第弐章・存在意義
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楓「………はいはい。分かったよ、千鶴」
千鶴「アキさん、もう言わないって言ってくれますか?」
溜め息付く私に、釘を刺すようにそう言う千鶴に「もう言わないよ、まぁず………」と再び溜め息付いた。
土方「ちっ(あのやろう………無視しやがった)。
………だが、ここは男所帯だ。てめぇらは男装してもらう。いいな?」
楓「はいはい………」
私の態度がますます気に入らない土方さんは、どこかの人と重ねているらしく、ちっ、と舌打ちした。
土方「不便があれば言うといい。
その都度、可能な範囲で対処してやる」
千鶴「あ………、ありがとうございます」
楓(………ん?)
なんだか、上からじっと見られているような気配がした私は、ふぅ、と溜め息付く。
なるほどね。預かるにしても警戒は怠らねぇよってか。
新八「ま、まあ。女の子となりゃあ、手厚くもてなさんといかんよな」
平助「新八っつぁん、女の子に弱いもんなあ………。
でも、だからって掌 返すの早すぎ」
左之「いいじゃねえか。
これで屯所が華やかになると思えば、燥 ぎたくなるもんだろ」
楓「………(とはいえ、もうちっと気配を消せれないのかねぇ………)あ」
そう言うと全員が一斉に私を見る。
千鶴「?、どうしたんですか?アキさん」
楓「んー?いや、ちょっとね………」
カチャ………
私が小太刀を抜刀すると、全員の眼差しが鈍くなった。ただ、千鶴を除いては。
千鶴「!?アキさん、なにを!?」
楓「大丈夫、大丈夫。ただ………」
ドスッ
そう言うや否、私は真上めがけて小太刀を投げる。
楓「………鼠がいた気がしたから、ね」
そうにこりと笑ってから「大人しく出てきたらどうなんです?鼠さん」と土方さん達を見ながら上に向かって言っていた。
楓「私。
あなた達みたく神経質なので………私をなめないでもらえるとありがたいですね、土方副長殿?」
土方「………よく言うぜ、ガキが」
黒いオーラに一瞬ぞくりとしたのか、土方さん達は、顔に引きつった笑みをしていた。
千鶴「アキさん、もう言わないって言ってくれますか?」
溜め息付く私に、釘を刺すようにそう言う千鶴に「もう言わないよ、まぁず………」と再び溜め息付いた。
土方「ちっ(あのやろう………無視しやがった)。
………だが、ここは男所帯だ。てめぇらは男装してもらう。いいな?」
楓「はいはい………」
私の態度がますます気に入らない土方さんは、どこかの人と重ねているらしく、ちっ、と舌打ちした。
土方「不便があれば言うといい。
その都度、可能な範囲で対処してやる」
千鶴「あ………、ありがとうございます」
楓(………ん?)
なんだか、上からじっと見られているような気配がした私は、ふぅ、と溜め息付く。
なるほどね。預かるにしても警戒は怠らねぇよってか。
新八「ま、まあ。女の子となりゃあ、手厚くもてなさんといかんよな」
平助「新八っつぁん、女の子に弱いもんなあ………。
でも、だからって
左之「いいじゃねえか。
これで屯所が華やかになると思えば、
楓「………(とはいえ、もうちっと気配を消せれないのかねぇ………)あ」
そう言うと全員が一斉に私を見る。
千鶴「?、どうしたんですか?アキさん」
楓「んー?いや、ちょっとね………」
カチャ………
私が小太刀を抜刀すると、全員の眼差しが鈍くなった。ただ、千鶴を除いては。
千鶴「!?アキさん、なにを!?」
楓「大丈夫、大丈夫。ただ………」
ドスッ
そう言うや否、私は真上めがけて小太刀を投げる。
楓「………鼠がいた気がしたから、ね」
そうにこりと笑ってから「大人しく出てきたらどうなんです?鼠さん」と土方さん達を見ながら上に向かって言っていた。
楓「私。
あなた達みたく神経質なので………私をなめないでもらえるとありがたいですね、土方副長殿?」
土方「………よく言うぜ、ガキが」
黒いオーラに一瞬ぞくりとしたのか、土方さん達は、顔に引きつった笑みをしていた。