第2章 出会い
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何かと親切そうな人達だなぁ。いや、本当にユーリ達と出会えてよかったよ。なにかと雑談や戦闘をこなしながら進んでいくお陰で戦い方に少しは慣れてきた。
途中でカロルが道端に落ちている新しいニアの実を1つ見つけ、その実を回収していた。
カロル「あとはエッグベアの爪、だね」
陽菜「………ってことは、まずエッグベアを見つけないとか」
エステル「森の中を歩いて、エッグベアを探すんです?」
………さっきから思うんだけど、エステルって、語尾が意外と面白いよね。
アレって口癖なのかな?人それぞれだけど、聞いてるだけで面白い。
カロル「それじゃ見つからないよ」
ユーリ「なら、どうすんだ?」
カロルが突如、へへんと得意げな表情になった。
陽菜(………なんか、とてつもなく嫌な予感しかしない………)
カロル「ニアの実を1つ頂戴、エッグベアを誘い出すのに使うから。
エッグベアはね、かなり変わった 嗅覚の持ち主なんだ」
そうとも知らない彼は、話を続ける。そして、私の予感はまさに的中してしまった。
ユーリから投げ渡されたニアの実を、彼は突然燃やし始めたのだ。
陽菜「う゛っ!!?」
ラピード・リッキー・クレハ「「「………バタリ」」」
その直後、カロルからものっそい強烈な悪臭が漂い始め、それを嗅ぎ取った私達は無意識に鼻を押さえた。
ユーリ「くさっ!!おまえ、くさっ!!」
陽菜「ぐっさい、ぅぇ………マジくっさ!!」
カロル「ちょ、ボクが臭いみたいに言わないでよ!!」
目を丸くして立ち上がったカロルは私達に近寄ろうとするのだけれど、この悪臭に耐えきれない私達は彼から更に遠ざかる。
陽菜「そ、それ以上………近寄らないで。カ…ロル………後で、殺す…わよ………」
カロル「何気に怖い事言わないで!!ヒナッ!?」
ユーリ「………あんた、良い性格でありながら、相当黒いな」
陽菜「………それ、は………ユーリも同じでしょうが………うぅっ」
エステル「先に言っておいて下さい!!」
陽菜「う゛っっ、も………無理」
私達の後ろに後退していたラピート達もニアの実の悪臭には耐えきれず、同時に倒れ込んでいた。
まあ、ラピードもリッキーも同じ犬だし、人間より優れているから、さすがにこの悪臭には耐えきれるはずもない。
クレハだって鳥とは言え、嗅覚を持っているだろうから、そりゃあ墜落するわな。
かくいう私も、ホントに………キツイっス。
なんでこんな拷問みたいなのを受けないとなの?全くもって意味が分からない。
エステル「あぁ。ラピード、リッキー、クレハ、しっかりして!!ヒナもっ!!」
陽菜「…………う゛うっ、鼻が、もげる………っ」
カロル「みんな警戒してね!いつ飛び出してきても言いように。それに、エッグベアは凶暴なことでも有名だから!!」
ユーリ「その凶暴な魔物の相手は、カロル先生がやってくれるわけ?」
カロル「やだな、当然でしょ?でも、ユーリも手伝ってよね」
──── ……騎士の目覚めよ、纏わりつく匂いを消して……───
「………っの前に、ひとまず………」と呻きながら、また頭に浮かんできた術を唱える。
陽菜〈カロル以外にまとわりつく匂いを消して、騎士の目覚め っ!!!!〉
私がそう唱えると、淡い蛍色の光が周辺に漂う悪臭を消し去っていった。
リッキー『………し、死ぬかと思ったぜ………』
クレハ『………最悪だわ』
陽菜「……………マジで殺す、カロル」
カロル「何で!?」
ユーリ「あーあ。カロル先生が怒らせたぞ(笑」
ラピード「グルル………」
エステル「もう、そんな事をしている場合です!?」
騎士の目覚めのおかげで、嗅覚が回復したラピードとリッキー、クレハは起き上がって早速カロルを睨み付けていた。
匂い的には世界三大臭いやつと同等とも言えるほど、とても強烈な匂いだった。
カロルには近付かないようにしなければ、私と動物3匹の命に関わる。それぐらいに臭いのだ。
───── ………助、けて……… ─────
陽菜「っ!?」
突然聞こえた声に、私はびくりと肩を振るわせた。そんな事に誰も気づきもしなかったのか、早速森の中を探索しようと話を進めていた。
ユーリ「じゃ、まあ。これでちょっと森の中、歩き回ってみっか」
陽菜「……………そう、だね(………今、声が………)」
エステル「?、どうかなさいました?ヒナ」
陽菜「ううん、何でもない。………行こう?エッグベアを探しに」
ユーリ「………?」
カロルが先頭に立つように、私達は森の中へと歩き進んだ。
ただ………カロルだけは匂いを残さないとだったからしょうがないとは言え、さすがに彼には近寄りがたい。
というか、匂いが匂いだし。
途中でカロルが道端に落ちている新しいニアの実を1つ見つけ、その実を回収していた。
カロル「あとはエッグベアの爪、だね」
陽菜「………ってことは、まずエッグベアを見つけないとか」
エステル「森の中を歩いて、エッグベアを探すんです?」
………さっきから思うんだけど、エステルって、語尾が意外と面白いよね。
アレって口癖なのかな?人それぞれだけど、聞いてるだけで面白い。
カロル「それじゃ見つからないよ」
ユーリ「なら、どうすんだ?」
カロルが突如、へへんと得意げな表情になった。
陽菜(………なんか、とてつもなく嫌な予感しかしない………)
カロル「ニアの実を1つ頂戴、エッグベアを誘い出すのに使うから。
エッグベアはね、
そうとも知らない彼は、話を続ける。そして、私の予感はまさに的中してしまった。
ユーリから投げ渡されたニアの実を、彼は突然燃やし始めたのだ。
陽菜「う゛っ!!?」
ラピード・リッキー・クレハ「「「………バタリ」」」
その直後、カロルからものっそい強烈な悪臭が漂い始め、それを嗅ぎ取った私達は無意識に鼻を押さえた。
ユーリ「くさっ!!おまえ、くさっ!!」
陽菜「ぐっさい、ぅぇ………マジくっさ!!」
カロル「ちょ、ボクが臭いみたいに言わないでよ!!」
目を丸くして立ち上がったカロルは私達に近寄ろうとするのだけれど、この悪臭に耐えきれない私達は彼から更に遠ざかる。
陽菜「そ、それ以上………近寄らないで。カ…ロル………後で、殺す…わよ………」
カロル「何気に怖い事言わないで!!ヒナッ!?」
ユーリ「………あんた、良い性格でありながら、相当黒いな」
陽菜「………それ、は………ユーリも同じでしょうが………うぅっ」
エステル「先に言っておいて下さい!!」
陽菜「う゛っっ、も………無理」
私達の後ろに後退していたラピート達もニアの実の悪臭には耐えきれず、同時に倒れ込んでいた。
まあ、ラピードもリッキーも同じ犬だし、人間より優れているから、さすがにこの悪臭には耐えきれるはずもない。
クレハだって鳥とは言え、嗅覚を持っているだろうから、そりゃあ墜落するわな。
かくいう私も、ホントに………キツイっス。
なんでこんな拷問みたいなのを受けないとなの?全くもって意味が分からない。
エステル「あぁ。ラピード、リッキー、クレハ、しっかりして!!ヒナもっ!!」
陽菜「…………う゛うっ、鼻が、もげる………っ」
カロル「みんな警戒してね!いつ飛び出してきても言いように。それに、エッグベアは凶暴なことでも有名だから!!」
ユーリ「その凶暴な魔物の相手は、カロル先生がやってくれるわけ?」
カロル「やだな、当然でしょ?でも、ユーリも手伝ってよね」
──── ……騎士の目覚めよ、纏わりつく匂いを消して……───
「………っの前に、ひとまず………」と呻きながら、また頭に浮かんできた術を唱える。
陽菜〈カロル以外にまとわりつく匂いを消して、
私がそう唱えると、淡い蛍色の光が周辺に漂う悪臭を消し去っていった。
リッキー『………し、死ぬかと思ったぜ………』
クレハ『………最悪だわ』
陽菜「……………マジで殺す、カロル」
カロル「何で!?」
ユーリ「あーあ。カロル先生が怒らせたぞ(笑」
ラピード「グルル………」
エステル「もう、そんな事をしている場合です!?」
騎士の目覚めのおかげで、嗅覚が回復したラピードとリッキー、クレハは起き上がって早速カロルを睨み付けていた。
匂い的には世界三大臭いやつと同等とも言えるほど、とても強烈な匂いだった。
カロルには近付かないようにしなければ、私と動物3匹の命に関わる。それぐらいに臭いのだ。
───── ………助、けて……… ─────
陽菜「っ!?」
突然聞こえた声に、私はびくりと肩を振るわせた。そんな事に誰も気づきもしなかったのか、早速森の中を探索しようと話を進めていた。
ユーリ「じゃ、まあ。これでちょっと森の中、歩き回ってみっか」
陽菜「……………そう、だね(………今、声が………)」
エステル「?、どうかなさいました?ヒナ」
陽菜「ううん、何でもない。………行こう?エッグベアを探しに」
ユーリ「………?」
カロルが先頭に立つように、私達は森の中へと歩き進んだ。
ただ………カロルだけは匂いを残さないとだったからしょうがないとは言え、さすがに彼には近寄りがたい。
というか、匂いが匂いだし。