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「…ここで何してるんですか禪院先輩」
恵の声に気づき、野薔薇と夢はその先輩に目を向ける。真希に似てるとお互い目を合わせる。
「その呼び方じゃ真希と区別がつかないじゃない、真衣って呼んでいいのよ、伏黒くん」
真衣の隣の背の高いごつごつとした体付きの男が口を開いた。
「これが3年の代理ねぇ…」
「今日は学長についてきたの。そういえば…同級生が死んだんだっけ?辛かった?それほどでもないかしら?」
恵が夢を連れてくるんじゃなかったと後悔する。
「…何が言いたいんですか」
「ふふっ、器だなんて言ってるけどほぼ呪いの化け物じゃない?そんな奴が一緒に仲良く呪術師なんて名乗って虫酸が走ってたのよね?」
野薔薇が夢の背中にそっと手を回し落ち着かせる。夢が震えているのがわかる。
「本当は死んでせいせいしたんじゃない?」
真衣の一言に夢はきゅっと野薔薇のジャージをつかんだ。
「真衣、そんな話どうでもいい。3年の代理に匹敵するのか知りたいだけだ。伏黒」
男が前進するので恵はじりっと身構える。
「どんな女がタイプだ?ちなみに俺は身長 と尻 がデカイ女がタイプです」
「なんで初対面で女の趣味話さないといけないんですか」
「俺は京都3年、東堂葵 これでお友達だ、さ答えろ」
釘崎は丸腰だし…恵はちらっと夢をみた。
「この子みたいな揺るがいない人間性がある子」
おいおい、夢を巻き込むなよと野薔薇が冷や汗をかく。
「退屈だ。退屈だよ伏黒」
東堂が思いっきり恵を吹き飛ばした。
「恵くん!」
「夢くるな!」
「あーあ、伏黒くんかわいそ。いくら天才でも東堂相手じゃねぇ」
いつの間にか真衣が野薔薇を後ろから羽交い締めにしている。首を捕らわれたままの野薔薇はじっと真衣の顔をにらんでいる。
「姉妹っていうから似てるかと思ったら全然。真希さんの方が百倍美人。寝不足か?毛穴開いてんぞ」
「口の利き方教えてあげる。そこのひよっこちゃん。逃げても無駄よ」
野薔薇の腹部にえぐられていた真衣の銃口が夢に向けられた。
「夢ちゃんは関係ないんだよ」
「あら、どっかの誰かさんみたいに呪力がないのかしら?」
遠くからドガッガッと大きな音がする。
「東堂は伏黒くんと忙しいみたいだからこっちはこっちで楽しみましょ」
パンパンと乾いた音が響く。
「の、野薔薇ちゃん!」
「あら、ひよっこちゃん元気じゃない?大丈夫よ、次はあなただから」
夢が野薔薇を守るように覆いかぶさると、静かに手を当て野薔薇を治療する。
「二人まとめて風通しよくしてあげるわよ」
「おい、真衣うちの一年になにしてんだよ」
「真希さん!」
「あら落ちこぼれどうしたのこんなところで」
「野薔薇、立てるか」
野薔薇は夢の治療で治っているが、動かない。
「無理よ、しばらく立てないわ」
すると野薔薇が背後に回り真衣を後ろからヘッドロックをかける。
「人のおニューのジャージに穴開けやがって」ギリギリと力を込める。
「帰るぞ真衣」
東堂が現れ、野薔薇は真衣から体を離した。
恵くんは…と夢が心配すると、パンダ達がついてると真希が夢を立たせた。
「これから大切な用事がる」
東堂は手に小さな紙きれの束を見せた。
「アイドル高田ちゃんとの握手会だ、行くぞ真希」
「ちょっと!まだ終わってないんだけど!待ちなさいよ!あんた達、交流会はこんなもんじゃ済まされないわよ」
京都組が出て行った。
「真希さん、呪力がないって…本当ですか?」
野薔薇はジャージをはらいながら真希に質問した。本当だ、呪具がないと祓えないし、この眼鏡もないと呪いも見えないと真希は淡々と答えた。
「じゃあなんで…」
「呪術師になったかって?見下されてた私が大物呪術師になってみろ、家中の連中ひっくりかえるぞ」
野薔薇はにこっと笑顔をみせた。
「夢、野薔薇と恵、硝子さんとこ連れてくの手伝ってくれ」
「は、はい。野薔薇ちゃんまだ痛い?」
「ううん、夢ちゃんのおかげで立てた。サンキュー」
恵の声に気づき、野薔薇と夢はその先輩に目を向ける。真希に似てるとお互い目を合わせる。
「その呼び方じゃ真希と区別がつかないじゃない、真衣って呼んでいいのよ、伏黒くん」
真衣の隣の背の高いごつごつとした体付きの男が口を開いた。
「これが3年の代理ねぇ…」
「今日は学長についてきたの。そういえば…同級生が死んだんだっけ?辛かった?それほどでもないかしら?」
恵が夢を連れてくるんじゃなかったと後悔する。
「…何が言いたいんですか」
「ふふっ、器だなんて言ってるけどほぼ呪いの化け物じゃない?そんな奴が一緒に仲良く呪術師なんて名乗って虫酸が走ってたのよね?」
野薔薇が夢の背中にそっと手を回し落ち着かせる。夢が震えているのがわかる。
「本当は死んでせいせいしたんじゃない?」
真衣の一言に夢はきゅっと野薔薇のジャージをつかんだ。
「真衣、そんな話どうでもいい。3年の代理に匹敵するのか知りたいだけだ。伏黒」
男が前進するので恵はじりっと身構える。
「どんな女がタイプだ?ちなみに俺は
「なんで初対面で女の趣味話さないといけないんですか」
「俺は京都3年、東堂葵 これでお友達だ、さ答えろ」
釘崎は丸腰だし…恵はちらっと夢をみた。
「この子みたいな揺るがいない人間性がある子」
おいおい、夢を巻き込むなよと野薔薇が冷や汗をかく。
「退屈だ。退屈だよ伏黒」
東堂が思いっきり恵を吹き飛ばした。
「恵くん!」
「夢くるな!」
「あーあ、伏黒くんかわいそ。いくら天才でも東堂相手じゃねぇ」
いつの間にか真衣が野薔薇を後ろから羽交い締めにしている。首を捕らわれたままの野薔薇はじっと真衣の顔をにらんでいる。
「姉妹っていうから似てるかと思ったら全然。真希さんの方が百倍美人。寝不足か?毛穴開いてんぞ」
「口の利き方教えてあげる。そこのひよっこちゃん。逃げても無駄よ」
野薔薇の腹部にえぐられていた真衣の銃口が夢に向けられた。
「夢ちゃんは関係ないんだよ」
「あら、どっかの誰かさんみたいに呪力がないのかしら?」
遠くからドガッガッと大きな音がする。
「東堂は伏黒くんと忙しいみたいだからこっちはこっちで楽しみましょ」
パンパンと乾いた音が響く。
「の、野薔薇ちゃん!」
「あら、ひよっこちゃん元気じゃない?大丈夫よ、次はあなただから」
夢が野薔薇を守るように覆いかぶさると、静かに手を当て野薔薇を治療する。
「二人まとめて風通しよくしてあげるわよ」
「おい、真衣うちの一年になにしてんだよ」
「真希さん!」
「あら落ちこぼれどうしたのこんなところで」
「野薔薇、立てるか」
野薔薇は夢の治療で治っているが、動かない。
「無理よ、しばらく立てないわ」
すると野薔薇が背後に回り真衣を後ろからヘッドロックをかける。
「人のおニューのジャージに穴開けやがって」ギリギリと力を込める。
「帰るぞ真衣」
東堂が現れ、野薔薇は真衣から体を離した。
恵くんは…と夢が心配すると、パンダ達がついてると真希が夢を立たせた。
「これから大切な用事がる」
東堂は手に小さな紙きれの束を見せた。
「アイドル高田ちゃんとの握手会だ、行くぞ真希」
「ちょっと!まだ終わってないんだけど!待ちなさいよ!あんた達、交流会はこんなもんじゃ済まされないわよ」
京都組が出て行った。
「真希さん、呪力がないって…本当ですか?」
野薔薇はジャージをはらいながら真希に質問した。本当だ、呪具がないと祓えないし、この眼鏡もないと呪いも見えないと真希は淡々と答えた。
「じゃあなんで…」
「呪術師になったかって?見下されてた私が大物呪術師になってみろ、家中の連中ひっくりかえるぞ」
野薔薇はにこっと笑顔をみせた。
「夢、野薔薇と恵、硝子さんとこ連れてくの手伝ってくれ」
「は、はい。野薔薇ちゃんまだ痛い?」
「ううん、夢ちゃんのおかげで立てた。サンキュー」