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次の日学生全員1日休むことができた。
ほとんどみんな回復してよかった、と夢は部屋でほっとする。
いつもの様に朝起きると久しぶりに悠仁と朝食が取れると目が早く覚めた。
隣の部屋も同様、悠仁も久しぶりに夢と朝食が食べれると気合いが入っていた。
夢は悠仁の部屋のドアをノックする。久しぶりのこの音に悠仁も顔が緩む。
「おはよう悠仁くん。ごめん、ちょっと早いよね…」
「俺も楽しみで起きてたから、上がって」
楽しみ、という悠仁の言葉に照れる夢。
いつもはお互い制服だったがオフということもあり、私服での朝食だった。
夢は膝丈のスカートにふわっとしたピンクのフリル付きのシャツを着ている。
悠仁はいつも通りパーカースエット、ラフな格好だ。
「夢私服、似合ってる」
昨日パジャマ姿だったことを思い出して顔が赤くなる。
「ありがとう。あの…悠仁くん昨日はありがとう…べ、ベッド貸してくれて…あの…あとおにぎり、凄く美味しかった。本当に嬉しかった。全部たべたよ」
悠仁は昨日のメモを棚から取り出し夢が残した返事を指差した。
悠仁くん、
大きなおにぎりありがとう。
とってもおいしかったよ!
これからも仲良くしてね。
夢
「と、取ってあるの!恥ずかしい…」
だって夢がはじめてくれた手紙だし、そりゃ取っておくよ。ニコニコと悠仁は棚にメモを大事そうに閉まった。
朝食を二人で準備して久しぶりのいただきます、を言うとお互い笑顔をみせ、食べ始めた。
朝食を済ませると悠仁は少し戸惑いながら夢の名前を呼んだ。
「あのさ、俺がいなかった間の話…きいてくれるか?」
「うん、もちろん。悠仁くんが話してくれるなら聴きたいな」
悠仁は五条と修行の話、火山頭との対決…そして映画館で起こった順平の話を始めた。悠仁はあの時のことをゆっくりと、一つ一つ思い出しながら語っていく。
順平の話を聞いていると夢は泣き出してしまった。
悠仁は驚いてなんで夢が泣くの?と涙を手で優しくぬぐう。
「う…だって、悠仁くんのその時のこと考えたら…順平くんも…うぅ…いい友達になって…もしかしたらここに一緒にいたかもしれないのに…そ、そんなの悲しいよ…」
悠仁は夢の背中を優しくさする。
「きっと…夢も順平と仲良くなったと思う」
夢は涙をふくと顔を上げた。
「あ…その七海さんてもしかしてスーツで眼鏡かけて五条先生ぐらい背高い?」
「ナナミン?うん、それぐらい身長あるな」
「ちょうど悠仁くんがいなかったとき、家入先生のところに来た男の人七海さんだったのかも。家入先生席はずしてて怪我ひどかったから先生戻るまで応急処置してたんだよね。笑顔で夢さんありがとう、って言ってくれて…その時あまり気にしなかったけど私の名前知ってた…」
「ナナミンが笑顔!?…あ!あとナナミンに夢のことちょっと話したから気づいてたのかな?」
私のどんなこと?と言うと悠仁はその時のことを思い出した。
「ナナミン、質問していい?」
「その呼び方止めてください。質問はなんですか?虎杖くん」
「俺、交流会で復活ってことになってるけど、その前に会いたい人がいるんだけどやっぱだめだよね」
「人、というと?家族ですか?」
七海は顔が赤くなる悠仁を少し驚きながら見る。
「五条さんが交流会までといっているなら従うべきだと私は思いますよ」
「五条先生に聞くとみんな元気だって言うんだけど、たぶん夢、泣いてると思うんだ…こんな俺がいなくなっても…優しいから…心配なんだよ」
特別な存在なのかと七海は眼鏡を正す。
「今の弱い虎杖くんを見て夢さんは喜びますか?」
悠仁はぐっと堪えて下をみる。
「五条さんが言うように待つべきだと思いますよ」
「はい」
「夢さんも呪術師ですか?それとも一般人?」
「夢は反転術式が使えて…家入さんのところにいる」
「家入さんのところなら私も行くことがあるのでチャンスがあれば様子を見てみますよ」
悠仁の表情が明るくなる。
「ただし、君のことは触れません」
夢に声をかけられ我に返る。
「あ、いや…なんとなく…みんな元気かなぁ…って気になってナナミンに聞いてみた…あははっ」
「今度ちゃんと七海さんにも会ってみたいな」
「きっと会えると思うぞ」
悠仁と夢は残りの1日お互い会えなかった時間を埋めるように色々な話をした。
ほとんどみんな回復してよかった、と夢は部屋でほっとする。
いつもの様に朝起きると久しぶりに悠仁と朝食が取れると目が早く覚めた。
隣の部屋も同様、悠仁も久しぶりに夢と朝食が食べれると気合いが入っていた。
夢は悠仁の部屋のドアをノックする。久しぶりのこの音に悠仁も顔が緩む。
「おはよう悠仁くん。ごめん、ちょっと早いよね…」
「俺も楽しみで起きてたから、上がって」
楽しみ、という悠仁の言葉に照れる夢。
いつもはお互い制服だったがオフということもあり、私服での朝食だった。
夢は膝丈のスカートにふわっとしたピンクのフリル付きのシャツを着ている。
悠仁はいつも通りパーカースエット、ラフな格好だ。
「夢私服、似合ってる」
昨日パジャマ姿だったことを思い出して顔が赤くなる。
「ありがとう。あの…悠仁くん昨日はありがとう…べ、ベッド貸してくれて…あの…あとおにぎり、凄く美味しかった。本当に嬉しかった。全部たべたよ」
悠仁は昨日のメモを棚から取り出し夢が残した返事を指差した。
悠仁くん、
大きなおにぎりありがとう。
とってもおいしかったよ!
これからも仲良くしてね。
夢
「と、取ってあるの!恥ずかしい…」
だって夢がはじめてくれた手紙だし、そりゃ取っておくよ。ニコニコと悠仁は棚にメモを大事そうに閉まった。
朝食を二人で準備して久しぶりのいただきます、を言うとお互い笑顔をみせ、食べ始めた。
朝食を済ませると悠仁は少し戸惑いながら夢の名前を呼んだ。
「あのさ、俺がいなかった間の話…きいてくれるか?」
「うん、もちろん。悠仁くんが話してくれるなら聴きたいな」
悠仁は五条と修行の話、火山頭との対決…そして映画館で起こった順平の話を始めた。悠仁はあの時のことをゆっくりと、一つ一つ思い出しながら語っていく。
順平の話を聞いていると夢は泣き出してしまった。
悠仁は驚いてなんで夢が泣くの?と涙を手で優しくぬぐう。
「う…だって、悠仁くんのその時のこと考えたら…順平くんも…うぅ…いい友達になって…もしかしたらここに一緒にいたかもしれないのに…そ、そんなの悲しいよ…」
悠仁は夢の背中を優しくさする。
「きっと…夢も順平と仲良くなったと思う」
夢は涙をふくと顔を上げた。
「あ…その七海さんてもしかしてスーツで眼鏡かけて五条先生ぐらい背高い?」
「ナナミン?うん、それぐらい身長あるな」
「ちょうど悠仁くんがいなかったとき、家入先生のところに来た男の人七海さんだったのかも。家入先生席はずしてて怪我ひどかったから先生戻るまで応急処置してたんだよね。笑顔で夢さんありがとう、って言ってくれて…その時あまり気にしなかったけど私の名前知ってた…」
「ナナミンが笑顔!?…あ!あとナナミンに夢のことちょっと話したから気づいてたのかな?」
私のどんなこと?と言うと悠仁はその時のことを思い出した。
「ナナミン、質問していい?」
「その呼び方止めてください。質問はなんですか?虎杖くん」
「俺、交流会で復活ってことになってるけど、その前に会いたい人がいるんだけどやっぱだめだよね」
「人、というと?家族ですか?」
七海は顔が赤くなる悠仁を少し驚きながら見る。
「五条さんが交流会までといっているなら従うべきだと私は思いますよ」
「五条先生に聞くとみんな元気だって言うんだけど、たぶん夢、泣いてると思うんだ…こんな俺がいなくなっても…優しいから…心配なんだよ」
特別な存在なのかと七海は眼鏡を正す。
「今の弱い虎杖くんを見て夢さんは喜びますか?」
悠仁はぐっと堪えて下をみる。
「五条さんが言うように待つべきだと思いますよ」
「はい」
「夢さんも呪術師ですか?それとも一般人?」
「夢は反転術式が使えて…家入さんのところにいる」
「家入さんのところなら私も行くことがあるのでチャンスがあれば様子を見てみますよ」
悠仁の表情が明るくなる。
「ただし、君のことは触れません」
夢に声をかけられ我に返る。
「あ、いや…なんとなく…みんな元気かなぁ…って気になってナナミンに聞いてみた…あははっ」
「今度ちゃんと七海さんにも会ってみたいな」
「きっと会えると思うぞ」
悠仁と夢は残りの1日お互い会えなかった時間を埋めるように色々な話をした。