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夢は野薔薇の部屋で雑誌の最新コスメを見ていた。
「夢ちゃんはさ、あんまり化粧してないでしょ?」
「うん…軽く下地とファンデぐらい…」
野薔薇は失礼、といい夢の顔を手で包み込む。
「というか、絶対痩せた。あんまり食べてないでしょ。駄目だよ」
悠仁が亡くなって2ヵ月経とうとしていた。夢は野薔薇達といると軽く食事を取っていたが、欠かさず食べていた朝食は悠仁との思い出がありすぎて食べず、夜もほとんど口にできていなかった。
「気持ちはわかるけど、食べないと…夢ちゃん?聞いてる?」
最近夢はふとした瞬間、あたりを見渡す癖がついていた。
「野薔薇ちゃん、気のせいだって言うかもしれないけど…」
「どうした?」
「あのね…ゆ、悠仁くんの気配がするの、最近強く。前は寂しくてそう思いたいだけだって思ってたんだけど……うっ…」
「夢ちゃん…泣かないで…ほらおいで」
野薔薇は優しく夢を包み込み、ティッシュを渡した。
「夢ちゃんは…虎杖への気持ちが強いんだよ、そう感じても全然おかしくないから。あ!プリン買っといたの!食べない?伏黒も呼ぶよ」
しばらくすると恵が野薔薇の部屋に訪れた。
夢また泣いてたのかと野薔薇にこそっと言う。
恵は夢の頭を優しく撫でた。
「め、恵くんは悠仁くんの気配感じることない?」
「隣の部屋からとかか?特に…」
「プリンが冷めちゃうから食べよう!ね!」
プリンが冷めるってなんだよと恵がつっこむと夢が少し笑顔を見せた。
「明日いよいと京都との交流会…絶対負けない。けちょんけちょんにするぞ伏黒!夢ちゃんの役割も大事なんだからね!」
3人はプリンのカップで乾杯をした。
翌日
「夢ちゃん!昨日私の部屋にいてなんでスーツケースに荷物詰めてるのになにも言ってくれないのよー!」
野薔薇はてっきり京都に行くかと思いスーツケースを準備して集合場所にガラガラと引いてきた。
「昨日京都のガイドブックがあるのに気づいたけどまさかと思って言わなかった」
伏黒!気づいたたならなんか言え!と朝から東京組は元気だ。
「すじこ」
狗巻の言葉にぷっと思わず夢は吹き出す。
「夢ちゃん、なんて言ったのか教えなさい」
「はいはい、夢ちゃんこっちおいでー」パンダが夢をかくまった。
「パンダさん…ふわふわ…」
夢が さん 付けでパンダ呼ぶのなんか癒されるな。しゃけ、と狗巻は真希に同意する。
「来たぞ」
真衣が騒々しい東京組を見て一言「お出迎え?気色悪い」と言う。
バチバチと火花が散る中、京都校の庵歌姫が割って入った。
「あの馬鹿は?」
五条先生は遅刻、と一同声をそろえて言う。別に五条先生が馬鹿とは誰も言ってませんよと恵が添えた。
噂をすれば五条が大きな箱が乗った台車を押して突破してきた。
「おまたーーー!!」
はいはいと東京校と京都校の間に台車ごと入ってきる。
「京都組にはこの素敵な海外土産をあげまーす!そしてそして!東京組にはななんとこちら!」
台車に乗った箱がバカっと開いた。
「故人の虎杖悠仁くんでぇーーーす!!」
悠仁が飛び出してきたと思ったら「おっぱっぴー!」と懐かしギャグで登場した。
京都校の面々はお土産に夢中で見ていない。東京校というと唖然としている。
夢は目の前の悠仁に棒立ちになる。
野薔薇と恵も状況が呑み込めず固まっている。むしろ怒っているようにも見える。
悠仁はリアクション薄いな…といそいそ箱から出てきた。
野薔薇がとりあえずと夢をひっぱって悠仁のところへ連れてく。
「ゆ、悠仁くん…なの?」
悠仁が夢の目を見るとあのきらきらとした大きな瞳にどんどん涙がたまっていく。
「あ…夢…ごめ…」夢は思い切り悠仁に抱き着くと声をあげて泣きはじめた。
「うわぁぁんゆうじぐ……もう、もう絶対会えない…会えないかと思った…わぁぁん」
夢の泣き声に全員いっせいに悠仁の方へ向く。宿儺の器?死んだんじゃなかったのか?京都校の生徒の顔色が変わる。
「ごめん夢…ごめん黙ってて…ほら…」
悠仁は制服の袖で夢の涙を優しくぬぐった。
悠仁は夢を強く抱きしめ返すと背中をとんとんと優しくなでた。
「ごめんな夢ごめん…」
「おい真希あれは、そういうことなの?」
パンダが二人を指さす。 「しゃけしゃけ」
「お前夢の何をみてたんだよ、そうだろ」
「夢ちゃんはさ、あんまり化粧してないでしょ?」
「うん…軽く下地とファンデぐらい…」
野薔薇は失礼、といい夢の顔を手で包み込む。
「というか、絶対痩せた。あんまり食べてないでしょ。駄目だよ」
悠仁が亡くなって2ヵ月経とうとしていた。夢は野薔薇達といると軽く食事を取っていたが、欠かさず食べていた朝食は悠仁との思い出がありすぎて食べず、夜もほとんど口にできていなかった。
「気持ちはわかるけど、食べないと…夢ちゃん?聞いてる?」
最近夢はふとした瞬間、あたりを見渡す癖がついていた。
「野薔薇ちゃん、気のせいだって言うかもしれないけど…」
「どうした?」
「あのね…ゆ、悠仁くんの気配がするの、最近強く。前は寂しくてそう思いたいだけだって思ってたんだけど……うっ…」
「夢ちゃん…泣かないで…ほらおいで」
野薔薇は優しく夢を包み込み、ティッシュを渡した。
「夢ちゃんは…虎杖への気持ちが強いんだよ、そう感じても全然おかしくないから。あ!プリン買っといたの!食べない?伏黒も呼ぶよ」
しばらくすると恵が野薔薇の部屋に訪れた。
夢また泣いてたのかと野薔薇にこそっと言う。
恵は夢の頭を優しく撫でた。
「め、恵くんは悠仁くんの気配感じることない?」
「隣の部屋からとかか?特に…」
「プリンが冷めちゃうから食べよう!ね!」
プリンが冷めるってなんだよと恵がつっこむと夢が少し笑顔を見せた。
「明日いよいと京都との交流会…絶対負けない。けちょんけちょんにするぞ伏黒!夢ちゃんの役割も大事なんだからね!」
3人はプリンのカップで乾杯をした。
翌日
「夢ちゃん!昨日私の部屋にいてなんでスーツケースに荷物詰めてるのになにも言ってくれないのよー!」
野薔薇はてっきり京都に行くかと思いスーツケースを準備して集合場所にガラガラと引いてきた。
「昨日京都のガイドブックがあるのに気づいたけどまさかと思って言わなかった」
伏黒!気づいたたならなんか言え!と朝から東京組は元気だ。
「すじこ」
狗巻の言葉にぷっと思わず夢は吹き出す。
「夢ちゃん、なんて言ったのか教えなさい」
「はいはい、夢ちゃんこっちおいでー」パンダが夢をかくまった。
「パンダさん…ふわふわ…」
夢が さん 付けでパンダ呼ぶのなんか癒されるな。しゃけ、と狗巻は真希に同意する。
「来たぞ」
真衣が騒々しい東京組を見て一言「お出迎え?気色悪い」と言う。
バチバチと火花が散る中、京都校の庵歌姫が割って入った。
「あの馬鹿は?」
五条先生は遅刻、と一同声をそろえて言う。別に五条先生が馬鹿とは誰も言ってませんよと恵が添えた。
噂をすれば五条が大きな箱が乗った台車を押して突破してきた。
「おまたーーー!!」
はいはいと東京校と京都校の間に台車ごと入ってきる。
「京都組にはこの素敵な海外土産をあげまーす!そしてそして!東京組にはななんとこちら!」
台車に乗った箱がバカっと開いた。
「故人の虎杖悠仁くんでぇーーーす!!」
悠仁が飛び出してきたと思ったら「おっぱっぴー!」と懐かしギャグで登場した。
京都校の面々はお土産に夢中で見ていない。東京校というと唖然としている。
夢は目の前の悠仁に棒立ちになる。
野薔薇と恵も状況が呑み込めず固まっている。むしろ怒っているようにも見える。
悠仁はリアクション薄いな…といそいそ箱から出てきた。
野薔薇がとりあえずと夢をひっぱって悠仁のところへ連れてく。
「ゆ、悠仁くん…なの?」
悠仁が夢の目を見るとあのきらきらとした大きな瞳にどんどん涙がたまっていく。
「あ…夢…ごめ…」夢は思い切り悠仁に抱き着くと声をあげて泣きはじめた。
「うわぁぁんゆうじぐ……もう、もう絶対会えない…会えないかと思った…わぁぁん」
夢の泣き声に全員いっせいに悠仁の方へ向く。宿儺の器?死んだんじゃなかったのか?京都校の生徒の顔色が変わる。
「ごめん夢…ごめん黙ってて…ほら…」
悠仁は制服の袖で夢の涙を優しくぬぐった。
悠仁は夢を強く抱きしめ返すと背中をとんとんと優しくなでた。
「ごめんな夢ごめん…」
「おい真希あれは、そういうことなの?」
パンダが二人を指さす。 「しゃけしゃけ」
「お前夢の何をみてたんだよ、そうだろ」