【1】新しいスタート
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
早朝恵が目を覚ますと夢は野薔薇が寝ていたベッドでまだ眠っていた。
野薔薇は既に起きていて包帯を外して鏡をみている。
「ほとんど治ってるや…」
「釘崎、ちょっと外の空気吸ってくる」
「わかった。夢ちゃん心配だからここにいる」
恵はうなずき、廊下へと出ると家入が恵を呼び止めた。
「夢、どう?」
「昨日は泣きっぱなしでした。まだ眠ってます」
「夢の中で虎杖は特別な存在だったでしょ?心配なんだよね、色々と。釘崎にも言っておいてほしいんだけどなるべく夢のそばから離れないで」
恵はわかりました、と一言いうと外へと向かった。
門の近くの階段でぼーっと考え事をしていると、2年生の先輩3人が現れた。
「恵、なんだ辛気臭い顔して。お通夜かよ」
「禪院先輩…」
「おい苗字で呼ぶなってあれほど…」
眼鏡をかけたポニーテールの禪院が話かけると彼女の後ろからもう2人が顔を出す。
「お、おい真希!昨日1年がマジで死んでるんだよ。お通夜とかシャレにならん」
「おかか」
顔を出してきたのはパンダと口が覆われた狗巻だった。恵はぼーっとパンダ達を見つめてはっとする。
「あ…パンダ先輩…パンダ先輩!!!!」
「な、なんだよ恵知らなくて悪かったよ…ってパンダ?」
真希が謝ると同時に恵がパンダに駆け寄り、こそこそ何か話している。
「なにこそこそと、なんだよ恵?」「すじこ」
真希と狗巻を交え、夢のことを説明する。
「すぐ戻ります」
恵は野薔薇と夢がいる病室へ走って戻った。
「夢って…誰だ?」3人の先輩は顔を見合わせる。
恵は病室に戻ると、野薔薇が眠っている夢の頭を優しく撫でていた。
「釘崎、ちょっと」
先輩達が戻ってきたからちょっと夢連れて会いに行こう。たぶん夢も少しは気分転換になると思う。
先輩と会って気分転換できる意味がよくわからなかったがとりあえず野薔薇はうなずいた。
話声で夢がゆっくり目を覚ました。
「悠仁…くん…?」
見慣れないベッドに気づくと夢は昨日のことを思い出し、また声を詰まらせる。
「夢ちゃん、起きれる?」
野薔薇がゆっくり夢の体を起こす。
「…うん。ごめん野薔薇ちゃんのベッドとちゃって…」
「夢、ちょっと3人で外でないか?」
夢は、うん、と答えると3人は先輩達がいるところへゆっくり歩きだした。
「恵くん、どこ行くの?」
「夢にちょっと見せたいもの…がある」
夢は不思議そうに泣きつかれた目をこすりながら恵の後に続いた。
野薔薇はこそこそ恵に話しかける。先輩に会うんじゃないの?見せたいってどういうことよ?というが行けばわかると、さっきの階段までやってきた。
広場の真ん中でパンダが背を向けごろんと寝転がっている。
夢はその光景をみて目を丸くする。野薔薇も同じだ。
「め、恵くん…パ、パンダが…」
「ふ、ふ、伏黒、校内にパンダがいるんだけどマジか」
恵が、夢パンダ好きだろ?ほら、大丈夫だぞ、と夢の手を取り、そっと背中をなでさせた。
「わぁ…想像してたよりふかふかだ…」
影で真希と狗巻があれが夢か、と覗いている。
くすぐったくなってきたのか、パンダが震えはじめてのそっと起き上がった。
「さすがにくすぐったいから、それくらいにしてくれ」
パンダが振り返りいきなり喋るので夢は悲鳴を上げて恵に抱き着いた。
「お、落ち着け夢、二年の先輩だ」
野薔薇も開いた口が塞がらない。
「ふ、伏黒、パパパンダがしゃべった。え!?先輩??」
パンダがのそのそと夢に近づき、手を出してきた。
「二年のパンダだ、よろしく」
夢は恵から離れると片手を出してパンダと握手をした。真希と狗巻も出てくると、よ!っと挨拶をする。
「ま、まって先輩って3人?いや、人 でいいの?」
野薔薇も混乱しているので改めて恵が紹介する。
呪具を扱う禪院真希先輩、呪言師の狗巻棘先輩、あとパンダ先輩。
「一番説明ほしい人それだけ?」
「夢、少し元気でたか?」
夢はパンダをまじまじとみている。
「び、びっくりしてまだちょっとよくわからない…恵くん、パンダさんも呪術師なの?」
「そうだな、って本人と会話していいんだぞ」
真希と狗巻はおもしろい子だな。と興味津々だ。
「パ、パンダさん…夢です…私は反転術式専門なんですけど…ご、ごめんなさい背中かってに触って…」
パンダは自分よりはるかに小さい小柄な夢をぎゅっと抱き締めた。
「かわいい。真希!棘!夢ちゃんものすごくかわいいぞ!俺どうしよう!ぜんぜん背中どころか好きなだけ触っていいから!」
夢はもふもふなパンダの体から真っ赤になった顔を出した。
「すじこ」
「うるせーぞパンダ。そろそろ本題に入るぞ」
「京都姉妹校交流会?」
「そ、いつもは2年と3年ででるけど3年が停学中、人数足りないからお前ら出ろ」
「交流会って…なにするの?」
「東京校と京都校の学長がそれぞれ提案した勝負方法で1日づつ計2日間行う」
「だいたい1日が団体戦、2日が個人戦って決まってる」
「…戦うってことですか?」
「安心していいぞ夢ちゃん、殺す…うぉっほん、以外なら何でもOKな呪術合戦ってとこだから」
パンダが気を使って、夢の肩にぽんと手を置く。
「どうだ、やるだろ?」
恵と野薔薇は夢を見た。悠仁の為にも強くならなくては。
二人は「やる」と返事をして1年二人は2年のトレーニングに参加することになった。
野薔薇は既に起きていて包帯を外して鏡をみている。
「ほとんど治ってるや…」
「釘崎、ちょっと外の空気吸ってくる」
「わかった。夢ちゃん心配だからここにいる」
恵はうなずき、廊下へと出ると家入が恵を呼び止めた。
「夢、どう?」
「昨日は泣きっぱなしでした。まだ眠ってます」
「夢の中で虎杖は特別な存在だったでしょ?心配なんだよね、色々と。釘崎にも言っておいてほしいんだけどなるべく夢のそばから離れないで」
恵はわかりました、と一言いうと外へと向かった。
門の近くの階段でぼーっと考え事をしていると、2年生の先輩3人が現れた。
「恵、なんだ辛気臭い顔して。お通夜かよ」
「禪院先輩…」
「おい苗字で呼ぶなってあれほど…」
眼鏡をかけたポニーテールの禪院が話かけると彼女の後ろからもう2人が顔を出す。
「お、おい真希!昨日1年がマジで死んでるんだよ。お通夜とかシャレにならん」
「おかか」
顔を出してきたのはパンダと口が覆われた狗巻だった。恵はぼーっとパンダ達を見つめてはっとする。
「あ…パンダ先輩…パンダ先輩!!!!」
「な、なんだよ恵知らなくて悪かったよ…ってパンダ?」
真希が謝ると同時に恵がパンダに駆け寄り、こそこそ何か話している。
「なにこそこそと、なんだよ恵?」「すじこ」
真希と狗巻を交え、夢のことを説明する。
「すぐ戻ります」
恵は野薔薇と夢がいる病室へ走って戻った。
「夢って…誰だ?」3人の先輩は顔を見合わせる。
恵は病室に戻ると、野薔薇が眠っている夢の頭を優しく撫でていた。
「釘崎、ちょっと」
先輩達が戻ってきたからちょっと夢連れて会いに行こう。たぶん夢も少しは気分転換になると思う。
先輩と会って気分転換できる意味がよくわからなかったがとりあえず野薔薇はうなずいた。
話声で夢がゆっくり目を覚ました。
「悠仁…くん…?」
見慣れないベッドに気づくと夢は昨日のことを思い出し、また声を詰まらせる。
「夢ちゃん、起きれる?」
野薔薇がゆっくり夢の体を起こす。
「…うん。ごめん野薔薇ちゃんのベッドとちゃって…」
「夢、ちょっと3人で外でないか?」
夢は、うん、と答えると3人は先輩達がいるところへゆっくり歩きだした。
「恵くん、どこ行くの?」
「夢にちょっと見せたいもの…がある」
夢は不思議そうに泣きつかれた目をこすりながら恵の後に続いた。
野薔薇はこそこそ恵に話しかける。先輩に会うんじゃないの?見せたいってどういうことよ?というが行けばわかると、さっきの階段までやってきた。
広場の真ん中でパンダが背を向けごろんと寝転がっている。
夢はその光景をみて目を丸くする。野薔薇も同じだ。
「め、恵くん…パ、パンダが…」
「ふ、ふ、伏黒、校内にパンダがいるんだけどマジか」
恵が、夢パンダ好きだろ?ほら、大丈夫だぞ、と夢の手を取り、そっと背中をなでさせた。
「わぁ…想像してたよりふかふかだ…」
影で真希と狗巻があれが夢か、と覗いている。
くすぐったくなってきたのか、パンダが震えはじめてのそっと起き上がった。
「さすがにくすぐったいから、それくらいにしてくれ」
パンダが振り返りいきなり喋るので夢は悲鳴を上げて恵に抱き着いた。
「お、落ち着け夢、二年の先輩だ」
野薔薇も開いた口が塞がらない。
「ふ、伏黒、パパパンダがしゃべった。え!?先輩??」
パンダがのそのそと夢に近づき、手を出してきた。
「二年のパンダだ、よろしく」
夢は恵から離れると片手を出してパンダと握手をした。真希と狗巻も出てくると、よ!っと挨拶をする。
「ま、まって先輩って3人?いや、
野薔薇も混乱しているので改めて恵が紹介する。
呪具を扱う禪院真希先輩、呪言師の狗巻棘先輩、あとパンダ先輩。
「一番説明ほしい人それだけ?」
「夢、少し元気でたか?」
夢はパンダをまじまじとみている。
「び、びっくりしてまだちょっとよくわからない…恵くん、パンダさんも呪術師なの?」
「そうだな、って本人と会話していいんだぞ」
真希と狗巻はおもしろい子だな。と興味津々だ。
「パ、パンダさん…夢です…私は反転術式専門なんですけど…ご、ごめんなさい背中かってに触って…」
パンダは自分よりはるかに小さい小柄な夢をぎゅっと抱き締めた。
「かわいい。真希!棘!夢ちゃんものすごくかわいいぞ!俺どうしよう!ぜんぜん背中どころか好きなだけ触っていいから!」
夢はもふもふなパンダの体から真っ赤になった顔を出した。
「すじこ」
「うるせーぞパンダ。そろそろ本題に入るぞ」
「京都姉妹校交流会?」
「そ、いつもは2年と3年ででるけど3年が停学中、人数足りないからお前ら出ろ」
「交流会って…なにするの?」
「東京校と京都校の学長がそれぞれ提案した勝負方法で1日づつ計2日間行う」
「だいたい1日が団体戦、2日が個人戦って決まってる」
「…戦うってことですか?」
「安心していいぞ夢ちゃん、殺す…うぉっほん、以外なら何でもOKな呪術合戦ってとこだから」
パンダが気を使って、夢の肩にぽんと手を置く。
「どうだ、やるだろ?」
恵と野薔薇は夢を見た。悠仁の為にも強くならなくては。
二人は「やる」と返事をして1年二人は2年のトレーニングに参加することになった。