<CASE2:ウルダハ編>



【登場人物紹介】
◆キャメロン(ララフェルデューンフォーク族)
 CASE2の主人公ヒカセン。二十歳。CASE1主人公の『双子の姉』。
 ウルダハでの下積み時代に声をかけてくれたワイモンドに惚れ込み、以来ずっとアタックを繰り返してきた末に暁月完結後に想いを通じ合えたものの、その恋人関係については周囲の人間から「お前ら本当に付き合っているのか?」と言われることが多い。
 かねてから無類のミッドランダー男性好きを公言して憚らず、ワイモンドと恋人関係になった後も各地で懐いた男の家を宿代わりにしては何事もなく帰ってくるが、ワイモンドには浮気としてカウントされていない。

◆ワイモンド
 紆余曲折を経てキャメロンと付き合い始めたウルダハの情報屋。
 いわくつき故に出生をひた隠しにしていたキャメロンの実家について嗅ぎ回っていたため、実家の兄に何度も記憶を飛ばされて廃人一歩寸前になったことがある。逆に言えば、廃人一歩寸前になるまで執着する程度にはキャメロンへのクソデカ感情を抱えている。
 晴れてお付き合いが始まった恋人の実家がウルダハ系豪商一族であったため、ビジネスパートナーとして懐を握られてしまいがち。

◆ケイロン(ララフェルデューンフォーク族)
 キャメロンとカムイルの兄。三十二歳。
 いわくつき厄案件だった実家の人間を第七霊災のごたごたを利用して潰し、遺産を元手に『ガルシア錬金商』という商社を立ち上げて霊災後数年でウルダハ豪商一族へと返り咲いた若手社長。
 御家のことについて知られるとまずいので真相に迫ったワイモンドの記憶をたびたび飛ばしていたが、あまりの執念に折れて彼にだけ洗いざらい一族の秘密を話している。
 優秀な婿入り候補者だと思っているので妹との交際は絶賛応援中。

◆カメリア(ミコッテサンシーカー族)
 ガルシア錬金商の製品開発と製造を一手に担っている専属錬金術師。二十八歳。
 ケイロンにとっては幼馴染み兼共同研究者であり、キャメロンにとっては親戚の兄のような存在。キャメロンとワイモンドの交際についても全面的に応援している。
 ワイモンドの記憶操作に関わる実行犯でもあったため、ごたごたが解決した後もワイモンドからのヘイトが少々高い。

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