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五条は京都校、東京校を前にして話し始めた。
「まぁそわなわけで、色々あって人も死んでるけど…交流会続ける?どうする?」と聞いていた。
制服に白衣を羽織った夢は隣の五条を見上げる。
悠仁は腕を組んで考えていると東堂が口を開いた。
「無論、続ける」
東堂がああだこうだ話すが他の生徒は無視する形で、やるでしょ、と声をあげる。
夢は隣の五条に声をかけ、袖を引っ張ると五条は中腰になり耳打ちする。
「五条先生、やっぱり個人戦やるんですか?」
「はい!いま夢ちゃんからとってもいい質問が届きましたー!」
野薔薇はラジオのお便りかよと突っ込む。
「個人戦はやるのか、ってことですがやりましぇーん」
一同 え? と顔を見合わせる。
「ルーティン嫌いなんだよね。夢ちゃんにこの中から勝負方法の書いた紙を引いて貰いまーす」
「お!夢頼んだぞ!」と悠仁は目をキラキラさせる。
「夢ちゃんが引いたほうが平等だから」
ぽんと背中を押され、夢は箱の中から一枚紙を出した。
「え?…野球?」
紙を一同に見せた。
みんなユニフォームに着替えると夢はベンチにナースとして座った。
私だけ白衣のまま…と考えていると隣にキラキラとした白の髪のサングラスをかけた長身の男が座ってきた。
夢はサングラス越しの目をとらえると空より青く透き通ったビー玉の用なキラキラした美しい目に吸い込まれそうになる。
「夢ちゃん、ぼーっと見つめて、僕に惚れちゃった?」
「え!?五条先生なんですか!?」
「そだよーあれ?サングラス姿始めてみる?プライベート一緒に過ごしたら色々みれるよ」五条が夢を見つめていると悠仁が割って入ってきた。
「あれ?夢はベンチなの?」悠仁がキャッチャー姿で現れると夢は顔を真っ赤にする。
「悠仁くん…キャッチャーユニフォーム似合うね」
「そっかー?サンキュー」悠仁は嬉しそうににかっと笑った。
悠仁のユニフォームに負けた…と五条はとぼとぼホームベースへと歩いていく。
プレイボール!の掛け声と共に試合が始まった。
真希さーん!夢はピッチャーの真希に手を振り応援する。
加茂がバッターボックスに立つと、キャッチャーの虎杖に声をかけた。
「特級を退けたらしいな」
「あ、いや、東堂と五条先生のおかげっすよ」
「虎杖、オマエはなぜ呪術師をやってる?」
「きっかけは成り行きっすね。寂しがり屋なんで一杯人を助けて、俺が死ぬとき大勢に看取ってほしいんす」
「それは良い理由だ」
会話の間に真希の豪速球が悠仁のキャッチャーミットに三球綺麗におさまる。
歌姫がベンチから振らなきゃ当たんねーぞ!と怒鳴っている。
ベンチに戻ると恵が一緒に守備をしていた玉犬を連れて来た。
夢は始めてみる玉犬に目を輝かせる。触っていい?と恵にきくと玉犬から夢に近づきペロペロと顔をなめた。
「きゃははまって!くすぐったい!」
悠仁と五条は玉犬を羨ましそうに見る。
かわいいーふわふわだなぁ暖かい。と顔をすりよせた。
パンダはパンダで恵の玉犬に負けたとベンチでへこんでいる。
「夢ちゃんのために打ってくるぜ」
かっこいい台詞を言いバッターボックスへ向かったのは野薔薇だった。
「野薔薇ちゃんファイトー!」
ガラガラとピッチャーマウンドにどうみてもピッチングマシーンが置かれる。メカ丸と書いてある。
野薔薇がピッチングマシーンに向かって「ズリーぞ!」キレながら走り出した。
なんだかんだ野薔薇はヒットを放つと、恵が続いて送りバント、パンダもヒットを放つ。
真希は余裕のホームランを打ったかと思うと箒に乗った桃になんなくとキャッチされてしまった。
チェーーンジの五条の掛け声と共に東京校はベンチへと下がる。
夢ちゃん、私すりむいちゃった。と首をかしげながら野薔薇が手を見せてくる。
俺もなんか痛い!とパンダに続いて狗巻も夢へとダッシュする。
はいはーい、夢ちゃんのケアを受けたい人は僕と勝負して勝ったらねーと五条が無理難題を言ってくる。
東堂がバッターボックスに立つ。
「この打席俺がホームランを打ったら次回虎杖、オマエがピッ……」
おもいっきり真希のボールが東堂の顔にねじりこまれた。
まわりは「ナイスピーッチ」「ナイスピーッチ」と声をあげる。
「東堂…お前めっちゃ嫌われてるな…」
離れた場所で学長二人が野球を見守っていた。
夜蛾が楽巌寺に問う。
「まだ虎杖が嫌いですか?」
「好き、嫌いの問題ではない。呪術規定に基づけばヤツは存在すら許されん。生かされているのは五条のわがまま。個の為に集団の規則を歪めてはならん。何より虎杖が生きていることでその他大勢が死ぬかもしれん」
「だが彼のおかげで救われた命もある。今回も東堂と協力して特級を退けた。学生に限らず彼らは多くの後悔を重ねる。虎杖について判断が正しいか私もわかりません」
カキッーーンと良い音が鳴り響く。
「わ!!悠仁くんホームランだ!!」
学長達の隣のベンチで夢がキラキラと目を輝かせる。
夜蛾が続けた「ただ今は見守りませんか?」
姉妹校交流会
2日目 野球戦
2ー0
勝者 東京校
「まぁそわなわけで、色々あって人も死んでるけど…交流会続ける?どうする?」と聞いていた。
制服に白衣を羽織った夢は隣の五条を見上げる。
悠仁は腕を組んで考えていると東堂が口を開いた。
「無論、続ける」
東堂がああだこうだ話すが他の生徒は無視する形で、やるでしょ、と声をあげる。
夢は隣の五条に声をかけ、袖を引っ張ると五条は中腰になり耳打ちする。
「五条先生、やっぱり個人戦やるんですか?」
「はい!いま夢ちゃんからとってもいい質問が届きましたー!」
野薔薇はラジオのお便りかよと突っ込む。
「個人戦はやるのか、ってことですがやりましぇーん」
一同 え? と顔を見合わせる。
「ルーティン嫌いなんだよね。夢ちゃんにこの中から勝負方法の書いた紙を引いて貰いまーす」
「お!夢頼んだぞ!」と悠仁は目をキラキラさせる。
「夢ちゃんが引いたほうが平等だから」
ぽんと背中を押され、夢は箱の中から一枚紙を出した。
「え?…野球?」
紙を一同に見せた。
みんなユニフォームに着替えると夢はベンチにナースとして座った。
私だけ白衣のまま…と考えていると隣にキラキラとした白の髪のサングラスをかけた長身の男が座ってきた。
夢はサングラス越しの目をとらえると空より青く透き通ったビー玉の用なキラキラした美しい目に吸い込まれそうになる。
「夢ちゃん、ぼーっと見つめて、僕に惚れちゃった?」
「え!?五条先生なんですか!?」
「そだよーあれ?サングラス姿始めてみる?プライベート一緒に過ごしたら色々みれるよ」五条が夢を見つめていると悠仁が割って入ってきた。
「あれ?夢はベンチなの?」悠仁がキャッチャー姿で現れると夢は顔を真っ赤にする。
「悠仁くん…キャッチャーユニフォーム似合うね」
「そっかー?サンキュー」悠仁は嬉しそうににかっと笑った。
悠仁のユニフォームに負けた…と五条はとぼとぼホームベースへと歩いていく。
プレイボール!の掛け声と共に試合が始まった。
真希さーん!夢はピッチャーの真希に手を振り応援する。
加茂がバッターボックスに立つと、キャッチャーの虎杖に声をかけた。
「特級を退けたらしいな」
「あ、いや、東堂と五条先生のおかげっすよ」
「虎杖、オマエはなぜ呪術師をやってる?」
「きっかけは成り行きっすね。寂しがり屋なんで一杯人を助けて、俺が死ぬとき大勢に看取ってほしいんす」
「それは良い理由だ」
会話の間に真希の豪速球が悠仁のキャッチャーミットに三球綺麗におさまる。
歌姫がベンチから振らなきゃ当たんねーぞ!と怒鳴っている。
ベンチに戻ると恵が一緒に守備をしていた玉犬を連れて来た。
夢は始めてみる玉犬に目を輝かせる。触っていい?と恵にきくと玉犬から夢に近づきペロペロと顔をなめた。
「きゃははまって!くすぐったい!」
悠仁と五条は玉犬を羨ましそうに見る。
かわいいーふわふわだなぁ暖かい。と顔をすりよせた。
パンダはパンダで恵の玉犬に負けたとベンチでへこんでいる。
「夢ちゃんのために打ってくるぜ」
かっこいい台詞を言いバッターボックスへ向かったのは野薔薇だった。
「野薔薇ちゃんファイトー!」
ガラガラとピッチャーマウンドにどうみてもピッチングマシーンが置かれる。メカ丸と書いてある。
野薔薇がピッチングマシーンに向かって「ズリーぞ!」キレながら走り出した。
なんだかんだ野薔薇はヒットを放つと、恵が続いて送りバント、パンダもヒットを放つ。
真希は余裕のホームランを打ったかと思うと箒に乗った桃になんなくとキャッチされてしまった。
チェーーンジの五条の掛け声と共に東京校はベンチへと下がる。
夢ちゃん、私すりむいちゃった。と首をかしげながら野薔薇が手を見せてくる。
俺もなんか痛い!とパンダに続いて狗巻も夢へとダッシュする。
はいはーい、夢ちゃんのケアを受けたい人は僕と勝負して勝ったらねーと五条が無理難題を言ってくる。
東堂がバッターボックスに立つ。
「この打席俺がホームランを打ったら次回虎杖、オマエがピッ……」
おもいっきり真希のボールが東堂の顔にねじりこまれた。
まわりは「ナイスピーッチ」「ナイスピーッチ」と声をあげる。
「東堂…お前めっちゃ嫌われてるな…」
離れた場所で学長二人が野球を見守っていた。
夜蛾が楽巌寺に問う。
「まだ虎杖が嫌いですか?」
「好き、嫌いの問題ではない。呪術規定に基づけばヤツは存在すら許されん。生かされているのは五条のわがまま。個の為に集団の規則を歪めてはならん。何より虎杖が生きていることでその他大勢が死ぬかもしれん」
「だが彼のおかげで救われた命もある。今回も東堂と協力して特級を退けた。学生に限らず彼らは多くの後悔を重ねる。虎杖について判断が正しいか私もわかりません」
カキッーーンと良い音が鳴り響く。
「わ!!悠仁くんホームランだ!!」
学長達の隣のベンチで夢がキラキラと目を輝かせる。
夜蛾が続けた「ただ今は見守りませんか?」
姉妹校交流会
2日目 野球戦
2ー0
勝者 東京校