫です、びっくりしただけ。と笑顔を見せる。
夢は両手で虎杖の頬を包むとあたたかい光に二人が包まれる。
「虎杖さん、ほかに痛いとこありますか?」
「んーん、ない!あと悠仁、でいいから。俺も夢って呼んでいいか?」
私は何でも…じゃあ…悠仁くん。と照れながら笑顔をむける。
「五条先生、なんか俺忘れられてません?というかあの子誰なんですか?」