赤い糸
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※わずかですが、おばみつ表現あります。苦手な方はバックで。
「甘露寺、今日はやけに機嫌がいいな」
「そうかしら?」
「ああ」
その証拠に、今日はいつもより数枚多く丼が重ねられている。
「素敵な話を聞いたの。胸がきゅんって高鳴るような話」
「そうか。どんな話だ?」
「誰からっていうのは言えないんだけど……伊黒さん、秘密にしてくれる?」
「わかった」
「あのね、人と人とって、赤い糸で結ばれてるんですって!」
「赤い糸?」
「そう!」
「その人によると、私も誰かと赤い糸で繋がってるらしいの」
「……そうか」
甘露寺の言う『その人』。
大方見当はついている。
赤い糸か。
この俺も誰かと、いや、
「そんなことはありえない……」
「伊黒さん?」
「いや、なんでもない……それは素敵な話だな」
「伊黒さんもそう思うでしょ?」
「ああ」
もしそんな糸があるんだとしたら。
その糸は、俺がまた人間として生まれ変わることができるまで、切れないでいてくれるだろうか。
「甘露寺、今日はやけに機嫌がいいな」
「そうかしら?」
「ああ」
その証拠に、今日はいつもより数枚多く丼が重ねられている。
「素敵な話を聞いたの。胸がきゅんって高鳴るような話」
「そうか。どんな話だ?」
「誰からっていうのは言えないんだけど……伊黒さん、秘密にしてくれる?」
「わかった」
「あのね、人と人とって、赤い糸で結ばれてるんですって!」
「赤い糸?」
「そう!」
「その人によると、私も誰かと赤い糸で繋がってるらしいの」
「……そうか」
甘露寺の言う『その人』。
大方見当はついている。
赤い糸か。
この俺も誰かと、いや、
「そんなことはありえない……」
「伊黒さん?」
「いや、なんでもない……それは素敵な話だな」
「伊黒さんもそう思うでしょ?」
「ああ」
もしそんな糸があるんだとしたら。
その糸は、俺がまた人間として生まれ変わることができるまで、切れないでいてくれるだろうか。
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