【1】新しいスタート
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4人は寮に戻ると、野薔薇が夢から一番離れた部屋になりぶつぶつと文句を言う。
「なんで夢ちゃん虎杖の隣なの!?」
「五条先生がどっちかって言うから悠仁くんが恵くんの隣で私が自然と廊下の端になって…」
「虎杖、変われ」
「俺もうここで落ち着いてるから無理」
「ハハーン、夢ちゃんの隣がいいのか」
そうだよ悪いかよとべーっと舌を出すと悠仁は部屋へと入っていた。
「ちっ、ガキかよ。夢ちゃん、遊びにくるから、私の部屋にも来てね」
野薔薇がうるうると夢に顔を近づける。
もちろんだよ、と言うと野薔薇は自分の部屋へ戻ると荷解きを始めた。
夢は買い物で買ってきたものを冷蔵庫へとしまい、明日の朝食の下ごしらえを始めた。
悠仁が着替えて新しいスマホを色々いじっていると開けた窓からいい香りがする。
食堂からか?と一瞬考えたが隣の部屋から来ているようだった。
悠仁は廊下に出ると、夢の部屋のドアを優しくノックした。
「俺、悠仁」
夢がエプロン姿で出てきた。
「悠仁くん、どうしたの?」
悠仁はぽーっと夢の私服とエプロン姿にくぎ付けだ。
「あ、窓開けてたらいい匂いしてきたから…なにか作ってるのか?」
夢はちょっと色々…と言うとどうぞ、と部屋に悠仁を招き入れた。
夢の部屋は綺麗に片付いていて、制服が綺麗にハンガーにかけられていた。チェストの上には祖母との写真、きらきらとした小物、ベッドにパンダのぬいぐるみが置いてある。
悠仁はザ・女子の部屋に入ってしまったとそわそわする。
「悠仁くん?」
「ごめん、じろじろ見るつもりじゃ…」と言いかけると小さな備え付けキッチンの鍋からいい匂いがする。
「あ!この匂いだ!なに作ってるの?」
煮物…と鍋の蓋を開けてキッチンに立った悠仁に見せた。
「うまそう!ってなんで?さっきみんなで五条先生におごってもらったし…」
「朝ここの食堂、開いてなかったでしょ?だから朝は自分で作って食べようかなって思って。サンドウィッチも美味しいけどおばあちゃんと毎日和食だったから作ろうかなって」
「俺も朝早く食べないと目が覚めないんだよね。和食ってのもわかる。おれもじいちゃんのなごりでなんだかんだ和食中心だし」
悠仁はポンと自分の手をたたいた。
「夢さ、一緒に朝食わないか?なんか持ち寄って。飯も俺どうせたくさん炊くし、起きる時間昨日ぐらいだろ?どう?」
悠仁はいつもの笑顔を夢に向ける。
「う、うん、悠仁くんがいいんじゃ…そうさせてもらおうかな」
「じゃ決まり!俺スーパーまでトレーニングがてら走ってくる!」
悠仁は夢の部屋を飛び出し、学校を出てスーパーへと向かった。
「悠仁くんまさかお米とか買ってこないよね…ここまでかなりの坂だけど…」
「なんで夢ちゃん虎杖の隣なの!?」
「五条先生がどっちかって言うから悠仁くんが恵くんの隣で私が自然と廊下の端になって…」
「虎杖、変われ」
「俺もうここで落ち着いてるから無理」
「ハハーン、夢ちゃんの隣がいいのか」
そうだよ悪いかよとべーっと舌を出すと悠仁は部屋へと入っていた。
「ちっ、ガキかよ。夢ちゃん、遊びにくるから、私の部屋にも来てね」
野薔薇がうるうると夢に顔を近づける。
もちろんだよ、と言うと野薔薇は自分の部屋へ戻ると荷解きを始めた。
夢は買い物で買ってきたものを冷蔵庫へとしまい、明日の朝食の下ごしらえを始めた。
悠仁が着替えて新しいスマホを色々いじっていると開けた窓からいい香りがする。
食堂からか?と一瞬考えたが隣の部屋から来ているようだった。
悠仁は廊下に出ると、夢の部屋のドアを優しくノックした。
「俺、悠仁」
夢がエプロン姿で出てきた。
「悠仁くん、どうしたの?」
悠仁はぽーっと夢の私服とエプロン姿にくぎ付けだ。
「あ、窓開けてたらいい匂いしてきたから…なにか作ってるのか?」
夢はちょっと色々…と言うとどうぞ、と部屋に悠仁を招き入れた。
夢の部屋は綺麗に片付いていて、制服が綺麗にハンガーにかけられていた。チェストの上には祖母との写真、きらきらとした小物、ベッドにパンダのぬいぐるみが置いてある。
悠仁はザ・女子の部屋に入ってしまったとそわそわする。
「悠仁くん?」
「ごめん、じろじろ見るつもりじゃ…」と言いかけると小さな備え付けキッチンの鍋からいい匂いがする。
「あ!この匂いだ!なに作ってるの?」
煮物…と鍋の蓋を開けてキッチンに立った悠仁に見せた。
「うまそう!ってなんで?さっきみんなで五条先生におごってもらったし…」
「朝ここの食堂、開いてなかったでしょ?だから朝は自分で作って食べようかなって思って。サンドウィッチも美味しいけどおばあちゃんと毎日和食だったから作ろうかなって」
「俺も朝早く食べないと目が覚めないんだよね。和食ってのもわかる。おれもじいちゃんのなごりでなんだかんだ和食中心だし」
悠仁はポンと自分の手をたたいた。
「夢さ、一緒に朝食わないか?なんか持ち寄って。飯も俺どうせたくさん炊くし、起きる時間昨日ぐらいだろ?どう?」
悠仁はいつもの笑顔を夢に向ける。
「う、うん、悠仁くんがいいんじゃ…そうさせてもらおうかな」
「じゃ決まり!俺スーパーまでトレーニングがてら走ってくる!」
悠仁は夢の部屋を飛び出し、学校を出てスーパーへと向かった。
「悠仁くんまさかお米とか買ってこないよね…ここまでかなりの坂だけど…」