【1】新しいスタート
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職員用のモニター室へと向かっていた五条を見つけた夢は五条の袖を引っ張った。
「五条先生!なんで悠仁くんのこと教えてくれなかったんですか!」
「あ!夢ちゃんごめんね、色々事情があって…夢ちゃん?」
「…どうやって…」
え?と五条が袖を持ったままうつむく夢の顔を覗き込む。
「やっぱり宿儺が…」
五条は嘘を言ってもしょうがないなと思って夢の肩に手を置いた。
「悠仁も細かいこと覚えてないみたいなんだ。でも宿儺が関係していることは確かだから。心臓抜き取られてどうこうできるのアイツぐらいだからね」
「え!?あの大きな傷ってし、し、心臓…」
五条がこれは言わなくてもよかったかと気まずそうな顔をする。少し夢が間を開け、五条の目を見る。
「先生、2ヶ月…悠仁くんにずっと付き添ってくれてたんですもんね…ありがとうございます…また会えてよかったです」
こういうことが夢の可愛いところだな、と五条は笑顔をみせた。
「今度は夢ちゃんが彼女としてサポートしてあげてね」
え?かのじょ??と夢が目を丸くする。
「再開したときみーんないる中、あんなに熱々に抱き合ってたもんね、隠さなくていいんだよ♪」
顔を真っ赤にした夢を残し、五条はるんるんとモニタールームへと消えていった。
「ち、違いますって五条先生!ちょ、ちょっと!」
五条が席につくと歌姫がため息をつく。
「自分の生徒をいじめるなよ」
「夢ちゃん、悠仁のことになるとリアクション素直でみてて楽しいんだもん」
歌姫はこういう教師にはなりたくないなと顔をしかめた。
夢はさっきのことを思い出して顔を手で覆いながら家入の治療室へ向かっていた。
悠仁が現れたときは嬉しさのあまり抱きついてしまったがよく考えると東京校と京都校の全員に見られていた…と顔から湯気が出てくる。
同級生が生き返ったら誰しも嬉しくて抱きつくよね…そもそも生き返る状況普通はないか…と一周考えまた顔を赤くする。
「今は悠仁く…じゃなくて、み、みんなを応援しよう」
ドアを開けると家入が待ち構えていた。
「夢、虎杖との再会どうだった?」
「あ!家入先生も知ってたんですね!…教えてくれてもいいのに」
「私もまさか生き返るなんて思わなかったし、悟も色々考えてたみたいだし…黙っててすまん」
夢がいつもの席に座ると目の前に巨大プロジェクタースクリーンがおりていた。
「家入先生あれ…」
「ここでも状況把握できるように交流会の映像流してもらうの」
リモコンを操作すると画面に東京、京都校の面々が写る。
「あ…悠仁くん」
そう言えば悠仁の戦う姿はみた記憶がないなと緊張する。
「あら、彼氏が戦うとこ見たら夢また惚れ直しちゃう?」
「ご、五条先生といい…なんで私が彼女ってことになってるんですか…」
夢は顔を真っ赤にしてうつむいた。
「ふふっ、そうなる夢が可愛いから。ほら始まるみたいだよ」
映像が途切れ途切れになるが、色々な角度から生徒全員の模様が映し出される。
悠仁が体格のいい男と向き合ってるのが写っている。
真正面から攻撃を食らう悠仁をみて夢は思わず目を覆う。
「あわわ…」
「夢、自分の男だろ、目かっぽじって見ろ」
「だ、だから彼氏じゃないって何度言えば」
京都校の他数名が悠仁を囲うのが写ると画面が突然切れる。他の面々は継続して写っている。
不審に思った家入はスマホを取り出し、五条にメールを送った。
虎杖、狙われてる?
たぶんねー
相変わらず陽気な返事が返ってくるのでため息をついた。
「五条先生!なんで悠仁くんのこと教えてくれなかったんですか!」
「あ!夢ちゃんごめんね、色々事情があって…夢ちゃん?」
「…どうやって…」
え?と五条が袖を持ったままうつむく夢の顔を覗き込む。
「やっぱり宿儺が…」
五条は嘘を言ってもしょうがないなと思って夢の肩に手を置いた。
「悠仁も細かいこと覚えてないみたいなんだ。でも宿儺が関係していることは確かだから。心臓抜き取られてどうこうできるのアイツぐらいだからね」
「え!?あの大きな傷ってし、し、心臓…」
五条がこれは言わなくてもよかったかと気まずそうな顔をする。少し夢が間を開け、五条の目を見る。
「先生、2ヶ月…悠仁くんにずっと付き添ってくれてたんですもんね…ありがとうございます…また会えてよかったです」
こういうことが夢の可愛いところだな、と五条は笑顔をみせた。
「今度は夢ちゃんが彼女としてサポートしてあげてね」
え?かのじょ??と夢が目を丸くする。
「再開したときみーんないる中、あんなに熱々に抱き合ってたもんね、隠さなくていいんだよ♪」
顔を真っ赤にした夢を残し、五条はるんるんとモニタールームへと消えていった。
「ち、違いますって五条先生!ちょ、ちょっと!」
五条が席につくと歌姫がため息をつく。
「自分の生徒をいじめるなよ」
「夢ちゃん、悠仁のことになるとリアクション素直でみてて楽しいんだもん」
歌姫はこういう教師にはなりたくないなと顔をしかめた。
夢はさっきのことを思い出して顔を手で覆いながら家入の治療室へ向かっていた。
悠仁が現れたときは嬉しさのあまり抱きついてしまったがよく考えると東京校と京都校の全員に見られていた…と顔から湯気が出てくる。
同級生が生き返ったら誰しも嬉しくて抱きつくよね…そもそも生き返る状況普通はないか…と一周考えまた顔を赤くする。
「今は悠仁く…じゃなくて、み、みんなを応援しよう」
ドアを開けると家入が待ち構えていた。
「夢、虎杖との再会どうだった?」
「あ!家入先生も知ってたんですね!…教えてくれてもいいのに」
「私もまさか生き返るなんて思わなかったし、悟も色々考えてたみたいだし…黙っててすまん」
夢がいつもの席に座ると目の前に巨大プロジェクタースクリーンがおりていた。
「家入先生あれ…」
「ここでも状況把握できるように交流会の映像流してもらうの」
リモコンを操作すると画面に東京、京都校の面々が写る。
「あ…悠仁くん」
そう言えば悠仁の戦う姿はみた記憶がないなと緊張する。
「あら、彼氏が戦うとこ見たら夢また惚れ直しちゃう?」
「ご、五条先生といい…なんで私が彼女ってことになってるんですか…」
夢は顔を真っ赤にしてうつむいた。
「ふふっ、そうなる夢が可愛いから。ほら始まるみたいだよ」
映像が途切れ途切れになるが、色々な角度から生徒全員の模様が映し出される。
悠仁が体格のいい男と向き合ってるのが写っている。
真正面から攻撃を食らう悠仁をみて夢は思わず目を覆う。
「あわわ…」
「夢、自分の男だろ、目かっぽじって見ろ」
「だ、だから彼氏じゃないって何度言えば」
京都校の他数名が悠仁を囲うのが写ると画面が突然切れる。他の面々は継続して写っている。
不審に思った家入はスマホを取り出し、五条にメールを送った。
虎杖、狙われてる?
たぶんねー
相変わらず陽気な返事が返ってくるのでため息をついた。