第壱話・暗闇の道
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楓「……………ま、考えてもしょうがない。宿探さないと………」
?「…………ハァ、ハァ…………っ」
そんなことを考えていると、私のすぐ横を誰かが走り去る。
後ろを振り返れば、追っ手らしい複数の人が目をギラつかせながらこちらへと向かっていた。
咄嗟に、近くの物陰に隠れて身を潜めていると、どうも逃げ道を失ったのか、追いつかれた女の子が怯えた様子でジリジリと後ろへ下がっていく。
……………ん?女の子?
楓「こんな暗い中で、………て、私もか」
ため息をつきながら、どう逃げようか模索している彼女の元へ、追っ手に気付かれないように向かう。
何かに追われているんなら、助けてあげないと………性格上、とても居心地が悪い。
* * * * * *
楓「…………。なに、あれ…………」
言葉を失うってこういうことを言うのだろうか。
追いかけられて困っている女の子を救出しようと、追っ手の後ろへ行ってみると、なんというか…………変なのに追いかけられているらしい。
楓(うわぁ…………かわいそうに………)
助太刀でもするか、ちょうど木刀…………じゃなくなってるけど刀あるし。
いや、何で刀があるん?えー………なにこれ、ゲームフラグ?
楓「……………まあ、いいや」
ジャキ…ッと、刀を引き抜いて、追っ手の背中を斬り裂く。
後ろからの襲撃に驚いたのか、追っ手の気を引きつけれることに成功した私は、次から次へと襲いかかる彼らの攻撃を難なく躱 していきながら、彼女に向かって叫ぶ。
楓「キミ、こっちだ!!」
元々、胴着のお蔭で男には見えるだろうし、夜中と言うこともあって顔は見られないだろうけど、状況が状況な為に、倒れ込んでいる隙に彼女の腕を掴んで走る。
女の子?「え……っ、あの────」
困惑していてどういう事なのか全く理解できていないらしい彼女に「いいから早く」と言いながら逃げるも、まさかの行き止まりに辿り着く。
楓「なんだって、こんな時に………!」
女の子?「っ…う、後ろ………!」
振り返れば、先ほど斬り捨てたはずの追っ手が、身体を引きづりながら一歩………また一歩と近づいてくる。
楓「!………大丈夫。黙って、後ろに下がってて」
完全にすくみ上がってしまった彼女を落ち着かせながら、相手を観察してみるけど、思った以上に、とんでもないことに巻き込まれたらしい。
白髪の髪にギラギラと血走った赤い眼。しかも………………。
男「血を………よこせぇ」
男「うあ、ぁぁ………」
涎を垂らしまくりながら、刀を握りしめ「血をよこせ」と言いながら近づく彼らの周りで腐敗臭が漂う。
キショクワル。
どこぞのゾンビかっての。
いやだなぁ、ゲームじゃあるまいし。
ゾンビ相手に戦うとか無理すぎるでしょ、攻略法ないよ、見つかんないって。
いや、まず、ゾンビだよね?ガチめのゾンビだよね?
……………ここはひとまず、様子見って事で逃げますかねぇ。
楓「………ちょっとキミ、抱えて走るけど、異論ないね?」
女の子?「………へ?」
?「…………ハァ、ハァ…………っ」
そんなことを考えていると、私のすぐ横を誰かが走り去る。
後ろを振り返れば、追っ手らしい複数の人が目をギラつかせながらこちらへと向かっていた。
咄嗟に、近くの物陰に隠れて身を潜めていると、どうも逃げ道を失ったのか、追いつかれた女の子が怯えた様子でジリジリと後ろへ下がっていく。
……………ん?女の子?
楓「こんな暗い中で、………て、私もか」
ため息をつきながら、どう逃げようか模索している彼女の元へ、追っ手に気付かれないように向かう。
何かに追われているんなら、助けてあげないと………性格上、とても居心地が悪い。
* * * * * *
楓「…………。なに、あれ…………」
言葉を失うってこういうことを言うのだろうか。
追いかけられて困っている女の子を救出しようと、追っ手の後ろへ行ってみると、なんというか…………変なのに追いかけられているらしい。
楓(うわぁ…………かわいそうに………)
助太刀でもするか、ちょうど木刀…………じゃなくなってるけど刀あるし。
いや、何で刀があるん?えー………なにこれ、ゲームフラグ?
楓「……………まあ、いいや」
ジャキ…ッと、刀を引き抜いて、追っ手の背中を斬り裂く。
後ろからの襲撃に驚いたのか、追っ手の気を引きつけれることに成功した私は、次から次へと襲いかかる彼らの攻撃を難なく
楓「キミ、こっちだ!!」
元々、胴着のお蔭で男には見えるだろうし、夜中と言うこともあって顔は見られないだろうけど、状況が状況な為に、倒れ込んでいる隙に彼女の腕を掴んで走る。
女の子?「え……っ、あの────」
困惑していてどういう事なのか全く理解できていないらしい彼女に「いいから早く」と言いながら逃げるも、まさかの行き止まりに辿り着く。
楓「なんだって、こんな時に………!」
女の子?「っ…う、後ろ………!」
振り返れば、先ほど斬り捨てたはずの追っ手が、身体を引きづりながら一歩………また一歩と近づいてくる。
楓「!………大丈夫。黙って、後ろに下がってて」
完全にすくみ上がってしまった彼女を落ち着かせながら、相手を観察してみるけど、思った以上に、とんでもないことに巻き込まれたらしい。
白髪の髪にギラギラと血走った赤い眼。しかも………………。
男「血を………よこせぇ」
男「うあ、ぁぁ………」
涎を垂らしまくりながら、刀を握りしめ「血をよこせ」と言いながら近づく彼らの周りで腐敗臭が漂う。
キショクワル。
どこぞのゾンビかっての。
いやだなぁ、ゲームじゃあるまいし。
ゾンビ相手に戦うとか無理すぎるでしょ、攻略法ないよ、見つかんないって。
いや、まず、ゾンビだよね?ガチめのゾンビだよね?
……………ここはひとまず、様子見って事で逃げますかねぇ。
楓「………ちょっとキミ、抱えて走るけど、異論ないね?」
女の子?「………へ?」