奇病系
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ある日を境に私の生活は一変した。
ごく普通の島でごく普通に生活をしていた。少し変わっている事を1つあげるのなら、何度か誘拐されかけた事がある。
大海賊時代と呼ばれるこの時代で、海賊が島へやってくることは珍しい事では無い。中には野蛮な海賊もいたし、人身売買を生業とし人攫いをする者もいた。
だから何度か誘拐される経験があった。その度に昔海賊船の船医をやっていたおじいちゃんに助けられていた。
「ワシももう長くない。許してくれ。」
優しかったおじいちゃんに言われた最後の一言はこれだった。渡されたのはW7行きの列車のチケットとお金の入ったバッグ。見てわかる通り島を出ろと言われたのだ。
絶対に出ない!!と大声を上げて部屋に戻ったけど、翌日になると私の人生は一変した。
「お前の顔なんぞ見たくもない…!!早くこの家から消えろ!さもなくば、殺す。」
「っは…え、嘘でしょ…おじいちゃん…?」
おじいちゃんから向けられたのは本気の殺意だった。おじいちゃんのあの顔を見るのは私が攫われた時に海賊に見せた顔そのものだった。
おじいちゃんがおかしくなってしまった、慌てて街へ行けばいつもと違う。皆が私を見る目が変わってしまったのだ。
「出ていけ!!!消えろ!!」
「お前の顔なんて見たくもない!!」
「お前なんて嫌いだ!!」
昨日まで仲良く話していた人達にまで罵倒を浴びせられた。演技をしているようには見えない。本気で殺そうとしてくる人もいる。昨夜のおじいちゃんの許してくれが、頭をよぎった。
逃げるようにW7へ向かえば、私の事を知る人はどこにも居ない。
「あ、あの、仕事と家を探していて…」
「…あぁ!それならいい所が…っ!!お前に話すことなんて無い!!」
「えっ、あっあの!!」
何度目かわからない拒絶に挫けそうだった。何故か皆私と会話をすると突然態度が変わってしまう。
楽しく話をしていたと思えば急に拒絶されるのだ。
バッグにはお金が沢山入っていたけど、ずっとホテルで暮らす訳にも行かない。それに、ホテルのスタッフにまで嫌われて色んな場所を転々とする生活だ。じきに限界が来る。
「お前、何やってんだ?」
「っ何も…!ごめんなさい邪魔して。」
「あっお前怪我してんじゃねーか!」
これが麦わらの一味との出会いだった。偶然歩いていたルフィとチョッパーに連れられて、手当をしてもらった。久しぶりに人と沢山話したけど、やっぱり私はすぐに嫌われた。
「や、やっぱオレ、お前のこと苦手かも…」
「あ、う、うん。いいの。慣れてるから、ごめんなさい…。」
チョッパーに嫌われたのはかなりショックだった。チョッパーは医者でおじいちゃんの事も知っているようで、仲良く話せると思っていたから。
そんな私達を見てルフィは笑っているけど、まだ嫌われていないようでホッとする。
船員のナミにバッグの中のお金を見せれば暫くうちに乗りなよ!と誘われ、この島にいるのも限界だから乗せてもらった。
コックのサンジ君とは一度も話したことがない。たまに居る話す前から嫌われるタイプの人間だったから。ほかの女の子には優しいのに、私の事は一切見ようとしない。一味の皆もそんな光景見るの初めてらしく、ゾロにはもっと怪しまれた。
船に乗って初めて降りたゾンビの島は最悪だった。海賊って大変だって思った。
そこで行われた宴に参加して、皆と共に死を乗り越えたからもっと仲良くなれたと思ったのに、一味の数人からはまた嫌われた。
気まずさを感じていたら、七武海に無人島に飛ばされた。船を降りるなら降りると言いたかったし、一味は壊滅状態で、みんなが生きているか気が気でなかった。
だけど降り立ったのが無人島で良かったと心底安心をした。もうこれ以上誰かに嫌われるのはごめんだ。
ルフィのメッセージを見て、再びシャボンディ諸島へやってきた。相変わらず一味の皆からは嫌われていた。
ゾロだけは普通に接してくれて、お世話になりましたと挨拶をすれば、嫌われていると思っていたゾロから
「は?乗らねぇのか?」
なんて言われた時には嬉しくて涙が出そうだった。
「じゃ、じゃあもう少しだけ…お世話になろうかな…?」
「?変な奴だなお前。」
変なのは君だよゾロ君と言いたくなる唇をギュッと閉めた。だって周りを見て欲しい、ほかのクルーは誰一人私を見て笑っていない。
仲良くなれたと思ったけど、時間を置いてもやっぱり皆には嫌われちゃったようだ。
魚人島ではゾロと行動をしていた。ゾロはすぐに迷子になるし、私を嫌っていないから案内係としてそばに居た。
戦いが終わり、宴中に事件は起こった。
「おい!こっち来い…あー、悪ぃ。何でもねぇ。」
ゾロがお酒を飲みながら笑顔で私を呼んだかと思えば、スっと真顔になったのだ。
まただ…。もう何度目かわからない。仲良くなったと思えばいつもこうなるのだ。
原因も分からず拒絶される。麦わらの一味は皆優しいから、暴言を吐いたり、暴力を振るったりはしないけど、嫌われているっていうのは目に見えてわかる。
「…また嫌われちゃった。」
宴会場でポツリと呟いた言葉はブクブクと泡と共に弾けた
もう次の島で船を降りよう
そう決意した。ルフィにもちゃんと言って、そうか!と許可を貰った。
もうこの船に居場所は無かったから。
それなのに、着いた島はパンクハザード。気候がデタラメで一般人は立ち入り禁止の島だった。
とことん着いて居なかった。降りると言った手前どうしようと思ったけど、ここでもまた大事件が起きて戦闘を強いられた。
「…同盟?」
「あぁ、お前聞いていないのか?」
「あ、私は麦わらの一味では無いので…あの、居候みたいな…。」
落ちていた白い帽子を拾ったら、同盟を組んだらしいトラファルガー・ローさんの物だった。
この島に来てから初めて人と会話をして少し感動をした。だけどきっと、ローさんも私のこと嫌いになるんだろうなって思えば上手く話せない。
「兎に角、逃げるぞ。」
自然に腕を掴まれて、心臓がドキッとする。誰かから触れられるのは久しぶりだったから。
「っち、邪魔だな。」
「これ壊せばいいの?」
「は?」
道を塞いでいる瓦礫に足を止めた。恐らくこの先に用があるのだろう。ガスが万延するこの施設で回り道などしてる余裕は無い。
ぐっと拳に力を込め、武装色を纏い一気に鋼鉄の塊を貫いた
「…は、」
「ローさん!行きましょう!」
クールだと思っていた彼が口を開け驚いているのは少し可愛かった。おじいちゃんは元海賊で、無人島で2年間も修行をしていたから、これぐらいはお手の物だった。
「…お前、何者だ?」
「一般人です…。平和に暮らせる島を探しているだけの…」
眉を寄せ怪しむローさんに、冷や汗が流れる。やりすぎた、また嫌われるかもしれない。
「…そうか。」
少し考え事をするような素振りを見せるけど、まだ嫌われていないようで安堵した。
トロッコに乗り外へ出れば、無事に施設から脱出する事が出来た。
ただ1つ問題があった、次の島で船を降りると言ってしまったのだ。海軍には当然海賊の仲間だと思われているから助けを求める事は出来ない。そもそもおじいちゃんが海賊だった時点でアウトだ。
ダメ元でルフィにお願いをしたいけど、怖くて足が動かなかった。もし拒絶されたらこの島で暫く過ごす事になる。新世界で泳いでつぎの島へ渡るなんて絶対に無理だ。
キョロキョロと周りを見渡せば、ローさんが目に入った。彼は私の視線に気が付くと不思議そうに首を傾げる。
彼を見て思い出すのは、彼が海賊であると言うこと。そうだ…ローさんの船に乗せてもらえばいいんだ!
「あ、あの、次の島までで良いんです!船に乗せてください…!」
は?と声を出し、意味がわからないと眉間に眉を寄せるローさんにビクッとした。頼みの綱だった彼にももう嫌われているようだった。
「俺が乗るのは麦わら屋の船だが…お前は乗らないのか…?」
「…え?ローさんの船は?」
「船は仲間と別の島にいる。」
終わった…。このまま残ればきっと海軍に捕まってしまう。でも麦わらの一味は誰も私と話してくれない。ルフィに言えば船には乗せてはくれるだろうけど、大好きな皆からのあの視線に耐えられそうにない。
「うっ…もうやだ…」
「…は?」
限界だった。折角修行して、今度こそ恩を返せるかなって思った途端みんなに嫌われて、挙句の果てに知らない土地に置いていかれて監獄へ行く人生なんて。
目の前ではローさんも呆れた顔をしているし、きっともう彼にも嫌われている。もう終わりだ。
「っうぅ。みんな、皆私の事嫌いになるんだぁあっ」
「??何を言っている。」
「ローさんも、もう私の事嫌いなんでしょ!!わかってるよ!!!」
涙が止まらない。周りにはローさんしかいないから、大声でワンワンと泣き喚く。どうせもう死ぬかもしれないんだし、もうどうなったっていい。取り繕ったってどうせ嫌われるんだ。
「…状況が飲み込めねェ。初めて会ったお前に好きも嫌いもねェよ。」
「ぐすっ、ヒック、でもっ、私と話すと、皆私の事嫌いになるの…!」
「…何故?」
「知らないよぉおお!!私だって知りたいもん!!」
突然現れた女に意味のわからない事を言われて、さぞ不快かもしれないけど、理由なんてこっちが聞きたい。もうずっと人に嫌われてきたのだ。おじいちゃんに殺されかけたあの日から。
「…心当たりは?本当に無いのか。」
突然泣き出して逆ギレをして、嫌われて当然の行動を取ったのに、ローさんは親身に話を聞いてくれた。
ズビッと鼻をならしながら、心を落ち着かせる。
「おじいちゃんが…許してくれって…そしたら次の日、急に態度が変わって…その日から色んな人から嫌われるようになって…」
思い出しただけで泣きそうになった。大好きだったおじいちゃん。今生きているのかどうかも分からない。おじいちゃんは医者だった、先は長くないと言っていた。もう随分時間が経った、きっともうおじいちゃんには会えない。
「例えば?どんな時に嫌われるって思うんだ。」
まるで医者の問診のように、丁寧に質問を重ねるローさんにどんどん頭がクリアになっていく。
そういえばこんな話を誰かにしたのは初めてだった。
「えっと、話す前から目も合わせてくれない人もいるけど、大体は仲良くなったかなって思ったらその、急に態度が変わって…。」
何かを呟きながら真剣に思考をするローさんに、心臓がドキドキした。ずっとこうして誰かに話を聞いて貰いたかったのかもしれない。
「お前のおじいちゃんは何か特別な事をしていたか?」
「ただの元海賊の船医だよ…名前は…」
「はっ、とんだビッグネームじゃねェか。通りで…。なら話は早い。あぁ1つ言う俺は今お前が嫌いだ。」
突然の嫌いの宣言にえっ、と乾いた声が漏れた。嫌われることはしたけど、おじいちゃんの話をして急に嫌われるのはやはり意味がわからない。
「だが、俺は医者だ。治してやる。変わりにお前、俺の船に乗れ。」
「…え?え!?どういう事!?」
「治したいのか、そのままでいいのか、どっちだ。」
「な、治したい…です。」
「なら決まりだな。ースキャンー」
大きな刀を真顔のまま手に持ち、スライドさせた。
頭が追いついていなかった。
「ギャーーーーー!!!」
頭を整理しようとしていたら、体が真っ二つになっていた。ローさんは知らん顔で能力を使っている。
もう訳が分からない。
「…終わった。」
「あ、ありがとう…ございます…?」
繋がった体を見てお礼を言うけど、正直何に対してお礼を言っているのかわからない。
治るとか話したけど、そもそも私が人に嫌われるのは病気だったのか、それすらも理解していないのだ。
「お前の体に入っていたのは恐らくお前のじいさんが作った薬だ。体内に溜まるものだから取り出す事が出来た。」
「??はい。」
「恐らく、お前に好意を抱くと嫌いになる、という薬だ。だから、距離が近くなると嫌われる。お前に好意を抱けば抱くほど憎しみが強くなる薬だ。」
「なに…それ…」
よく分からないまま人に嫌われるこの現象が、大好きなおじいちゃんの手によるものだったなんて。その場でへたりこんだ。だって、おじいちゃんはそれ程私の事を恨んでいたのだろうか。でも、ローさんの説明だと好意を抱く程憎しみが強くなると言っていた。
「…理由はわからねェが、現にお前は指名手配されてねェ。お前のじいさんはかなり有名な海賊だ。俺も、可能なら一目見たかったぐらいにはな。」
「そう…なんだ。知らなかった…。」
差し出された手を見て顔を上に上げると、口角をあげたローさんが私を見ていた。人に笑顔を向けられるなんて久しぶりだった。じわっと視界がぼやける。
「…約束だ。今日からお前は俺のクルーだ。歓迎するぜ?」
「っ!う、うん!」
少し冷たい彼の手を取ればグイッと体を引き上げられた
ローさんは少し悪い顔をして、私の耳に口を寄せた
「あぁ、そうだこれからは船長と呼べ。」
「は、はい!船長。」
船長は満足気に微笑むと頭をポンと撫でてくれた
嬉しかった。人の温もりに触れるのは何年ぶりだろうか。行くぞ、と言う彼の言葉に笑顔で答えた。
ーーー
「えっ、トラファルガーの横にいるあの女性は?」
「あんな可愛い子居ましたっけ…?」
「…麦わらの船に乗っていただろ。」
海軍がザワザワと騒いでいた。視線を感じる。
思わず横にいる船長のコートをギュッと掴めば、大丈夫だ。と言われる。
「あーーーー!!お前ーー!!どこいってたんだよ!!!!」
久しぶりに話し掛けられたルフィに驚いた。本当に治っているのだ。思わず船長を見上げた。
「だから言っただろ、治ったと。」
「うん、うん!ありがとう!ありがとう船長!!」
私がそう言えば、サニー号に集まっていた麦わらの一味がシーンと静かになった。
騒々しかった音が嘘みたいに聞こえなくなり、不安で船長のコートをギュッと掴む。船長を見上げるけど、面白そうにクツクツと笑っているのだ。
「せ、船長…やっぱり私…」
「おい!!船長は俺だぞ!?!?」
「ちょっと!!どういう事よ!トラ男くん!!」
「おいおいローてめぇ!?」
「うおおおおおトラ男が!!トラ男があああ!!」
麦わらの一味は泣いたり怒ったり、それぞれの反応をしながら船長に詰め寄った。
「ちょっとアンタ!!トラ男君に脅されてるの!?」
「えっ、お、脅されてないよ…!私が仲間になるって決めたの。」
久しぶりに話しかけられたナミに少し動揺した。本当にもう嫌われていないんだ。肌で実感すれば、頬が緩んだ。
「ちょっとアンタ!!笑い事じゃないわよ!!ねぇルフィ!」
「おい!お前は俺の仲間だろ!!なんでトラ男の事船長なんて呼んでるんだよ!」
「えぇ…えっとその、私の病気を治してもらったし…その…」
自分の周りにこんなに人が集まるのは久しぶりだった。泣きながら行かないでくれっていうチョッパーは凄く可愛い。助けを求めるように船長を見れば、はぁ、と溜息を落とし私の肩をぐいっと引き寄せた
「あっ!!ローてめぇ!!」
「コイツは好かれると嫌われる病気を罹っていた。お前らも心当たりがあるだろ。コイツは麦わら屋の船では居候だと話していた、船に乗せてくれと言われたから仲間になれと言った。…何か不都合があるか?」
挑発をするように話す船長に心臓がバクバクとした。同盟を組んだと言っていたのに、今にも喧嘩が起きそうな状態だ。だけど嬉しかった。皆に嫌われていないことが。
「あるに決まってんでしょー!?!?!?」
「いや、絶対今じゃないって!」
「今じゃなきゃもう行っちゃうだろ!」
「クソ、行くしかねぇ!!」
「お、おーーい!!!」
皆が言い合いをしている中、海軍の人達に名前を呼ばれた。たった数分で一生分の名前を呼ばれているような気分だった。嫌われていない事実がただただ嬉しくて、迷わず足を進めた。
「サインください!!」
「めっちゃ可愛い!タイプです!」
「付き合ってください!!」
近くに行こうとすれば、突然の告白に目を見開いた。久しぶりの他人からの好意に涙が出そうになった。
踏み込もうと足を伸ばせば、背後から抱き寄せられてそれは叶わなかった
「チッ。じーさんが薬を飲ませた理由はよく分かった。お前、俺から離れるな面倒だ。」
「えっ、はい。船長…?あ、あの、もしかして嫌いになったり…」
船長は不機嫌そうに眉を寄せていた
もう嫌われたくないのに、何故彼が怒っているのか分からない
「…嫌わねぇよ。お前に怒っている訳じゃねェ。」
「よ、良かった…」
「ROOM」
未だに揉めている皆を無視して、船長の能力で私達はサニー号の甲板に移動した
移動中皆は泣きながら謝ってくれたけど、嫌われて無かった事が分かっただけで充分だった。
麦わらの一味の皆は大好きだけど、孤独から救ってくれた彼に恩返しをする為に、私はトラファルガー・ローについていくことを決めた。
ーーーー
夢主
めちゃくちゃ可愛い子
頻繁に誘拐されるのは普通では無い
超美少女であるが故に誘拐されていた
昔から他人から好意を受ける事が当たり前だったから、モテるとか可愛いとかあまり気づいていない
おじいちゃんに過保護に守られていた
急に嫌われるようになって、自己肯定感がとてつもなく低くなってしまった
何年も人と話さない生活をしていたから、救ってくれた船長に対して依存気味になる
おじいちゃん
かなり有名な医者
チョッパーとローさんの好感度が上がったのは、おじいちゃんが本当に凄い人物だったから
孫が可愛すぎて苦労していた
孫が捕まり、更に自分の孫であることがバレるとかなり厄介な事になるから薬を飲ませた
トラファルガー・ロー
顔で人を判断しないから普通に会話出来た
自己肯定感が低い癖に強いし、世間一般で見れば美少女の部類に入る主人公に疑問を抱いていた
麦わらの一味の主人公に対する態度を見てさらに疑問を抱いた
主人公のおじいちゃんの話を聞き少し好感度があがるが、原因を理解していたのと上がった好感度が少しだけだった為、無事に治療を行えた
主人公の号泣逆ギレムーブがいい具合に好感度を調整していたファインプレー
主人公の異常なモテ体質を目の当たりにし、薬を飲ませたじいさんの意図を悟りこれから苦労する
麦わらの一味
ルフィ
嫌いになったとしても、態度はあまり変わらない
話し掛けたら普通に会話してくれると思う
ゾロ
長く一緒に居たせいで少し気を許してしまった人
サンジがメロメロしない女なんて怪しすぎると思いずっと警戒していた
ナミ
お金に飛びついた
同部屋で会話をすれば自然と仲良くなり当然好感度が上がった
サンジ
女性なので最初から好感度MAX
病気が治り今まで話せなかった事を死ぬほど後悔する
チョッパー
おじいちゃんの話を聞き楽しく会話していた
その途中で好感度が上がってしまい、主人公の事が苦手になってしまった
ごく普通の島でごく普通に生活をしていた。少し変わっている事を1つあげるのなら、何度か誘拐されかけた事がある。
大海賊時代と呼ばれるこの時代で、海賊が島へやってくることは珍しい事では無い。中には野蛮な海賊もいたし、人身売買を生業とし人攫いをする者もいた。
だから何度か誘拐される経験があった。その度に昔海賊船の船医をやっていたおじいちゃんに助けられていた。
「ワシももう長くない。許してくれ。」
優しかったおじいちゃんに言われた最後の一言はこれだった。渡されたのはW7行きの列車のチケットとお金の入ったバッグ。見てわかる通り島を出ろと言われたのだ。
絶対に出ない!!と大声を上げて部屋に戻ったけど、翌日になると私の人生は一変した。
「お前の顔なんぞ見たくもない…!!早くこの家から消えろ!さもなくば、殺す。」
「っは…え、嘘でしょ…おじいちゃん…?」
おじいちゃんから向けられたのは本気の殺意だった。おじいちゃんのあの顔を見るのは私が攫われた時に海賊に見せた顔そのものだった。
おじいちゃんがおかしくなってしまった、慌てて街へ行けばいつもと違う。皆が私を見る目が変わってしまったのだ。
「出ていけ!!!消えろ!!」
「お前の顔なんて見たくもない!!」
「お前なんて嫌いだ!!」
昨日まで仲良く話していた人達にまで罵倒を浴びせられた。演技をしているようには見えない。本気で殺そうとしてくる人もいる。昨夜のおじいちゃんの許してくれが、頭をよぎった。
逃げるようにW7へ向かえば、私の事を知る人はどこにも居ない。
「あ、あの、仕事と家を探していて…」
「…あぁ!それならいい所が…っ!!お前に話すことなんて無い!!」
「えっ、あっあの!!」
何度目かわからない拒絶に挫けそうだった。何故か皆私と会話をすると突然態度が変わってしまう。
楽しく話をしていたと思えば急に拒絶されるのだ。
バッグにはお金が沢山入っていたけど、ずっとホテルで暮らす訳にも行かない。それに、ホテルのスタッフにまで嫌われて色んな場所を転々とする生活だ。じきに限界が来る。
「お前、何やってんだ?」
「っ何も…!ごめんなさい邪魔して。」
「あっお前怪我してんじゃねーか!」
これが麦わらの一味との出会いだった。偶然歩いていたルフィとチョッパーに連れられて、手当をしてもらった。久しぶりに人と沢山話したけど、やっぱり私はすぐに嫌われた。
「や、やっぱオレ、お前のこと苦手かも…」
「あ、う、うん。いいの。慣れてるから、ごめんなさい…。」
チョッパーに嫌われたのはかなりショックだった。チョッパーは医者でおじいちゃんの事も知っているようで、仲良く話せると思っていたから。
そんな私達を見てルフィは笑っているけど、まだ嫌われていないようでホッとする。
船員のナミにバッグの中のお金を見せれば暫くうちに乗りなよ!と誘われ、この島にいるのも限界だから乗せてもらった。
コックのサンジ君とは一度も話したことがない。たまに居る話す前から嫌われるタイプの人間だったから。ほかの女の子には優しいのに、私の事は一切見ようとしない。一味の皆もそんな光景見るの初めてらしく、ゾロにはもっと怪しまれた。
船に乗って初めて降りたゾンビの島は最悪だった。海賊って大変だって思った。
そこで行われた宴に参加して、皆と共に死を乗り越えたからもっと仲良くなれたと思ったのに、一味の数人からはまた嫌われた。
気まずさを感じていたら、七武海に無人島に飛ばされた。船を降りるなら降りると言いたかったし、一味は壊滅状態で、みんなが生きているか気が気でなかった。
だけど降り立ったのが無人島で良かったと心底安心をした。もうこれ以上誰かに嫌われるのはごめんだ。
ルフィのメッセージを見て、再びシャボンディ諸島へやってきた。相変わらず一味の皆からは嫌われていた。
ゾロだけは普通に接してくれて、お世話になりましたと挨拶をすれば、嫌われていると思っていたゾロから
「は?乗らねぇのか?」
なんて言われた時には嬉しくて涙が出そうだった。
「じゃ、じゃあもう少しだけ…お世話になろうかな…?」
「?変な奴だなお前。」
変なのは君だよゾロ君と言いたくなる唇をギュッと閉めた。だって周りを見て欲しい、ほかのクルーは誰一人私を見て笑っていない。
仲良くなれたと思ったけど、時間を置いてもやっぱり皆には嫌われちゃったようだ。
魚人島ではゾロと行動をしていた。ゾロはすぐに迷子になるし、私を嫌っていないから案内係としてそばに居た。
戦いが終わり、宴中に事件は起こった。
「おい!こっち来い…あー、悪ぃ。何でもねぇ。」
ゾロがお酒を飲みながら笑顔で私を呼んだかと思えば、スっと真顔になったのだ。
まただ…。もう何度目かわからない。仲良くなったと思えばいつもこうなるのだ。
原因も分からず拒絶される。麦わらの一味は皆優しいから、暴言を吐いたり、暴力を振るったりはしないけど、嫌われているっていうのは目に見えてわかる。
「…また嫌われちゃった。」
宴会場でポツリと呟いた言葉はブクブクと泡と共に弾けた
もう次の島で船を降りよう
そう決意した。ルフィにもちゃんと言って、そうか!と許可を貰った。
もうこの船に居場所は無かったから。
それなのに、着いた島はパンクハザード。気候がデタラメで一般人は立ち入り禁止の島だった。
とことん着いて居なかった。降りると言った手前どうしようと思ったけど、ここでもまた大事件が起きて戦闘を強いられた。
「…同盟?」
「あぁ、お前聞いていないのか?」
「あ、私は麦わらの一味では無いので…あの、居候みたいな…。」
落ちていた白い帽子を拾ったら、同盟を組んだらしいトラファルガー・ローさんの物だった。
この島に来てから初めて人と会話をして少し感動をした。だけどきっと、ローさんも私のこと嫌いになるんだろうなって思えば上手く話せない。
「兎に角、逃げるぞ。」
自然に腕を掴まれて、心臓がドキッとする。誰かから触れられるのは久しぶりだったから。
「っち、邪魔だな。」
「これ壊せばいいの?」
「は?」
道を塞いでいる瓦礫に足を止めた。恐らくこの先に用があるのだろう。ガスが万延するこの施設で回り道などしてる余裕は無い。
ぐっと拳に力を込め、武装色を纏い一気に鋼鉄の塊を貫いた
「…は、」
「ローさん!行きましょう!」
クールだと思っていた彼が口を開け驚いているのは少し可愛かった。おじいちゃんは元海賊で、無人島で2年間も修行をしていたから、これぐらいはお手の物だった。
「…お前、何者だ?」
「一般人です…。平和に暮らせる島を探しているだけの…」
眉を寄せ怪しむローさんに、冷や汗が流れる。やりすぎた、また嫌われるかもしれない。
「…そうか。」
少し考え事をするような素振りを見せるけど、まだ嫌われていないようで安堵した。
トロッコに乗り外へ出れば、無事に施設から脱出する事が出来た。
ただ1つ問題があった、次の島で船を降りると言ってしまったのだ。海軍には当然海賊の仲間だと思われているから助けを求める事は出来ない。そもそもおじいちゃんが海賊だった時点でアウトだ。
ダメ元でルフィにお願いをしたいけど、怖くて足が動かなかった。もし拒絶されたらこの島で暫く過ごす事になる。新世界で泳いでつぎの島へ渡るなんて絶対に無理だ。
キョロキョロと周りを見渡せば、ローさんが目に入った。彼は私の視線に気が付くと不思議そうに首を傾げる。
彼を見て思い出すのは、彼が海賊であると言うこと。そうだ…ローさんの船に乗せてもらえばいいんだ!
「あ、あの、次の島までで良いんです!船に乗せてください…!」
は?と声を出し、意味がわからないと眉間に眉を寄せるローさんにビクッとした。頼みの綱だった彼にももう嫌われているようだった。
「俺が乗るのは麦わら屋の船だが…お前は乗らないのか…?」
「…え?ローさんの船は?」
「船は仲間と別の島にいる。」
終わった…。このまま残ればきっと海軍に捕まってしまう。でも麦わらの一味は誰も私と話してくれない。ルフィに言えば船には乗せてはくれるだろうけど、大好きな皆からのあの視線に耐えられそうにない。
「うっ…もうやだ…」
「…は?」
限界だった。折角修行して、今度こそ恩を返せるかなって思った途端みんなに嫌われて、挙句の果てに知らない土地に置いていかれて監獄へ行く人生なんて。
目の前ではローさんも呆れた顔をしているし、きっともう彼にも嫌われている。もう終わりだ。
「っうぅ。みんな、皆私の事嫌いになるんだぁあっ」
「??何を言っている。」
「ローさんも、もう私の事嫌いなんでしょ!!わかってるよ!!!」
涙が止まらない。周りにはローさんしかいないから、大声でワンワンと泣き喚く。どうせもう死ぬかもしれないんだし、もうどうなったっていい。取り繕ったってどうせ嫌われるんだ。
「…状況が飲み込めねェ。初めて会ったお前に好きも嫌いもねェよ。」
「ぐすっ、ヒック、でもっ、私と話すと、皆私の事嫌いになるの…!」
「…何故?」
「知らないよぉおお!!私だって知りたいもん!!」
突然現れた女に意味のわからない事を言われて、さぞ不快かもしれないけど、理由なんてこっちが聞きたい。もうずっと人に嫌われてきたのだ。おじいちゃんに殺されかけたあの日から。
「…心当たりは?本当に無いのか。」
突然泣き出して逆ギレをして、嫌われて当然の行動を取ったのに、ローさんは親身に話を聞いてくれた。
ズビッと鼻をならしながら、心を落ち着かせる。
「おじいちゃんが…許してくれって…そしたら次の日、急に態度が変わって…その日から色んな人から嫌われるようになって…」
思い出しただけで泣きそうになった。大好きだったおじいちゃん。今生きているのかどうかも分からない。おじいちゃんは医者だった、先は長くないと言っていた。もう随分時間が経った、きっともうおじいちゃんには会えない。
「例えば?どんな時に嫌われるって思うんだ。」
まるで医者の問診のように、丁寧に質問を重ねるローさんにどんどん頭がクリアになっていく。
そういえばこんな話を誰かにしたのは初めてだった。
「えっと、話す前から目も合わせてくれない人もいるけど、大体は仲良くなったかなって思ったらその、急に態度が変わって…。」
何かを呟きながら真剣に思考をするローさんに、心臓がドキドキした。ずっとこうして誰かに話を聞いて貰いたかったのかもしれない。
「お前のおじいちゃんは何か特別な事をしていたか?」
「ただの元海賊の船医だよ…名前は…」
「はっ、とんだビッグネームじゃねェか。通りで…。なら話は早い。あぁ1つ言う俺は今お前が嫌いだ。」
突然の嫌いの宣言にえっ、と乾いた声が漏れた。嫌われることはしたけど、おじいちゃんの話をして急に嫌われるのはやはり意味がわからない。
「だが、俺は医者だ。治してやる。変わりにお前、俺の船に乗れ。」
「…え?え!?どういう事!?」
「治したいのか、そのままでいいのか、どっちだ。」
「な、治したい…です。」
「なら決まりだな。ースキャンー」
大きな刀を真顔のまま手に持ち、スライドさせた。
頭が追いついていなかった。
「ギャーーーーー!!!」
頭を整理しようとしていたら、体が真っ二つになっていた。ローさんは知らん顔で能力を使っている。
もう訳が分からない。
「…終わった。」
「あ、ありがとう…ございます…?」
繋がった体を見てお礼を言うけど、正直何に対してお礼を言っているのかわからない。
治るとか話したけど、そもそも私が人に嫌われるのは病気だったのか、それすらも理解していないのだ。
「お前の体に入っていたのは恐らくお前のじいさんが作った薬だ。体内に溜まるものだから取り出す事が出来た。」
「??はい。」
「恐らく、お前に好意を抱くと嫌いになる、という薬だ。だから、距離が近くなると嫌われる。お前に好意を抱けば抱くほど憎しみが強くなる薬だ。」
「なに…それ…」
よく分からないまま人に嫌われるこの現象が、大好きなおじいちゃんの手によるものだったなんて。その場でへたりこんだ。だって、おじいちゃんはそれ程私の事を恨んでいたのだろうか。でも、ローさんの説明だと好意を抱く程憎しみが強くなると言っていた。
「…理由はわからねェが、現にお前は指名手配されてねェ。お前のじいさんはかなり有名な海賊だ。俺も、可能なら一目見たかったぐらいにはな。」
「そう…なんだ。知らなかった…。」
差し出された手を見て顔を上に上げると、口角をあげたローさんが私を見ていた。人に笑顔を向けられるなんて久しぶりだった。じわっと視界がぼやける。
「…約束だ。今日からお前は俺のクルーだ。歓迎するぜ?」
「っ!う、うん!」
少し冷たい彼の手を取ればグイッと体を引き上げられた
ローさんは少し悪い顔をして、私の耳に口を寄せた
「あぁ、そうだこれからは船長と呼べ。」
「は、はい!船長。」
船長は満足気に微笑むと頭をポンと撫でてくれた
嬉しかった。人の温もりに触れるのは何年ぶりだろうか。行くぞ、と言う彼の言葉に笑顔で答えた。
ーーー
「えっ、トラファルガーの横にいるあの女性は?」
「あんな可愛い子居ましたっけ…?」
「…麦わらの船に乗っていただろ。」
海軍がザワザワと騒いでいた。視線を感じる。
思わず横にいる船長のコートをギュッと掴めば、大丈夫だ。と言われる。
「あーーーー!!お前ーー!!どこいってたんだよ!!!!」
久しぶりに話し掛けられたルフィに驚いた。本当に治っているのだ。思わず船長を見上げた。
「だから言っただろ、治ったと。」
「うん、うん!ありがとう!ありがとう船長!!」
私がそう言えば、サニー号に集まっていた麦わらの一味がシーンと静かになった。
騒々しかった音が嘘みたいに聞こえなくなり、不安で船長のコートをギュッと掴む。船長を見上げるけど、面白そうにクツクツと笑っているのだ。
「せ、船長…やっぱり私…」
「おい!!船長は俺だぞ!?!?」
「ちょっと!!どういう事よ!トラ男くん!!」
「おいおいローてめぇ!?」
「うおおおおおトラ男が!!トラ男があああ!!」
麦わらの一味は泣いたり怒ったり、それぞれの反応をしながら船長に詰め寄った。
「ちょっとアンタ!!トラ男君に脅されてるの!?」
「えっ、お、脅されてないよ…!私が仲間になるって決めたの。」
久しぶりに話しかけられたナミに少し動揺した。本当にもう嫌われていないんだ。肌で実感すれば、頬が緩んだ。
「ちょっとアンタ!!笑い事じゃないわよ!!ねぇルフィ!」
「おい!お前は俺の仲間だろ!!なんでトラ男の事船長なんて呼んでるんだよ!」
「えぇ…えっとその、私の病気を治してもらったし…その…」
自分の周りにこんなに人が集まるのは久しぶりだった。泣きながら行かないでくれっていうチョッパーは凄く可愛い。助けを求めるように船長を見れば、はぁ、と溜息を落とし私の肩をぐいっと引き寄せた
「あっ!!ローてめぇ!!」
「コイツは好かれると嫌われる病気を罹っていた。お前らも心当たりがあるだろ。コイツは麦わら屋の船では居候だと話していた、船に乗せてくれと言われたから仲間になれと言った。…何か不都合があるか?」
挑発をするように話す船長に心臓がバクバクとした。同盟を組んだと言っていたのに、今にも喧嘩が起きそうな状態だ。だけど嬉しかった。皆に嫌われていないことが。
「あるに決まってんでしょー!?!?!?」
「いや、絶対今じゃないって!」
「今じゃなきゃもう行っちゃうだろ!」
「クソ、行くしかねぇ!!」
「お、おーーい!!!」
皆が言い合いをしている中、海軍の人達に名前を呼ばれた。たった数分で一生分の名前を呼ばれているような気分だった。嫌われていない事実がただただ嬉しくて、迷わず足を進めた。
「サインください!!」
「めっちゃ可愛い!タイプです!」
「付き合ってください!!」
近くに行こうとすれば、突然の告白に目を見開いた。久しぶりの他人からの好意に涙が出そうになった。
踏み込もうと足を伸ばせば、背後から抱き寄せられてそれは叶わなかった
「チッ。じーさんが薬を飲ませた理由はよく分かった。お前、俺から離れるな面倒だ。」
「えっ、はい。船長…?あ、あの、もしかして嫌いになったり…」
船長は不機嫌そうに眉を寄せていた
もう嫌われたくないのに、何故彼が怒っているのか分からない
「…嫌わねぇよ。お前に怒っている訳じゃねェ。」
「よ、良かった…」
「ROOM」
未だに揉めている皆を無視して、船長の能力で私達はサニー号の甲板に移動した
移動中皆は泣きながら謝ってくれたけど、嫌われて無かった事が分かっただけで充分だった。
麦わらの一味の皆は大好きだけど、孤独から救ってくれた彼に恩返しをする為に、私はトラファルガー・ローについていくことを決めた。
ーーーー
夢主
めちゃくちゃ可愛い子
頻繁に誘拐されるのは普通では無い
超美少女であるが故に誘拐されていた
昔から他人から好意を受ける事が当たり前だったから、モテるとか可愛いとかあまり気づいていない
おじいちゃんに過保護に守られていた
急に嫌われるようになって、自己肯定感がとてつもなく低くなってしまった
何年も人と話さない生活をしていたから、救ってくれた船長に対して依存気味になる
おじいちゃん
かなり有名な医者
チョッパーとローさんの好感度が上がったのは、おじいちゃんが本当に凄い人物だったから
孫が可愛すぎて苦労していた
孫が捕まり、更に自分の孫であることがバレるとかなり厄介な事になるから薬を飲ませた
トラファルガー・ロー
顔で人を判断しないから普通に会話出来た
自己肯定感が低い癖に強いし、世間一般で見れば美少女の部類に入る主人公に疑問を抱いていた
麦わらの一味の主人公に対する態度を見てさらに疑問を抱いた
主人公のおじいちゃんの話を聞き少し好感度があがるが、原因を理解していたのと上がった好感度が少しだけだった為、無事に治療を行えた
主人公の号泣逆ギレムーブがいい具合に好感度を調整していたファインプレー
主人公の異常なモテ体質を目の当たりにし、薬を飲ませたじいさんの意図を悟りこれから苦労する
麦わらの一味
ルフィ
嫌いになったとしても、態度はあまり変わらない
話し掛けたら普通に会話してくれると思う
ゾロ
長く一緒に居たせいで少し気を許してしまった人
サンジがメロメロしない女なんて怪しすぎると思いずっと警戒していた
ナミ
お金に飛びついた
同部屋で会話をすれば自然と仲良くなり当然好感度が上がった
サンジ
女性なので最初から好感度MAX
病気が治り今まで話せなかった事を死ぬほど後悔する
チョッパー
おじいちゃんの話を聞き楽しく会話していた
その途中で好感度が上がってしまい、主人公の事が苦手になってしまった