第壱話・暗闇の道
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千鶴「わ、私。誰にも言いませんから!!」
震える声で、必死に主張しようとする彼女の様子を、彼らは冷たい目で見ていた。
山南「君は敵ではないのでしょう?」
山南さんから、穏やかにそう問われた千鶴ちゃんは「もちろんです」と答える。
楓「………けど、それはさっきみたく、相手の誘導尋問に乗せられる………そう、言いたいんですよね?
山南さん?」
私がにこりと彼に笑みを向けると、「その通りです」と山南さんもにこりと笑みを返す。
千鶴「う………っ」
斉藤「話さない というのは簡単だが、コイツが新選組に義理立ちする理由もない」
山南さんや楓に次いで、斉藤さんが追い詰めていく。
もちろん、沖田さんはニヤリとおくそ微笑んでいる。
沖田「約束を破らない保証なんて無いですし、やっぱり解放するのは難しいですよねぇ。
ほら、殺しちゃいましょうよ。口封じするなら、それが一番じゃないですか」
そう言う彼は不敵に笑い、千鶴ちゃんを見据えていた。
千鶴「そんな………っ!!」
千鶴ちゃんの絶望的な表情を見た近藤さんが「お上 の民を、無闇に殺して何とする!!」と声を固くして沖田さんに怒っていた。
沖田「………今のは、ただの冗談ですから」
沖田さんは、ははっ、と笑いながら近藤さんを見るけど「………冗談に聞こえる冗談を言え」とその隣で斉藤さんが呟いていた。
千鶴「………っ、アキさん………っ」
千鶴ちゃんが隣にいる私に、どうしようと訴えるような表情をしてきた。
泣きつかれても自分でまいた種だろう。
と、言いたいのは山々なのだが、どうもこれ以上………彼女の力ではどうすることも出来ない状況に陥ってしまったらしい。
それを見て溜め息付いた私は「あんたらが知りたいのは、昨晩、何があったかなんでしょ?」と言うと、全員の表情が一気に引き締まった。
まあ、知られたくない出来事なら、確かにそうなるだろうね。
楓「………正直に言います。あいつらを斬ったのはこの俺です。
が、追いかけられたのを助けたお礼に、気絶した俺の元へ、このガキが駆け寄ってきただけらしいですから」
そこまで言うと、土方さんがとにかく不機嫌そうな顔で「てめぇ、何を知ってやがる?」と問いかけてきた。
楓「知ってるも何も、俺、未来から来たんで知らなくもないんですけど?」
三人組「「「み。未来から来たぁ!?」」」
楓「あー………やべ(汗」
………。まずい、思わず口が滑って、自分で墓穴を掘った。
震える声で、必死に主張しようとする彼女の様子を、彼らは冷たい目で見ていた。
山南「君は敵ではないのでしょう?」
山南さんから、穏やかにそう問われた千鶴ちゃんは「もちろんです」と答える。
楓「………けど、それはさっきみたく、相手の誘導尋問に乗せられる………そう、言いたいんですよね?
山南さん?」
私がにこりと彼に笑みを向けると、「その通りです」と山南さんもにこりと笑みを返す。
千鶴「う………っ」
斉藤「
山南さんや楓に次いで、斉藤さんが追い詰めていく。
もちろん、沖田さんはニヤリとおくそ微笑んでいる。
沖田「約束を破らない保証なんて無いですし、やっぱり解放するのは難しいですよねぇ。
ほら、殺しちゃいましょうよ。口封じするなら、それが一番じゃないですか」
そう言う彼は不敵に笑い、千鶴ちゃんを見据えていた。
千鶴「そんな………っ!!」
千鶴ちゃんの絶望的な表情を見た近藤さんが「お
沖田「………今のは、ただの冗談ですから」
沖田さんは、ははっ、と笑いながら近藤さんを見るけど「………冗談に聞こえる冗談を言え」とその隣で斉藤さんが呟いていた。
千鶴「………っ、アキさん………っ」
千鶴ちゃんが隣にいる私に、どうしようと訴えるような表情をしてきた。
泣きつかれても自分でまいた種だろう。
と、言いたいのは山々なのだが、どうもこれ以上………彼女の力ではどうすることも出来ない状況に陥ってしまったらしい。
それを見て溜め息付いた私は「あんたらが知りたいのは、昨晩、何があったかなんでしょ?」と言うと、全員の表情が一気に引き締まった。
まあ、知られたくない出来事なら、確かにそうなるだろうね。
楓「………正直に言います。あいつらを斬ったのはこの俺です。
が、追いかけられたのを助けたお礼に、気絶した俺の元へ、このガキが駆け寄ってきただけらしいですから」
そこまで言うと、土方さんがとにかく不機嫌そうな顔で「てめぇ、何を知ってやがる?」と問いかけてきた。
楓「知ってるも何も、俺、未来から来たんで知らなくもないんですけど?」
三人組「「「み。未来から来たぁ!?」」」
楓「あー………やべ(汗」
………。まずい、思わず口が滑って、自分で墓穴を掘った。