第2章 出会い
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ガァァッ!!!
ガサガサッ!
どこからか、凶暴そうな鳴き声が響き渡り、茂みが動く。このニオイで逃げ惑う魔物か………はたまたは動物か、そのどちらかは分からないが、森の静けさもあって中々にホラーだ。
カロル「き、気を付けて。ほ、本当に凶暴だから………っ!」
ユーリ「そう言ってる張本人が、真っ先に隠れるなんていいご身分だな」
なぜか怯えた様子のカロルは、ユーリの背後に隠れてそう言い、それを見たユーリは溜め息付きながらそう突っ込んだ。
カロル「エ、エースの見せ場は最後なの!!」
陽菜「なるほど、怖いんだ?
エース 様?」
ふーん、と笑いながら「エッグベアが」というと、「こ、怖くないよっ!!」と彼は言い張る。
カロル「これでも、エースなんだし………」
だったら、隠れないで立ち向かった方が、よっぽどエースらしいんだけど?ものすごくやせ我慢というか、小鹿のようにプルプル震えている様はなんとも滑稽である。
内心、笑いを堪えるので必死だった。
陽菜「あっそ………」
カロル「ヒナ。なんか、さっきからボクに対する態度がひどくない?」
陽菜「……………これが、私だからね。あまり気にしてると、ハゲるよ?」
カロル「ほらぁっ!!やっぱりひどいじゃないかぁ!!」
陽菜「気のせい気のせい」
泣きそうな顔をしながら、私に抗議するカロルに、涼しそうな表情で言い切ると、ユーリが不機嫌そうな顔をしてきた。
それはそうだろう。何せ強烈な匂いを嗅ぎ続けているようなものだから。とはいえ、代わりに近寄ることもできないから心のなかでご愁傷さまと労う。
ユーリ「おい、いい加減離れてくれねぇか?カロル」
すると、ガサガサと茂みが動く音が聞こえた。
茂みの音に反応した私達は、目の前の茂みに振り返る。
そこから現れたのは、頭に花が咲いている植物の魔物だった。
エステル「………これは、違いますよね?」
陽菜「見るからに違うね。なんか」
目の前の魔物に、呆けていた私達。その直後に地響きが起こる。
ドスンドスン
カロル「わわっ!?」
エステル「な、何………ッ?」
茂みから出てきたのは、クマのような魔物だった。
見た目としては、ツキノワグマか………グリズリーに近い。
カロル「うわぁぁっ!!」
エステル「こ、これがエッグベア………?」
エステルの問いに、カロルが恐怖のあまり声が出ないのか、尻もちをつきながらコクコクと頷いていた。
どうやら、このクマが本日のお目当て・エッグベアらしい。
ユーリ「なるほど、カロル先生の鼻曲がり大作戦は成功ってわけか」
陽菜「だね………もう嫌だけど」
カロル「へ、変な名前、勝手に付けないでよぉ!!」
ユーリ「そう言うセリフは、シャキッと立って言うもんだ」
陽菜「みんな気を付けて。来るよ!!」
エッグベアの他にも魔物が続々と現れたけど、今回はエッグベアが目的………ってことで。
陽菜「悪いけど、そこ、どいて貰うよ。
二猫式・刻刺っっっ!!」
右の腰に付いている菊一文字に手をかけた状態で、地面を一蹴する。
カロル「えっ!?ヒナは!?」
エステル「………あっ!!いました、あそこです!!」
エステルが指す方を見やるカロルとユーリは、いつの間にか他の魔物(と言っても一部)を片付けた私を見て目を見張っていた。
ユーリ「!?、あの一瞬で、あそこまで行ったのかよ……………!?」
陽菜「ちょっと、余所見してる場合じゃないでしょ!?構えて!!」
私の剣技に驚いていたようだけど、今はそれどころじゃない。即座に剣からナックルに切り替える。
ユーリ「蒼破刃!」
カロル「臥龍アッパー!」
陽菜「迫撃掌!!」
ラピード「バウッ!!」
リッキー『エリアル・ブラストっ!!』
エッグベア「ガゥゥッ!!」
私達の攻撃を受けていたエッグベアの反撃が、近くで小物と戦っていた私の腕に当たる。鋭利のように鋭い爪は、熊が人を襲う様とよく似ていて、腕の肉を深くえぐっていた。
陽菜「いっ!?」
エステル「ヒナ!」
カロル「だ、大丈夫!?腕に傷が………っ」
陽菜「大丈夫………っ」
エステル〈聖なる活力、ここへ!ファーストエイド!〉
キラン
さすがの痛みに顔をしかめると、エステルが私に向かって呪文(?)を唱えた。
でも、本当にすごい。一瞬で痛みも傷跡もひいていく。
陽菜「あ、ありがとう、エステル。
………にしても、確かに凶暴だね。力的にもエッグベアの方が高いみたいだし」
カロル「だから言ったでしょ!凶暴だって」
陽菜「兎にも角にも、爪を剥ぎ取るだけなんだし、さっさと倒すよ!!」
ガサガサッ!
どこからか、凶暴そうな鳴き声が響き渡り、茂みが動く。このニオイで逃げ惑う魔物か………はたまたは動物か、そのどちらかは分からないが、森の静けさもあって中々にホラーだ。
カロル「き、気を付けて。ほ、本当に凶暴だから………っ!」
ユーリ「そう言ってる張本人が、真っ先に隠れるなんていいご身分だな」
なぜか怯えた様子のカロルは、ユーリの背後に隠れてそう言い、それを見たユーリは溜め息付きながらそう突っ込んだ。
カロル「エ、エースの見せ場は最後なの!!」
陽菜「なるほど、怖いんだ?
ふーん、と笑いながら「エッグベアが」というと、「こ、怖くないよっ!!」と彼は言い張る。
カロル「これでも、エースなんだし………」
だったら、隠れないで立ち向かった方が、よっぽどエースらしいんだけど?ものすごくやせ我慢というか、小鹿のようにプルプル震えている様はなんとも滑稽である。
内心、笑いを堪えるので必死だった。
陽菜「あっそ………」
カロル「ヒナ。なんか、さっきからボクに対する態度がひどくない?」
陽菜「……………これが、私だからね。あまり気にしてると、ハゲるよ?」
カロル「ほらぁっ!!やっぱりひどいじゃないかぁ!!」
陽菜「気のせい気のせい」
泣きそうな顔をしながら、私に抗議するカロルに、涼しそうな表情で言い切ると、ユーリが不機嫌そうな顔をしてきた。
それはそうだろう。何せ強烈な匂いを嗅ぎ続けているようなものだから。とはいえ、代わりに近寄ることもできないから心のなかでご愁傷さまと労う。
ユーリ「おい、いい加減離れてくれねぇか?カロル」
すると、ガサガサと茂みが動く音が聞こえた。
茂みの音に反応した私達は、目の前の茂みに振り返る。
そこから現れたのは、頭に花が咲いている植物の魔物だった。
エステル「………これは、違いますよね?」
陽菜「見るからに違うね。なんか」
目の前の魔物に、呆けていた私達。その直後に地響きが起こる。
ドスンドスン
カロル「わわっ!?」
エステル「な、何………ッ?」
茂みから出てきたのは、クマのような魔物だった。
見た目としては、ツキノワグマか………グリズリーに近い。
カロル「うわぁぁっ!!」
エステル「こ、これがエッグベア………?」
エステルの問いに、カロルが恐怖のあまり声が出ないのか、尻もちをつきながらコクコクと頷いていた。
どうやら、このクマが本日のお目当て・エッグベアらしい。
ユーリ「なるほど、カロル先生の鼻曲がり大作戦は成功ってわけか」
陽菜「だね………もう嫌だけど」
カロル「へ、変な名前、勝手に付けないでよぉ!!」
ユーリ「そう言うセリフは、シャキッと立って言うもんだ」
陽菜「みんな気を付けて。来るよ!!」
エッグベアの他にも魔物が続々と現れたけど、今回はエッグベアが目的………ってことで。
陽菜「悪いけど、そこ、どいて貰うよ。
二猫式・刻刺っっっ!!」
右の腰に付いている菊一文字に手をかけた状態で、地面を一蹴する。
カロル「えっ!?ヒナは!?」
エステル「………あっ!!いました、あそこです!!」
エステルが指す方を見やるカロルとユーリは、いつの間にか他の魔物(と言っても一部)を片付けた私を見て目を見張っていた。
ユーリ「!?、あの一瞬で、あそこまで行ったのかよ……………!?」
陽菜「ちょっと、余所見してる場合じゃないでしょ!?構えて!!」
私の剣技に驚いていたようだけど、今はそれどころじゃない。即座に剣からナックルに切り替える。
ユーリ「蒼破刃!」
カロル「臥龍アッパー!」
陽菜「迫撃掌!!」
ラピード「バウッ!!」
リッキー『エリアル・ブラストっ!!』
エッグベア「ガゥゥッ!!」
私達の攻撃を受けていたエッグベアの反撃が、近くで小物と戦っていた私の腕に当たる。鋭利のように鋭い爪は、熊が人を襲う様とよく似ていて、腕の肉を深くえぐっていた。
陽菜「いっ!?」
エステル「ヒナ!」
カロル「だ、大丈夫!?腕に傷が………っ」
陽菜「大丈夫………っ」
エステル〈聖なる活力、ここへ!ファーストエイド!〉
キラン
さすがの痛みに顔をしかめると、エステルが私に向かって呪文(?)を唱えた。
でも、本当にすごい。一瞬で痛みも傷跡もひいていく。
陽菜「あ、ありがとう、エステル。
………にしても、確かに凶暴だね。力的にもエッグベアの方が高いみたいだし」
カロル「だから言ったでしょ!凶暴だって」
陽菜「兎にも角にも、爪を剥ぎ取るだけなんだし、さっさと倒すよ!!」