第壱話・暗闇の道
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そんなわけで、私達は幹部達が勢揃いしている部屋へと案内された。
ガラリと障子を開けて中に入ると、ピリピリとした視線が一気に注がれる。
そのせいで、少し怖じ気づいたのか、千鶴が私の後ろに隠れていた。
?「おはよう。昨日はよく眠れた?」
そう………開口一番に言ってきたのは、【沖田総司】。
彼女から聞いた事では、彼が怪我して意識が朦朧としている私に腹蹴りをし、気絶させた張本人らしい。
………憧れな歴史上の人物とは言え、それはさすがにお痛が良すぎる。土方さんを弄っている割には。
楓(………つーか、よくもまぁ、言えるね。そんな事)
彼女も同じ事を思っていたのか「………寝心地は、あんまり良くなかったです」と控えめにそう言っていた。
沖田「ふうん………。そうなんだ?」
千鶴ちゃんの答えに、沖田さんはニヤニヤと笑って彼女を見た。
ああ、これは絶対におもしろがっている。
沖田「さっき僕が声をかけた時には、君、全然起きてくれなかったけど?」
そう言った沖田の言葉に、愕然としたような青ざめた様子の千鶴。
そんな彼女に小声で「大丈夫、あの口調は多分、来てないと思うよ」と私は告げる。
楓「………千鶴ちゃん、気にしない方が身のため。あれって、ただからかっているだけだから」
?「………そうだ。
そいつは部屋に行っていない。嘘をつくな、総司」
そこでもう一人、既に千鶴ちゃんとは認識はあるけど、彼………【斉藤一】が、彼女を見て呆れたように溜め息を吐いた。
斉藤さんと私の供述により、自分がからかわれたのだと知った彼女は、無言で沖田さんを睨み付ける。
沖田「もう少し、君の反応を見たかったんだけどな。………一 くんも、キミもひどいよね、勝手にバラすなんてさ」
そんな事を言っている沖田さんは、目を細めながらも笑ってる。
本当に悪い人だ。やっぱりからかってたんじゃないか。ものすごく楽しそうだし。
千鶴「ひどいのは斉藤さんじゃなくて、沖田さんのほうだと思いますけど?」
楓「俺も、右に同じです」
一応、男装しているわけだから、男口調になっていないといけないかもしれないので、そう物静かに言った。
そんな中、彼らと彼女のやり取りを見て、私は少しばかり自分が落ち着いているのに驚いていた。
けど、この状況下で、痺れを切らしている人もいたわけで。
?「………無駄口ばかり叩くんじゃねぇ!!」
そう彼が言うと、突如、静寂に包まれる広間。
昨夜(これも千鶴ちゃんからの情報だけど)、彼らから副長と呼ばれていた男・【土方歳三】がひどくご立腹のようだ。
さっすが土方さん。殺気のオーラ半端ねぇー。
土方「………ったく」
呆れ返った声が聞こえると、沖田は肩をすくめて口をつぐんだ。
といっても、表情はまだ、あの胡散臭い笑みを浮かべたままだけど。
ガラリと障子を開けて中に入ると、ピリピリとした視線が一気に注がれる。
そのせいで、少し怖じ気づいたのか、千鶴が私の後ろに隠れていた。
?「おはよう。昨日はよく眠れた?」
そう………開口一番に言ってきたのは、【沖田総司】。
彼女から聞いた事では、彼が怪我して意識が朦朧としている私に腹蹴りをし、気絶させた張本人らしい。
………憧れな歴史上の人物とは言え、それはさすがにお痛が良すぎる。土方さんを弄っている割には。
楓(………つーか、よくもまぁ、言えるね。そんな事)
彼女も同じ事を思っていたのか「………寝心地は、あんまり良くなかったです」と控えめにそう言っていた。
沖田「ふうん………。そうなんだ?」
千鶴ちゃんの答えに、沖田さんはニヤニヤと笑って彼女を見た。
ああ、これは絶対におもしろがっている。
沖田「さっき僕が声をかけた時には、君、全然起きてくれなかったけど?」
そう言った沖田の言葉に、愕然としたような青ざめた様子の千鶴。
そんな彼女に小声で「大丈夫、あの口調は多分、来てないと思うよ」と私は告げる。
楓「………千鶴ちゃん、気にしない方が身のため。あれって、ただからかっているだけだから」
?「………そうだ。
そいつは部屋に行っていない。嘘をつくな、総司」
そこでもう一人、既に千鶴ちゃんとは認識はあるけど、彼………【斉藤一】が、彼女を見て呆れたように溜め息を吐いた。
斉藤さんと私の供述により、自分がからかわれたのだと知った彼女は、無言で沖田さんを睨み付ける。
沖田「もう少し、君の反応を見たかったんだけどな。………
そんな事を言っている沖田さんは、目を細めながらも笑ってる。
本当に悪い人だ。やっぱりからかってたんじゃないか。ものすごく楽しそうだし。
千鶴「ひどいのは斉藤さんじゃなくて、沖田さんのほうだと思いますけど?」
楓「俺も、右に同じです」
一応、男装しているわけだから、男口調になっていないといけないかもしれないので、そう物静かに言った。
そんな中、彼らと彼女のやり取りを見て、私は少しばかり自分が落ち着いているのに驚いていた。
けど、この状況下で、痺れを切らしている人もいたわけで。
?「………無駄口ばかり叩くんじゃねぇ!!」
そう彼が言うと、突如、静寂に包まれる広間。
昨夜(これも千鶴ちゃんからの情報だけど)、彼らから副長と呼ばれていた男・【土方歳三】がひどくご立腹のようだ。
さっすが土方さん。殺気のオーラ半端ねぇー。
土方「………ったく」
呆れ返った声が聞こえると、沖田は肩をすくめて口をつぐんだ。
といっても、表情はまだ、あの胡散臭い笑みを浮かべたままだけど。