【1】新しいスタート
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そろそろ昼飯にしないか?誰かみたいに間食してないから腹減ってきた」
「俺はいつでも食えるぞー」
「そうね、近くに食べるとこあるでしょ」
「の、野薔薇ちゃん!」
どうしたの夢?と言うとこそこそと耳打ちする。
「男子そこで待ってて。お化粧室に行ってくるわ、おほほほ」
悠仁が夢の手をそっと離すと野薔薇と夢は走って近くのお手洗いまで消えていった。
入るなり、夢がうずくまる。
「夢ちゃん?どっか痛いの?気持ち悪い?どうした?」
我慢していたのか夢は泣き出した。
「何!?どうしたの?泣くくらい痛い??」と言うと夢は首を振る。
「ゆ、ゆうじくんが…うっ な、内緒にしてよ?」
「う、うん、わかった。虎杖がどうした?」
「す…すき……」
野薔薇は今更なにを言ってるんだ?と夢の背中をなでる。
「だから…手つないだりするの…辛い…」
野薔薇の頭に?が浮かぶ。
「だ、だって悠仁くん私のこと好きじゃなかったら勘違いしてる子みたいだもん…」
「いや、夢ちゃん、うん。そこは甘えておいていいと思う」
虎杖早く告ってくれと野薔薇は心の中で叫ぶ。
「遅いな…」悠仁はぼーっと空を見上げる。
「虎杖、お前夢のことどう思ってるんだ」
へ?と悠仁は真面目な顔をする恵に気づいて姿勢を正す。
「ど、どうって…いいやつだと思う…思います」
「はぁー」と恵が思いっきりため息をついた。これ以上つついても仕方ないかとそれ以上言わなかった。
あ、帰ってきた。悠仁はすぐさま夢が泣いていたことに気づく。
「夢どうした?」
「女子は色々あんだよ」
野薔薇の一言に男子二人は あぁー と納得する。
お昼を食べ、今まで通り仲良くパークを回っていく。
夢は野薔薇の隣を歩いて楽しそうにしている。
悠仁はさっき手繋いだのまずかったかなと頭をかく。
すっかり日も暮れ、野薔薇は恵とアイコンタクトを取る。
撒 くのは日常茶飯事だ、とお互いうなずく。
「野薔薇ちゃん、五条先生にお土産…あれ?」
夢が辺りを見渡すが、さっきまで隣にいた野薔薇がいない。
「え…またはぐれちゃった? 恵くんも悠仁くんもいない…うそぉ…」
「わりー伏黒。トイレ行ってた…あれ?伏黒いない。釘崎も夢…もいない」
夢は野薔薇に電話をするが電波が入っていないか電波の届かない場所に…とアナウンスが流れる。恵も同じ状態のようだ。
「悠仁くんに電話するしかないよね…」
出てほしいような出てほしくないようなと思い通話ボタンを押すが悠仁の携帯も同じアナウンスが流れる。
「えぇ、うそぉ…」
夢がとぼとぼと歩いていると辺りは建物の光と街頭でロマンティックな空間が広がっている。
状況がそうさせるのか周りのカップルばかりに目が行く。
「悠仁くん…どこだろう」
歩いていると大きな船の前に来た。豪華客船もキラキラとライトがついている。
いつかこんな船に乗って旅をしてみたいな…とぼーっと眺める。キラキラしたライトが滲んでくる。
「なんで私泣いてるんだろ…」
びゅっと突風が吹いたと思ったらダダダダッと猛スピードで誰かが走ってくる。
「あ」
「「悠仁くん!夢!」」
「ここすげぇ広いのな。走り回ってみんな探してた」と息を切らせて汗だくの悠仁が立っていた。
「よかった夢いて」
悠仁がいつものように太陽のような笑顔をみせる。
「電話してくれたよな…ごめん、音楽勝手に再生されてて電池なくなったみたいなんだ」
夢はやっぱりこの人が好きなんだなと笑顔を見せるがぽろぽろと涙が出てくる。
「え!?探したよな、ごめん夢、え、あーえーと」
悠仁は戸惑いながら、そっと夢に手を伸ばして包み込むと頭を優しくなでた。
夢が悠仁の鼓動をきいていると、それとは別に ぐぅぅ と腹の虫が鳴る。
「あ、いや」
夢が肩を震わせ笑っている。
「悠仁くん、一緒になにか食べよう」
「夢、俺汗だくだし、入れてくれっかな」
夢と悠仁は船の中のレストランまでやってきた。
「でもみんなそのままの恰好だし、大丈夫でしょう」
こそこそ話していると お待ちの虎杖様 と呼ばれる。
二人が係についていくと、豪華客船の中のダイニングレストランそのものだった。
「わぁ凄い…綺麗…」
「すげぇーシャンデリアだ…」
席に案内されて二人は座り、豪華なディナーを堪能していると夢が何かを思い出して口を開く。
「悠仁くん…野薔薇ちゃんと恵くんのこと忘れてた…」
ぐふっと悠仁が喉に詰まらせる。
「すかっり忘れてた。でも電話繋がんないんだろ?」
夢はうなずく。
「じゃあ…二人のままでいいんじゃね?」
「俺はいつでも食えるぞー」
「そうね、近くに食べるとこあるでしょ」
「の、野薔薇ちゃん!」
どうしたの夢?と言うとこそこそと耳打ちする。
「男子そこで待ってて。お化粧室に行ってくるわ、おほほほ」
悠仁が夢の手をそっと離すと野薔薇と夢は走って近くのお手洗いまで消えていった。
入るなり、夢がうずくまる。
「夢ちゃん?どっか痛いの?気持ち悪い?どうした?」
我慢していたのか夢は泣き出した。
「何!?どうしたの?泣くくらい痛い??」と言うと夢は首を振る。
「ゆ、ゆうじくんが…うっ な、内緒にしてよ?」
「う、うん、わかった。虎杖がどうした?」
「す…すき……」
野薔薇は今更なにを言ってるんだ?と夢の背中をなでる。
「だから…手つないだりするの…辛い…」
野薔薇の頭に?が浮かぶ。
「だ、だって悠仁くん私のこと好きじゃなかったら勘違いしてる子みたいだもん…」
「いや、夢ちゃん、うん。そこは甘えておいていいと思う」
虎杖早く告ってくれと野薔薇は心の中で叫ぶ。
「遅いな…」悠仁はぼーっと空を見上げる。
「虎杖、お前夢のことどう思ってるんだ」
へ?と悠仁は真面目な顔をする恵に気づいて姿勢を正す。
「ど、どうって…いいやつだと思う…思います」
「はぁー」と恵が思いっきりため息をついた。これ以上つついても仕方ないかとそれ以上言わなかった。
あ、帰ってきた。悠仁はすぐさま夢が泣いていたことに気づく。
「夢どうした?」
「女子は色々あんだよ」
野薔薇の一言に男子二人は あぁー と納得する。
お昼を食べ、今まで通り仲良くパークを回っていく。
夢は野薔薇の隣を歩いて楽しそうにしている。
悠仁はさっき手繋いだのまずかったかなと頭をかく。
すっかり日も暮れ、野薔薇は恵とアイコンタクトを取る。
「野薔薇ちゃん、五条先生にお土産…あれ?」
夢が辺りを見渡すが、さっきまで隣にいた野薔薇がいない。
「え…またはぐれちゃった? 恵くんも悠仁くんもいない…うそぉ…」
「わりー伏黒。トイレ行ってた…あれ?伏黒いない。釘崎も夢…もいない」
夢は野薔薇に電話をするが電波が入っていないか電波の届かない場所に…とアナウンスが流れる。恵も同じ状態のようだ。
「悠仁くんに電話するしかないよね…」
出てほしいような出てほしくないようなと思い通話ボタンを押すが悠仁の携帯も同じアナウンスが流れる。
「えぇ、うそぉ…」
夢がとぼとぼと歩いていると辺りは建物の光と街頭でロマンティックな空間が広がっている。
状況がそうさせるのか周りのカップルばかりに目が行く。
「悠仁くん…どこだろう」
歩いていると大きな船の前に来た。豪華客船もキラキラとライトがついている。
いつかこんな船に乗って旅をしてみたいな…とぼーっと眺める。キラキラしたライトが滲んでくる。
「なんで私泣いてるんだろ…」
びゅっと突風が吹いたと思ったらダダダダッと猛スピードで誰かが走ってくる。
「あ」
「「悠仁くん!夢!」」
「ここすげぇ広いのな。走り回ってみんな探してた」と息を切らせて汗だくの悠仁が立っていた。
「よかった夢いて」
悠仁がいつものように太陽のような笑顔をみせる。
「電話してくれたよな…ごめん、音楽勝手に再生されてて電池なくなったみたいなんだ」
夢はやっぱりこの人が好きなんだなと笑顔を見せるがぽろぽろと涙が出てくる。
「え!?探したよな、ごめん夢、え、あーえーと」
悠仁は戸惑いながら、そっと夢に手を伸ばして包み込むと頭を優しくなでた。
夢が悠仁の鼓動をきいていると、それとは別に ぐぅぅ と腹の虫が鳴る。
「あ、いや」
夢が肩を震わせ笑っている。
「悠仁くん、一緒になにか食べよう」
「夢、俺汗だくだし、入れてくれっかな」
夢と悠仁は船の中のレストランまでやってきた。
「でもみんなそのままの恰好だし、大丈夫でしょう」
こそこそ話していると お待ちの虎杖様 と呼ばれる。
二人が係についていくと、豪華客船の中のダイニングレストランそのものだった。
「わぁ凄い…綺麗…」
「すげぇーシャンデリアだ…」
席に案内されて二人は座り、豪華なディナーを堪能していると夢が何かを思い出して口を開く。
「悠仁くん…野薔薇ちゃんと恵くんのこと忘れてた…」
ぐふっと悠仁が喉に詰まらせる。
「すかっり忘れてた。でも電話繋がんないんだろ?」
夢はうなずく。
「じゃあ…二人のままでいいんじゃね?」